コーヒーは丁寧に淹れれば大体おいしい
これは、日本茶も紅茶も中国茶もコーヒーもそうですが、良い豆や茶葉を使って丁寧に淹れれば、それなりにおいしく飲むことができます。基本は、カップや道具類をきちんと温めること、豆や茶葉をケチらず使うこと、水道水ではなく浄水器を通した水などを使うこと。これらを守れば、道具は、実は何を使っても構いません。例えば、コーヒーを淹れるのに、ペーパードリップは、とても合理的で簡単で、失敗が少ない方法です。素人でも、数週間の練習で、高級コーヒーメーカーや、コーヒーチェーンのコーヒーよりもおいしいコーヒーが淹れられるでしょう。何といっても、使う道具が少ないので、洗い物も少なく、豆も捨てやすく、道具も安価に手に入ります。あとは、自分に合った、好みの豆を見つけるだけです。
リーズナブルな豆を手軽においしく淹れたい
とはいえ、おいしいコーヒー豆はそれなりの値段がします。100gで1000円以上の豆を毎日飲むというのは、あまり現実的ではありません。おいしい豆はここ一番というときだけにして、普段飲みは100gで500円前後くらいに収めたいところです。例えば、スターバックスで私が好きなエチオピアのミディアムローストなら、250gで1436円(税込)。毎日数杯のコーヒーを飲むなら、この辺りが上限ではないでしょうか。そして、毎日のことなら、あまり丁寧に淹れてもいられません。そういう時に、筆者が愛用しているのが、+d アッシュコンセプトの「キノメ セラミックコーヒーフィルター」です。セラミックなどの土の焼き物のドリッパーも最近は増えてきています。焼き物が多孔質であることを活かした、ドリッパー自体がフィルターにもなる構造は、フィルター自体のろ過機能が高く、モノによっては雑味を取ってくれたりします。
ただ、その分、使い始めは土臭かったり、何度か煮沸してから使う必要があったりもしますが、この「キノメ セラミックコーヒーフィルター」は、いきなり使っても、全く土臭さを感じず、しかも、クセがなく、素直なフィルターに仕上がっていて、扱いやすいのがポイントです。
木の芽が豆の量とお湯の量を教えてくれるデザイン
特徴的なのは、その植木鉢のようなデザインと、中にある小さなシリコン製の木の芽です。実は、この木の芽には目盛りが入っていて、これで適切なコーヒー豆の分量とお湯の量が分かるようになっているのです。準備は簡単です。コーヒーカップやコーヒーサーバーの上に、付属のスタンドを乗せて、フィルターいっぱいにお湯を注ぎます。こうやって湯通しすることで、フィルターやカップを温め、フィルターの目詰まりを防ぎます。カップのお湯を捨てたら、フィルターに豆を入れます。豆は中粗挽きにして、コーヒーカップ1杯分(約180ml)なら、木の芽の下の目盛りまで、2杯分なら上の目盛りまで、豆を入れます。そして、豆が浸かる程度のお湯を注いで、40秒ほど蒸らします。これで準備は完了。後は、お湯を静かに木の芽の葉の辺りまで注ぎます。お湯の量は、1杯分ならこれを3回、2杯分なら6回繰り返します。これででき上がり。 淹れた後は、豆を捨てて、底部分から木の芽を押し出して外し、フィルター本体を流水ですすぎます。このメンテナンスの楽さ、消耗品の無さが、セラミックコーヒーフィルターの魅力のひとつです。
コク深くまろやかなコーヒーになるドリッパー
ペーパードリップだとフィルターが吸い取ってしまう油分もきちんと通してくれるので、コーヒーは香りとコクのしっかりした仕上がりになります。また、土が雑味をフィルタリングしてくれるので、ふんわりと柔らかく入るのも特長です。そのため、良い豆よりも、安い豆を使った方が、普段との違いを感じやすいかもしれません。実際、よく「雑味」といいますが、コーヒーの複雑な味わいは、その雑味も込みのおいしさだったりするので、良い豆ほど雑味が重要になってきます。また「後味スッキリ」というのも、それはコクに欠けることだったりもするので、それが良いこととは限りません。
ただ、この「キノメ セラミックコーヒーフィルター」の場合、スッキリというより、コクや香りは十分に保って、まろやかに淹れてくれるので、失敗が少ないのがポイントです。手順と分量さえ間違えなければ、お湯は適当に注いでも、ちゃんとおいしく入るので、気軽に淹れられるのが魅力です。
淹れた後の、コーヒー豆の中から生えたような木の芽もかわいらしく、楽しくコーヒーを淹れられるのも良いですね。日常的にコーヒーを気軽においしく楽しんで、インテリア的にも使える、良いドリッパーだと思います。
参考:+d アッシュコンセプト「キノメ セラミックコーヒーフィルター」
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