ここではAll Aboutが継続的に募集している「積立投資の実体験エピソード」から、ほかの方が積立投資にどのように取り組まれているのかを紹介。
シミュレーションでは分からないリアルな積立実践エピソードから、ご自身の投資のヒントを見つけ出してください。
54歳・資産8000万円女性の積立投資の取り組みと運用成績は?
今回は東京都に住む54歳女性の資産運用エピソードを見ていきます。■家族構成
夫と2人暮らし
■金融資産
世帯年収:本人なし、配偶者1000万円
世帯金融資産:現預金8000万円、リスク資産なし
■積立投資実績(※商品名の詳細が不明なものも原文ママ記載)
・フィディリティ(運用会社)米国株式/確定拠出年金
・日経平均225/確定拠出年金
・定期預金/確定拠出年金
上記すべて2008年1月より2022年4月まで
2008年から2022年まで配偶者の給与から確定拠出年金で運用を行ったという投稿者。
拠出額は「事業主と加入者(本人)を合わせて、月額2万5409円」だったそうで、「上記金融商品に拠出していて、2018年の10年経ち損失が出たので定期預金に移管しました。米国オバマ政権の8年間は10万円を超える赤字でした。トランプ政権になり、その10万円の赤字がゼロになり、定期預金に移管した記憶があります」と14年間運用し、良い結果にならなかったとのこと。
その後、ご主人が60歳になった時に確定拠出年金をやめたそうです。「運用期間は2008年1月より2022年4月までです。拠出金は262万786円、給付金は263万5995円。評価損益は1万5209円です」とコメントされています。
54歳・資産8000万円女性が考える積立投資の鉄則とは?
「あまり思い出したくありません(笑)が、参考になればと、書きます」と当時のエピソードをさらに説明してくださった投稿者。「2008年から夫の勤務先で401k(※確定拠出年金)が導入されました。最初は、銀行や証券会社に行かなくても給料から天引きされると喜んで、色々な商品に10%ずつ、拠出金を振り分けました。が、最初からPCの画面が真っ赤っかでショックを受けました」と波乱のスタートだったそう。
「すぐに預け替えをしたり、移管したり、割合をいじったりメチャクチャでした。前述しましたが、2008年から2022年の間にはリーマンショックがありました。米国大統領選もありました。東日本大震災もありました。そして2013年からアベノミクスもありました。一時期ドル円が125円/1ドルにもなりました。自分が投資先をいじくらなかったら、とは思いますが、オバマ政権の間は米国のマーケットはかなり悪かったです。トランプ政権となり赤字が消えたものの投資は懲り懲りと思い、定期預金に預け替えをしました。運用益は1万5209円ですが、赤字ではないし、一部の積立なので、良しとしています」と耐える難しさを振り返られていました。
最後に、これから積み立てでの運用を始める人に対しては、「失敗したので書きます。これからの人へ。自分は、毎日毎日ルールのように、確定拠出年金の画面をチェックしました。それはダメでした。年に一度でいいと思います。マーケットの局面が変わると一時的にマイナスになりますが、下がったものは上がるし上がったら下がります。そのくらい『なくても困らない』『忘れておける』金額を積立投資するべきです。マイナスを取り戻すことは、使命のように言われますが、ほっておいたら戻ります。積立投資は、基本、継続すべきです」とアドバイスされていました。
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