桐谷広人:1949年広島県出身、将棋棋士・投資家。日本テレビ系のバラエティ番組『月曜から夜ふかし』で現金を使わず、株主優待のみで生活をする姿が話題になった。現在はテレビ、雑誌、書籍などで幅広く活躍。『桐谷さんの株主優待のススメ』など著書多数。
山口京子:1966年名古屋出身、ファイナンシャルプランナー。All About家計簿・家計管理ガイド。大学在学中からテレビ・ラジオに出演。卒業後はフリーアナウンサーに。お金好きが高じてファイナンシャルプランナーの資格取得。テレビ、ラジオ、セミナーで活動中。『なまけものが得をする ワンコインつみたて投資術』など著書多数。
落ちているナイフは「多少ケガをしても」拾う
山口:桐谷さん、コロナ禍になって買った銘柄とか、買わなくなった銘柄とか、そういうものはありましたか?桐谷:コロナで2020年3月には、平均株価が1万6000円台まで一瞬下がりましたが、今は30年ぶりに高値になりました。株は安いときに買うのがいいんですね。今は多くの銘柄が高くなったのですが、私はコロナショックで業績が悪くなった業種を去年買いましたし、今も買っていますね。
去年下がったときに買い増ししたのが、クリエイト・レストランツ・ホールディングス<3387>やトリドールホールディングス<3397>などですね。
あと、私が最近買ったのは航空株。これは前から持っていますけれども、日本航空<9201>やANAホールディングス<9202>は大赤字になりましてね。あとはJR関連の会社ですね。コロナで列車に乗る人が減っちゃって大赤字なんですよね。大赤字になるから株価も下がって、日本航空<9201>とかANAホールディングス<9202>も配当なしです。配当がなくなる。だから下がるんですけれど、優待はやめていないんですよね。優待っていうのはずっともらえますから。優待をもらって、飛行機の半額券をもらったりとか、JRの半額券をもらったりとか。
ある業種の業績が悪くなって、「もう配当もなくなる」という安いときに買うのがいいんですね。神戸製鋼所<5406>が業績が良くなって、つい最近、復配を発表しました。私も神戸製鋼所<5406>が赤字になって、どんどん株価が下がっているときに買いました。でもさらに下がりまして、けっこう含み損を抱えていましたけども、今度は黒字になったということでプラスに転換しました。このように安いときに買うのがいいんですね。
山口:このお話の中に、すごいヒントがたくさんありましたよね。下がってくるとき、怖くて普通の人たちはなかなか買えないんですけれどもね。
桐谷:格言に「落ちているナイフは使うな」っていう格言がありますよね。
山口:怖いですからね。
桐谷:私は落ちているナイフは掴んで、多少手は血まみれになりますけど、それでもがっちり掴んで、優待をいただくという(笑)。
今回の内容を含めた全編はこちらからご覧いただけます!
チャンネル登録と高評価を是非お願いします!
5月7日(金)20時より桐谷さんと山口さんのスペシャル対談をライブ配信!
桐谷さんがあなたの質問に答えます。
⇒桐谷さんに質問をする
※記事の情報は取材日(2021年4月6日)時点の情報になります ※記事の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容の正確性および安全性、利用者にとっての有用性を保証するものではありません。当社及び関係者は一切の責任を負わないものとします。投資判断はご自身の責任でお願いします