現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、福岡県在住69歳男性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール
回答者本人:69歳男性同居家族構成:本人、妻(58歳)
居住地:福岡県
リタイア前の雇用形態:正社員
リタイア前の年収:600万円
現在の貯蓄額:預貯金約2000万円、リスク資産約200万円
現役時代に加入していた公的年金の種類と加入年数:国民年金5年、厚生年金22年
現在受給している年金額(月額)
老齢基礎年金(国民年金):6万円老齢厚生年金(厚生年金):9万円
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):なし
配偶者の年金や収入:なし
「手術を2回して働くことが不可能になった」
現在の年金額について「満足していない」と回答した今回の投稿者。その理由として「70歳を過ぎても働くつもりでいたが、脊柱管の手術を2回して働くことが不可能になった。この年金では、贅沢はできない」と語っています。
ひと月の支出は約「15万円」。年金だけだと「賄えない月が1~2カ月ほどある」と回答されています。
「欲しいものはメルカリなどで不用品を処分したお金で賄っている」
年金で足りない支出については「貯蓄から必要な額を補填」しているとのこと。年金生活での支出を抑えるために「欲しいものや、やりたいことに必要なお金は、メルカリなどで不用品を処分することでまかなっている」と、フリマアプリを活用しているそう。
「20年以上の年金生活がまかなえるか不安」
現役時代にもっとこうしておけばよかったことがあるか、との問いに、「若い頃は年金のことなど全く考えてなく、実際に働き始めたのが28くらいだった。やはり、早く定職につくべきだった」と答える投稿者。年金生活の不安についても「インフレが進み、必死に働いた資産が目減りしていくようになると、今後20年以上の年金生活がまかなえるか不安である」と吐露。
それでも年金生活は悪い事ばかりではなく「やりたいことや楽しむことが多すぎて毎日があっという間に過ぎていく。孫も週一のペースで遊びに来るので日々けっこう忙しい」と充実している様子もうかがえました。
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