ここではAll Aboutが9月から募集している「資産運用の成功体験エピソード」から、ほかの方が資産運用にどのように取り組まれているのかを紹介。
他者の資産運用エピソードを通して、ご自身の運用方針を決めたり顧みるきっかけになると幸いです。
55歳・資産1億5000万円男性の資産運用のきっかけと取り組み方
今回は奈良県に住む55歳男性の資産運用エピソードを見ていきます。■家族構成
妻と二人暮らし
■金融資産
世帯年収:本人0円、配偶者100万円
世帯金融資産:現預金6000万円、リスク資産9000万円
■リスク資産の内訳
日本株:50万円
投資信託:8950万円
投資を始めたのは40歳の頃だという今回の投稿者。
「会社で持株会に入ったことで資産運用に興味を持ちました。当時日経平均がIPOブームなどで1万8000円台まで上がっていたこともあり、自社株以外も購入しようと考えました」とのこと。
始めた当時は「特に目標を決めていなかったのですが、インカムゲインとキャピタルゲインで小遣い程度になれば」と考えていたそう。
けれども「当初は現物株を数社持っていたのですが、始めた一年程度でサブプライムローンショックとリーマンショックで200万円くらい損失が出ました。ここで辞めたら後悔すると考え、しっかり勉強しようと考えるようになりました」とコメント。
55歳・資産1億5000万円男性の具体的な資産運用の実践方法は?
ではどのように運用を実践していったのでしょうか。いただいた情報を抜粋すると、・ノーロードで信託報酬の安いインデックスファンドの投資がもっとも効率が良いという話に興味を持つ
・日経平均と先進国株式のインデックスファンドへの投資を開始
・REITや新興国株式も加えて株価が安い時期に買い増しをしながら今に至る
「IPOでソフトバンク株を45万円購入しましたが、それ以外はすべてインデックスファンドのみを保有してます。インデックスファンドを今までに6000万円ほど購入して現在は3000万円くらいの利益が出ています」とのこと。
また「私の投資ルールは『安い時まで待て』です。投資信託を購入するタイミングは騰落レシオやPER、PBRを見ながら安値と思われるときに買っています。最終的にはその時の気分ですが、日経平均の場合、騰落レシオが80以下、PER15以下、PBR1.2以下を目途にしてます」と答えられています。
55歳・資産1億5000万円男性が投資で大切にしていることとは?
投資信託に切り替えてから運用がうまくいくようになったという投稿者。「アベノミクス以降は順調に資産が増えたので、役職定年がある55歳を目標に早期退職を考えるようになり今年、予定通り早期退職しました。今は趣味であった小説を書きながら、いずれ本を出すことを目標に生活してます」と語ります。
また「インデックス投資の一番のメリットは『倒産しない』ことではないでしょうか? 個別株では株価が下がると何か悪い情報が出てくるのではと心配して売ってしまうことがありましたが、インデックスファンドに切り替えてからは株価が下がるとワクワクするようになりました」との記載も。
最後に「資産運用に正解はないと思いますが、たった一つだけアドバイスするとすれば『継続すること』だと思います。そのためには余裕資金だけで投資する。使い道が決まっているお金には絶対に手を出さないことでしょう」とコメントされています。
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※特定銘柄について、投資の勧誘を目的としたものではございません。資産運用、投資はリスクを伴います。投資に関する最終判断は、御自身の責任でお願いします