8種類の番茶を手軽に楽しめる新シリーズ
中川政七商店「日本の暮らしの定番茶 番茶」シリーズの通年販売分4種。左から「深く濃い 天日干し番茶」、「すっきり爽やか 青柳番茶」、「雑穀と薪火の香り 茶の木番茶」、「やさしい甘み ほうじ番茶」各3包入り、324円(税込)。
熱いお茶も冷茶も簡単に作れて失敗なし
1つのパッケージにティーバッグが3袋で価格は324円(税込)~。ティーバッグ1つで、約500ml淹れられます。しかも、淹れ方は本当に簡単。ティーバッグですから、カップに入れてお湯を注ぐだけなのですが、ずーっとお湯に浸したままでも、渋味や苦味が出ません。だから、保温ボトルなどにティーバッグを容量に合わせて入れて、お湯を注いで、そのまま持ち出せば、ずっとおいしいお茶が飲めるのです。 もちろん、水出しもできます。冷茶用のサーバーやコーヒーサーバーなどに1Lの水と、ティーバッグを2つ入れて、そのまま冷蔵庫に一晩入れておけば、朝にはおいしい冷茶ができ上がります。常温で放置すれば、もう少し早くでき上がりますが、個人的には、甘味も出るし、しっかりと風味が立つので、冷蔵庫で長時間抽出する方が好きです。さらに好みで言えば、1Lにティーバッグ3つくらいの濃さが好きですが、それは、筆者が濃いめのお茶が好きだからなので、お好みで調整してください。水出しは、お湯よりさらに渋味が出にくく、甘味がより出るので、時間がある場合は、こちらがおすすめ。もちろん、水出ししたお茶を電子レンジなどで温めて飲むのもおいしいです。
好みに合わせて選べるバリエーション豊富な茶葉
「日本の暮らしの定番茶 番茶」の現在のラインアップは全部で8種類。通年販売される「すっきり爽やか 青柳番茶」「やさしい甘み ほうじ番茶」「深く濃い天日干し 番茶」「雑穀と薪火の香り 茶の木番茶」と、春季限定の「清らかな味わい 春摘み番茶」「華やかな味わい エルダー番茶」「スパイシーな香り 月桃番茶」、奈良限定の「奈良 やまとみどりほうじ番茶」(※)。さらにそれらを、ティーバッグ3つ入りの「番茶 小袋」、15個入り「番茶 大袋」、ティーバッグ3つ入りを4種類パッケージングした「番茶くらべ」という形で販売。まずは、いろいろ試した後、自分なりの定番茶を見つけられるラインアップになっています。 個人的な好みでは、番茶はスモーキーで香ばしく、甘みがあるタイプが好きなので、この中では、「ほうじ番茶」「天日干し番茶」を定番にしたいと思いましたが、春季限定の「春摘み番茶」の、軽めの焙煎から香る緑茶の風味が冷茶にした時に心地よくて、こういう感じも、たまには良いなと感じました。同じく春季限定のエルダーの花をブレンドした「エルダー番茶」、沖縄のハーブである月桃をブレンドした「月桃番茶」は、それぞれ独特の香りとフルーティーな甘味が特長ですが、個人的にはフレーバーティーはあまり得意ではないので、どの程度のレベルのお茶かは判断できませんでした。奈良限定の「奈良 やまとみどりほうじ番茶」はとても優しくおいしいので、奈良限定なのが残念と思ってしまいました。 シンプルながら、情報をしっかり伝えつつ、ギフトにも向いたパッケージも、このシリーズの大きな特長でしょう。お茶の特長に合わせた色の紙に、お茶に合わせたイラストが一色で印刷され、裏側にはお茶の説明が書かれている外観もオシャレですが、パッケージを開くと、A4サイズより少し大きな紙になり、その内側には淹れ方などの解説が印刷されています。
この包装紙とリーフレットの一体化は、情報量も多く、同時に紙の節約にもなる良いアイデアだと思うのです。茶葉の産地情報もしっかりと掲載されていて、より楽しくお茶が飲めます。番茶は、飲む時間や状況を選ばないし、食事にも合うので、こういう感じで、楽に飲める製品があるのは、ありがたいですね。
参考
中川政七商店 「日本の暮らしの定番茶 番茶」(https://www.nakagawa-masashichi.jp/shop/e/ev0429/)
※:奈良県の中川政七商店の店舗のみ販売。
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