ここではAll About編集部が8月22日~9月5日に実施した「人生で最も良かった買い物・後悔している買い物」に関するアンケートから、金融資産1000万円以上の方たちのリアルな失敗エピソードを紹介。購入を決断する際の参考にしてみてください。
バブル崩壊で予定が狂った社宅貸しマンション
今回は、東京都に住む、72歳男性の「人生でもっとも後悔している買い物」についてのエピソードを見ていきます。■アンケート情報
世帯年収:本人と妻で約300万円(年金)
世帯金融資産:現預金2000万円、リスク資産1000万円
節約や貯蓄の工夫:「普段はケチケチ節約。使うときは一気に(海外旅行などに)」
■最も後悔している買い物
買った物:マンション(中古)
購入金額:約6000万円
購入時期:30代後半
今回の投稿者は70代男性。「いわゆるバブル時期の一番高い時期に購入」した中古マンションで痛い目を見たとのこと。
もともとは「転勤のため、ある会社の社宅として貸していた」のですが、「バブルが弾け会社が福利厚生費を見直し、社宅制度を維持できなくなり契約解除、仕方なく売却を検討」することになってしまったそう。
「マンションと駅の間にも新しいマンションがいくつも出来、借り手がなかなか現れず、空き家としての維持費もままならず、やっぱり手放すこととなりました。(その時は、中古の一軒家を所持していた為)」
売却のタイミングも悪く価格は買値の3分の1に
「売値は、購入時の1/3以下」とかなり低い金額だったそうで「売却値段がもの凄く低く、もしそのまま維持できていたら、もう少し高く売れたかもしれないと考えて居る」と後悔を滲ませます。「それでも売れたから良かったと、妻は言っていました。住居は結果的に3軒購入しましたが、全購入金額(1億5000万円以上)が今手元にあれば、豪邸を購入し住んでいることになりますがね」
その当時に知っておきたかったことに関しては「こればかりは、数年後の売却価格などは解らないから、どうしようもない事で、未来の情報なんて無いですよね」と当時を振り返られコメントされています。
※カッコ内の回答者コメントは原文ママです
※エピソードは投稿者の購入当時のものです。現在とサービスや金額などの情報が異なることがございます
※投稿エピソードのため、内容の正確性を保証するものではございません