ここではAll Aboutが9月から募集している「資産運用の成功体験エピソード」から、ほかの方が資産運用にどのように取り組まれているのかを紹介。
他者の資産運用エピソードを通して、ご自身の運用方針を決めたり顧みるきっかけになると幸いです。
仕事や健康に不安がある52歳女性の資産運用のきっかけと取り組み方
今回は栃木県に住む52歳女性の資産運用エピソードを見ていきます。■家族構成
独身
■金融資産
世帯年収:450万円
世帯金融資産:現預金1100万円、リスク資産500万円(別途マンション所有)
■リスク資産の内訳
日本株:30万円
投資信託:270万円
変額保険等:200万円
不動産投資:1500万円
副収入を得るために投資を始めたという今回の投稿者。
「仕事(研究開発職)が任期付きで不安定なので、副業として資産運用を考えました。老後も年金だけでは余裕のある生活ができないと考え、また一人暮らしでもあり、健康上の不安もあり、いつまでフルタイムで働き続けられるか分からないので、本業以外の収入として資産運用を考えました」とのこと。
そのため「今後の生活の上で経済的な不安がなくなることが目標ですが、具体的な金額などは特に決めませんでした。なぜなら仕事の収入や健康状態によって必要となる金額が変わってくるからです」と語ります。
52歳・資産1600万円独身女性の具体的な資産運用の実践方法は?
ではどのように運用を実践しているのでしょうか。いただいた情報を抜粋すると、・不動産投資として、首都圏のマンションを中心に区分マンションを5戸購入
・うち2戸を今年売却し残り3戸は引き続き保有
・投資信託は毎月の積み立てで、日本株は知人や雑誌のおすすめを参考に買い付け
・預貯金を資金としてIPO(新規公開株)の抽選に応募している
とのこと。
区分マンションについては「毎月の家賃からローンや管理費・修繕積立金を差し引いたインカムゲインを得ています。2戸、今年になって売却したことで400万円弱のキャピタルゲインを得ることができました」とコメント。
またIPOについては、「IPOでは、今までに1年に1回ぐらいのペースで当選し、初値で売却することによって100万円近くのリターンが得られています。合計で500万円以上の利益が得られており、普通に銀行に貯金していては得られない金額を得ることができました」と成果がでているそうです。
仕事や健康に不安がある52歳女性が思う投資の良かった点や後悔している点は?
不動産投資やIPOでうまくいっているという今回の投稿者。それでも失敗はあるといいます。「無理をしてしまったのは区分マンションの5戸めを購入したときです。健康状態が良くなく、仕事を休職してしまったときに購入したのは少し無理があったように思います。最終的にプラスになればいいのですが4戸でも良かったかもしれません」と回答。
また「IPOの抽選に応募するときは、評価がC以上の株を選んでいました。しかし一度、初値が公募割れ(購入した金額よりも低くなる)してしまったことがあり、よく確認すると評価がCからDに引き下げられていました。公募割れしたことにより2万円ぐらいの損失がでてしまいました」。そのため「今はCでも公募割れしそうな株は応募しないように意識しています」とのこと。
それでも投資を始めたことで「精神的にも余裕ができ、将来に対する不安も少しは解消されました」という投稿者。「今後も投資を続けることによって、将来の不安を少しでも払拭できる自信のようなものが生まれています」とコメントされています。
※資産運用の成功体験に取り上げてほしいエピソードがある人はこちらから応募をお願いいたします。
※本文カッコ内の回答者コメントは原文に準拠しています
※エピソードは投稿者の当時のものです。現在とはサービスや金額などの情報が異なることがございます
※投稿エピソードのため、内容の正確性を保証するものではございません
※特定銘柄について、投資の勧誘を目的としたものではございません。資産運用、投資はリスクを伴います。投資に関する最終判断は、御自身の責任でお願いします