安くても避けたい、すぐダメになるプチプラニットとは
秋冬の定番アイテムであるニットは、温かみのある風合いやシルエットが魅力。ですがその反面、気軽に洗いにくかったり、生地が柔らかく伸びやすいため、ずっといいコンディションで着続けるのは難しいアイテムでもあります。そのため、プチプラニットは形やトレンド感は重視されていても、素材や耐久性では劣ってしまうものが多め。これは頭に入れておきたいポイントです。今回は大人の女性が避けたい、すぐダメになってしまうプチプラニットについて、お伝えします。NGその1. アクリル多めニットは毛玉ができやすい
プチプラニットに多く使われているアクリル。ウールのような厚みやふっくら感があり、発色もよく、原価が安いため、プチプラニットにはかなりの確率で使われています。ですが、毛玉ができやすいのが難点。脇の下やお腹まわりなど、着ていく中で、あるいはアウターと擦れやすい部分にすぐ毛玉ができてしまうことも。毛玉があることでだらしなく見え、生活感が出てしまったり、安っぽく見えてしまうのは大人には避けたいポイントです。素材表示を確認し、アクリルが多く含まれているものは避けるのがおすすめ。写真のユニクロニットは、プチプラでもメリノウール100%。購入時にはぜひ素材も忘れずチェックしてみてくださいね。
NGその2. 首元が横に広く開いていると型崩れしやすいかも
ゆったりしたトップスは体のラインも拾わず、大人の女性に愛用者の多いアイテム。ですがボートネックのニットなど、首元が横に広いカットになっているものは、形をキープするのが難しく、だらっと伸びてしまうこともあるので、あまりおすすめできないアイテムです。トップスは着たり脱いだりするために頭を通す時、またバッグの持ち手などを腕にかけている間など、どうしても少し引っ張るような力が加わることがあります。それがプチプラのニットだと、生地が柔らかいのと、耐久性があまりないことからだんだんと伸びてしまい、特に横に広い首元のデザインは、気づいたらヨレヨレに見えてしまうことも……。ガンガン洗っても型崩れしにくいカットソーなどには向いているのですが、プチプラニットでは避けて。横よりも縦に開いている、写真のようなVネックなら、たとえ伸びても目立ちにくいですし、重ね着などが楽しめるというメリットもあるので、おすすめです。
NGその3. 汚れやすく手入れが難しい「白系」は避けて
寒い時期に着るホワイトニットの可愛さは格別。ですが、プチプラニットの「白」は、アクリルやポリエステルなどの化学繊維が含まれていることが多いせいか、テカテカして見えたり、真っ白すぎたり、どこか幼く、若いイメージで、安っぽく見えてしまうものも混ざっています。10代、20代の子にはOKでも、40代の女性が着るとどことなく違和感が生じる時も……。そして、もう一点気を付けたいのが、汚れが目立つ点です。特にテーブルと擦れやすい袖口は、気づけばくすんでいることも。また、白いニットに毛玉ができると、グレーっぽく見えるのも難点。特に汚したわけではなくても、アウターなどと擦れることで黒ずむことも多いですし、清潔感がないように見えやすいのがデメリット。また、手洗いなどしても、すっきり汚れが落ちにくいのも避けたい理由のひとつです。
「汚れやすい白こそプチプラでトライする」という意見も多いですが、ニットに関してはオフホワイトなどの黄味がかったものを選ぶ、テカテカしやすい化学繊維のものは避けるなど、よくチェックしてからの購入がおすすめです。
もしくは写真のようなくすみピンクや濃いベージュ、グレージュなど、明るいトーンだけどニュアンスのある、肌馴染みのいい中間色を選ぶのも手。白ほど汚れが気にならず、顔色は程よく明るく見せてくれるため、扱いやすいです。
大人が気を付けたいニットのポイント、ぜひチェックしてみてくださいね。