現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、福岡県在住70歳男性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール
回答者本人:70歳男性同居家族構成:本人、妻(65歳)、娘(年齢回答なし)
居住地:福岡県
リタイア前の雇用形態:公務員
リタイア前の年収:1000万円
現在の貯蓄額:預貯金750万円、リスク資産150万円
現役時代に加入していた公的年金の種類と加入年数:国家公務員共済組合38年
現在受給している年金額(月額)
老齢基礎年金(国民年金):7万円老齢厚生年金(厚生年金):22万円
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):なし
配偶者の年金や収入:老齢基礎年金70万円(年額)
「妻と合わせればそれなりの金額」
現在の年金額に満足しているかについて「どちらでもない」と回答した今回の投稿者。その理由として「妻の老齢基礎年金と合わせれば、それなりの金額だと思います」と語っています。
ひと月の支出は約「25万円」。年金で「毎月賄えている」と回答されています。
「ドラッグストアで週4日ほど商品の陳列作業」
「今のところ、年金の範囲で生活しています」という投稿者。「コロナ禍もありましたが、買い物の回数を減らすことが節約につながると分かりました。買い物はチラシを見比べて近所で最安の店で買うようにしています」と家計管理を工夫しているとのこと。
また、年金以外の収入については「ドラッグストアで週に4日ほど。7時半から3時間、商品の陳列作業をするパート勤務。時給は安く収入は年50万円ほど」とコメントされています。
「パートの勤務がいまのところ社会との唯一の接点」
現役時代にもっとこうしておけばよかったことがあるか、との問いには、「国家公務員の勤務で単身赴任が長かったことや、娘の新幹線通学や学費などで出費がかさみ、貯金が少なかったことを後悔しています」と回答。さらに「また40歳頃マンションを購入しましたが、住環境や交通の便の良い少し高い物件にしたのでその支払いもかさみました」と併せて説明されています。
また転勤が多かったことで「近所付き合いがありません」とのこと。そのため「パートの勤務が今のところ社会との唯一の接点。もう数年は続けたいと思ってます」とコメントされています。
今後は「高齢者が増えるので、年金の範囲で介護施設に入れるかどうか心配しています」と不安を口にされていました。
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