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ニットの捨て時は? 春の衣替え時に実践したい「ニットの整理」と「捨てるか残すか」の見極め方

春の衣替えの季節。このタイミングを逃さずに、冬のニットを「捨てるか残すか」見極めて、クローゼットを整理しましょう。

横瀬 真知子

執筆者:横瀬 真知子

レディースファッションガイド

春の衣替えで「ニットの整理」をするメリットと捨てる判断基準

かさばるニットは春の衣替えのタイミングで断捨離を検討するのもおすすめです

かさばるニットは春の衣替えのタイミングで整理をしてみて

暖かくなり春の衣替えをする時に、あわせて取り入れてほしいのが「ニットの整理」。

冬物の中でも毛玉などができて傷みやすく、収納時も場所を取りがちなニット。この時期に一度点検し、来年も必要かどうかを判断しましょう。春にニットの整理をすることのメリットや捨てる判断基準もご紹介します。
<目次>

【メリット1】クローゼットにスペースができる

洋服の中でもボリュームのあるニットは、クローゼット内でかさばりやすい存在。手持ちのニットをすべて保管、ということを数年間繰り返すと、かなりの場所を取ってしまいます。

このタイミングでもう着ないニットを処分しておくと、年間を通してクローゼットや収納スペースに余裕が生まれます。

【メリット2】捨てる・捨てないの判断がしやすい

一枚ずつ手洗いする際に、ニットの状態を見極めて判断するのがおすすめです

一枚ずつ手洗いする際に、ニットの状態を見極めて判断するのがおすすめです

シーズンオフになったニットは、収納する前に洗ったり、クリーニングに出したりなどのケアが必要です。洗濯機で洗えるニットも増えていますが、やはり手洗いが必要なものも多いですよね。

ケアをする前に手持ちのニットの状態をチェックし、「手間や費用をかけてでも来年着たいかどうか」を考えると、決断しやすくなります。

【メリット3】自分の好みを把握すると、ムダ買いを防げる

愛用したニット、処分したニットの特徴をメモしておくと来シーズンに役立ちます

愛用したニット、処分したニットの特徴をメモしておくと来シーズン役立ちます

季節が変わってしまうと「前のシーズンに何をどれだけ着ていたか」は意外と忘れてしまうものです。

「型崩れが気になった」「着心地がよくなかった」など、何か満足のいかないポイントがあって、着なかったのかもしれません。記憶が新しいうちに、ニットの着心地や着た回数について振り返りをして、来シーズンのためにメモを残しておくのがおすすめです。

「よく着たニットは3枚」「ベージュと黒があれば十分」「アクリル製のニットは毛玉が気になるので今後は避けよう」など、よく着たニットや処分したニットの特徴を把握しておくと、次からはムダ買いを防げます。

ニットの寿命はどれくらい!? 見極めたいポイントは

毛玉だらけになってしまうと、着古した感じが出てしまうことも

毛玉だらけになってしまうと、着古した感じに

ニットの寿命は素材やシルエットによって大きく変わるため、一概には言えませんが、次に挙げたポイントに多く当てはまる場合は、ニットの寿命が来ているかも。衣替えのタイミングで処分を検討しましょう。

・縮んだ、または伸びてしまったなどサイズが合わない
・チクチクするなど着心地がよくない
・顔映りがよくない
・袖口や首元の擦れなど汚れが落ちない
・着倒してくたびれてしまった
・着ていて気分が上がらない
・あちこちに毛玉ができてしまった

ニットのケアは「毛玉取り」だけでOK?

ニットで気になるポイントとして「毛玉」を挙げる人も多いのではないでしょうか。「毛玉を取れば来年もOK」と考えている人もいるかもしれません。

毛玉は、摩擦を受けることで繊維の先端が毛羽状になり、束になり絡み合って発生する、という仕組みです。そのため、腕を動かすたびに擦れる脇の下や袖口、身頃などに多くできやすいのです。

ニットのケアとして毛玉を取ると、一見きれいになったように見えますが、繰り返すと生地が薄くなり、暖かさが半減したり、生地が伸びてしまったりする場合もあるため注意が必要です。

ぜひこのタイミングで、お手持ちのニットを確認してみてくださいね。
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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