ここではAll Aboutが9月から募集している「資産運用の成功体験エピソード」から、ほかの方が資産運用にどのように取り組まれているのかを紹介。
他者の資産運用エピソードを通して、ご自身の運用方針を決めたり顧みたりするきっかけになると幸いです。
年金の繰り下げ受給を想定している60歳女性の資産運用のきっかけと取り組み方
今回は、埼玉県に住む60歳女性の資産運用エピソードを見ていきます。■家族構成
独身
■金融資産
世帯年収:0円
世帯金融資産:現預金1700万円、リスク資産2000万円
■リスク資産の内訳
日本株:約400万円
投資信託:約450万円
社債:約1000万円
金積立:約110万円
70歳以降に年金の受け取りができるよう計画してきたという今回の投稿者。
現役時代は「金融機関に最初勤務して」おり、また「両親も不動産や株に投資しながら質素倹約し、たまに海外旅行をしていたので小さい頃から自然と影響を受けていたと思う」とのことで元々金融リテラシーが高かった様子。
「働いている間はマンション購入とローン完済を目標にした。60歳で退職後は年金の受け取りを70~75歳にするよう計画的に」支出を調整してきたそうです。
60歳・資産3700万円独身女性の具体的な資産運用の実践方法は?
ではどのように運用を実践していったのでしょうか。いただいた情報を抜粋すると、・金融機関勤務の頃に自社株、公社債投信からスタート
・金融機関退職後に株も数社購入
・その後、アメリカ国債を購入してマンション購入の頭金にした
・ローン返済後はインデックス投信を中心に、社債や高配当株、金の積立を継続
とのこと。
「積立は金のみなので、来月から縮小し、新NISAでS&P500の積立を開始する予定です。積立は3万円程度。今ある投資信託4本は基準額が下がったら買い増し」を想定。
また定年を迎えたことで「振れ幅の大きな投資は(利益)確定し、今は日本円キャッシュに移行している。今年は数社を利益確定したので、下がったら高配当株を新NISAで買う予定。社債は来年度に償還するので金利が上がるか、円高になればアメリカ国債を買いたい」とコメントされています。
年金の繰り下げ受給を想定している60歳女性の今後の方針は?
定年後も金融情報の取得に余念のない投稿者。「毎朝、モーニングサテライト(テレビ東京系)を流している。雑誌のプレジデントを定期購入。野村證券のアプリやZoomのセミナーに参加。YouTubeやAmazon、本屋で気になるものを見ている」。ただ「毎日株価や基準価格をチェックしていると、利益確定を早めたくなるので、野村證券の新しいアプリでアラーム設定してなるべく見ないようにしながら、金利変更などの重要事項はよくチェックし、専門家の意見を研究している」とのこと。
一方で、「勤めていたときは積立投資で先取りして、残りを生活費などに充てるようにしていた。ボーナスで海外旅行、お昼はお弁当、服飾はバーゲンで買うようにしていた。働いていたときに積立投資額のほうが残りの生活費より高い時期があり」少し頑張りすぎていたと語ります。
そのため、「今は働いていたときより、贅沢な食事や欲しいモノや必要なモノは買っている。年間の生活費の予定額の範囲内なら贅沢したり使うように」考えを変えるようになったと言います。
最後に「今月、20年ぶりに利益確定したものがあり、株や金、為替は忍耐だとつくづく思いました」とコメントされています。
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