10万円からの投資にチャレンジするなら、割安で高配当な株に注目?

日本株は上がりすぎて、今からでは買うタイミングがわからない……。そんな中、ファイナンシャルプランナーの深野康彦さんは「地銀株」に注目しているとのこと。理由はなんといっても割安で高配当であること。その魅力について伺いました。
少額から投資をするなら、どんな銘柄を買えばいい?

少額から投資をするなら、どんな銘柄を買えばいい?

 

地銀全体の株価が下がって割安に買うチャンス

業績がよくない。再編の噂が絶えない。いま地方銀行は業界全体が低迷しているともいえます。しかしそんな時こそ割安に株を買うチャンス。

「今後、生保などの機関投資家が地銀株をポートフォリオから外すために、時間をかけて売却していくはずです。株価はここからさらに一段階下がる可能性がありますが、その時が買い時だと思っています」とFP深野さん。
 

業界平均4%の高配当利回りに注目!

日本株全体が上昇しているにもかかわらず、地銀株は割安に放置されているため、配当利回りが高くなっています。銀行業界全体で見ても平均利回りはなんと約4%。さらに株主優待を実施している地銀もあり、それを含めると実質的な配当利回りは5%を超えることも少なくありません。
 
「たとえば同じ銀行でも、株を買って4%の配当を受け取れば、0.001%の普通預金に預けた金利の4000倍。株価が下落しても長期的には受け取った配当で相殺できるから、特に若い人にはお金を運用して豊かになる方法を考えてほしい」と、FP深野さん。注目の地銀株を教えてもらいました。
 
●百十四銀行<8386> 
株価:1457円(最低購入代金14万5700円)
1株配当:60円
配当利回り:4.12%(株主優待も換算すると:5.83%)
株主優待:地元香川の特産品などを掲載した専用カタログから優待品を選べる。100株以上で2500円相当、500株以上で5000円相当。ただし、1年以上の継続保有が条件。 
 
●めぶきフィナンシャルグループ<7167> 
株価:231円(最低購入代金:2万3100円)
1株配当:11円
配当利回り:4.76%(株主優待も換算すると:5.84%)
株主優待:地元栃木・茨城の特産品などを掲載した専用カタログから優待品を選べる。1000株以上で2500円相当、5000株以上で4000円相当、1万株以上で6000円相当。
 
●富山銀行<8365>
株価:2571円(最低購入代金25万7100円)
1株配当:50円
配当利回り:1.9%(株主優待も換算すると:2.72%)
株主優待:100株以上500株未満でQUOカード2000円分、500株以上でQUOカード5000円分。ただし、1年以上の継続保有が条件。 
 
●あおぞら銀行<8304>
株価:2466円(最低購入代金24万6600円)
1株配当:128円
配当利回り:5.19%(株主優待は商品によって異なるので換算せず)
株主優待:自行で対象の取引を行うと商品券がもらえる。新規資金にて円定期預金を500万円以上入金すると3000円の商品券がもらえるなど。取引内容によって商品券の額面が異なる。 
 
※株価はいずれも2021年6月18日現在。1株配当、配当利回りは同時点での予想値。

 

うまくいけば株価上昇、うまくいかなくても配当で元がとれる

そうはいっても株価があまりに安いと、銀行自体がつぶれてしまわないのだろうかと心配になります。しかし「再編はあっても、なくなる可能性は低い。再編や吸収合併によって財務内容が改善されれば、株価の回復も期待できる」とFP深野さんはいいます。

また、「仮に4%の配当をもらい続けることができれば、25年で購入代金分の配当をもらったことになり、配当だけで元がとれる」とも。うまくいけば業界再編で株価の上昇が見込め、そうでなくても時間を味方につけて続けてジッと待てば、長期的には元がとれるというわけです。
 
あくまでも余裕資金で、じっくり高配当を楽しむ「地銀株」投資。まずは、配当と株主優待をキーワードに、お気に入りの地銀を探すことからはじめてみましょう。


監修/深野康彦(ファイナンシャルプランナー) 取材・文/長島美樹

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