現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、神奈川県在住75歳男性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール
回答者本人:75歳男性同居家族構成:本人のみ
居住地:神奈川県
リタイア前の雇用形態:正社員
リタイア前の年収:350万円
現在の貯蓄額:預貯金約2400万円、リスク資産なし
現役時代に加入していた公的年金の種類と加入年数:厚生年金52年
現在受給している年金額(月額)
老齢基礎年金(国民年金):6万7000円老齢厚生年金(厚生年金):13万1000円
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):なし
配偶者の年金や収入:なし
「毎月足りない。年金だけで生活できるのが理想と考えていた」
現在の年金額について「満足していない」と回答した今回の投稿者。その理由として「年金だけで生活ができるのが理想と考えていた」と語っています。
ひと月の支出は約「24万円」。年金だけでは「毎月足りない」と回答されています。
「74歳で3回入院手術があり健康な体でいつまでいられるか」
年金で足りない支出については「給与収入で補填」しているという投稿者。具体的には「契約社員として現役時代とほぼ同じ業務」を「週4日勤務」で続けていると言います。
一方で「74歳で3回入院手術があり健康な体でいつまでいられるかが心配」とのこと。健康面で今後も同じように働き続けられるか不安がある様子がうかがえます。
「完全リタイアすると楽しみも喜びも感じられない」
「現在は年金以外の収入があり生活が守られていますが、完全リタイアすると先行きがよくわからないので楽しみも喜びも感じられない」とコメントする投稿者。なるべく長く働けるよう、日々の暮らしの中で「光熱費の節約、外食をなるだけしない、健康体を維持する」ことを心がけていると言います。
なお、現役時代にもっとこうしておけばよかったことがあるか、との問いには、「まだ現役ですが」と補足をした上で、「50歳台での退職で得た退職金の一部を保険会社に投資していますが今になると全額投資していてもよかったと考えている」と蓄えや備えに関する項目を挙げられていました。
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