ここではAll About編集部が9月から募集している「家計改善の成功体験エピソード」から、家計改善に取り組むきっかけとなった出来事やその過程を紹介。
いろいろな方の家計改善エピソードを通して、ご自身の家計を振り返る参考になると幸いです。
財布は別管理の40代共働き夫婦が家計改善に取り組んだ理由
今回は宮城県に住む47歳女性の家計改善エピソードを見ていきます。■金融資産
世帯年収:本人300万円、配偶者900万円
世帯金融資産:現預金2000万円、リスク資産400万円
■月の支出
住居費:7万円
食費:6万円
家事生活費:2万5000円
水道光熱費:1万5000円
通信費:2万円
子の教育費:3万5000円
趣味教養娯楽費:5000円/趣味の映画を夫婦で観に行く
小遣い:-
保険料:6万円
投資額:10万円
その他の支出:香典、自動車保険
■家計改善のきっかけと目標
きっかけ……夫婦別財布で支出を把握できていないことに気づいたこと
目標……老後のお金を貯めること(金額等は不明)
共働きが増えた現代では財布を別々に管理しているご夫婦も多いはず。
今回の投稿者もそんなご家庭のひとつ。ただ別々に管理していた結果「夫婦の財布を別管理していて全体の収支や貯蓄ペースが良くわからなかった」と言います。
「毎月一定額の先取り貯金をしていたがそれ以外は収支をきちんと把握しないまま浪費を重ねて」しまうことが多くなり、不安が募っていったそう。
「そろそろ老後資金を真剣に考えなければならない」と感じ家計改善に取り組んだとのことです。
節約や生活の工夫などリアルな家計改善の方法は?
具体的にどのような家計改善を行ったのでしょうか。いただいた情報を箇条書きにしてみると、・1週間の食費を1万円以内にする
・光熱費、ガソリン価格が高騰しているので前年比1割を削減
・iDeCo、つみたてNISAの枠は毎月限度額をインデックス型の投資信託に充て使い切る
・ポイ活のポイント運用を利用し可処分所得を増やす
・食費削減のため業務スーパーや近所のドラッグストアを活用
・電気代削減のため極力家族と同じ空間で過ごす
・ガソリンは近所の最安値を調べて、かつスマホ決済のキャンペーンを調べ一番お得なスタンドで入れる
などを挙げられていました。
お金の情報については「YouTubeのAll Aboutのセミナーを視聴」したり、ポイ活を特集した雑誌やテレビの情報番組などを参考にしたりしたとのこと。
家計改善に取り組んだ結果「必要ない物を買うことが減った」、必要な買い物についても事前にリサーチをする習慣がついたため「後悔する頻度が減った」とのことです。
またご本人だけでなく家族全体で家計を考えられるようになったそうで「家族の節約への意識が少しだけ高まった。家族みんなの金融リテラシーが高まった」とコメントされています。
財布は別管理の40代共働き夫婦の今後の家計目標は?
いっぽうで家計管理に真剣に取り組むがあまり、「私はそもそも物欲が無いので、家族の物欲に対して寛容になれず無駄遣いに思えて」しまうことが多かったそうで「当初は特に夫との温度差が大きく夫の消費行動に意見してよくケンカになった」と語ります。そのため今では、「節約については家族に気持ちよく協力してもらえるよう、家族みんなで楽しみにできる目標を決めて、あまりストイックにならずゲーム感覚で楽しみながらぼちぼちやっていきたい」との考えに至ったそう。
「自分の考えを押し付けないことを肝に銘じている」と最後にコメントされていました。
※カッコ内の回答者コメントは原文ママです
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