現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、岡山県在住66歳女性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール
回答者本人:66歳女性家族構成:本人のみ
居住地:岡山県
リタイア前の雇用形態:正社員
リタイア前の年収:450万円
現在の貯蓄額:預貯金約60万円、リスク資産なし
現役時代に加入していた公的年金の種類と加入年数:不明
現在受給している年金額(月額)
老齢基礎年金(国民年金):6万4000円老齢厚生年金(厚生年金):10万1000円
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):なし
「働かないとやっていけない」
現在の年金額について「満足していない」と回答した今回の投稿者。その理由として「5年前水害に遭い中古の家を購入したこともあり貯金がなくなった。その後も家の改修や車のローンなどもあり働かないとやっていけない」と予想外の出費があったことを語っています。
ひと月の支出は約「25万円」。年金だけでは「ほとんどの月で足りない」と回答されています。
「施設の看護師としてフルタイムで手取りが18万円ほど」
年金で足りないところは「働いている収入で賄っている」と回答。内容は「施設の看護師としてフルタイムでの仕事で給料は手取りが18万円ほど」と現役時代の資格を生かし仕事を続けているとのことです。
一方で支出についても、「お風呂は沸かし直して3日入る。ご飯はまとめて炊いて1食分ずつ冷凍。冬場は電気代の安いマット式の暖房器具などを購入してハーフ毛布を掛けて寒さをしのぐ。電気のコンセントをその都度抜いて待機電力を使わない。100円市場で野菜を買い保存がきく料理を作りおき。必ず弁当とお茶や水を持っていき買わない。コンビニには入らない。外食しない。チラシを見て安い時しか買い物に行かない。野菜はプランターで作って使っている」とかなり節約をして過ごしていると言います。
「災害に遭ったり自分ががんになることを想定していなかった」
現役時代にもっとこうしておけばよかったことがあるか、との問いには「災害に遭ったり自分ががんになることを全く想定していなかったのでもっと貯金をしておくべきだった」と回答された投稿者。今の年金生活についても「今後も災害や大病を患ったときどうなるのか不安。年金があまりにも少ない」と不安をのぞかせます。
それでも年金生活になってからは「苦手な人との付き合いをしなくて済むようになった」と良い点も挙げられてました。
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