業務スーパーの焼き鳥は、コスパ抜群のおつまみ
家飲みのお供に最適な焼き鳥。ただ何本も買うと、思いのほか出費がかさむこともあります。
だったら家で焼いてしまおう! と思ったときに役立つのが、業務スーパーの焼き鳥。ものによってはとにかく大容量で、食べごたえは十分。しかもお財布にも優しいんですよ。
おすすめの焼き鳥を5種類をご紹介します。
1:焼きとり「鶏つくね串」
筆者はときどき無性につくね串を食べたくなる時があります。スーパーや移動販売の焼き鳥屋さんで買っていたのですが、1本100円以上するので、ちょっと価格が気になっていました。
我が家は家族4人で子どもたちは食べ盛りの高校生。何本買えばいいんだろう……と不安になってしまうんですよね。
そんな時業務スーパーで「鶏つくね串」を見つけて、試しに買ってみることに。自宅で焼いて食べてみると、値段は安いのに、スーパーのや移動販売の焼き鳥と変わらない味!
鶏つくね串の値段、容量は?
「鶏つくね串」は1箱に50本入っています。重さにすると1100g。値段は1,180円(税抜)で、1本あたり約24円の計算です。タレはついていません。
ボール状ではなく、串につくねがついているタイプです。
鶏つくね串の原産国や原材料、栄養成分、カロリーは?
原産国は中国。原材料は下記の通りです。100g当たりのエネルギーは193kcal、たんぱく質15.0g、脂質11.7g、炭水化物4.4g、食塩相当量0.8gです。(目安)鶏肉、パン粉、馬鈴薯でん粉、大豆たん白、清酒、玉ねぎ、おろししょうが、食塩、おろしにんにく/調味料(アミノ酸)、(一部に小麦・大豆・鶏肉を含む)
2:焼きとり 加熱済み「もも串」
すでに串に刺さっている状態の焼き鳥のもも串です。一度加熱してあるのですが、しっかり火を通したいですよね。たれはついていないので、お好みのたれをつけて食べてください。もも串の値段、容量は?
もも串は50本入りで1,180円(税抜)です。つくね串と同じように1本あたり約24円。重さは1,100gです。こちらもタレなしです。
もも串の原産国や原材料、栄養成分、カロリーは?
原産国は中国。原材料は下記の通りです。100g当たりの栄養素はエネルギー176kcal、たんぱく質15.8g、脂質10.6g、炭水化物2.4g、食塩相当量1.2g(推定値)です。鶏もも肉、しょうゆ(小麦・大豆を含む)、タピオカでん粉、砂糖、食塩/ポリリン酸Na、炭酸Na、重曹、酸味料。
3:焼きとり 加熱済み「ねぎ間串」
焼き鳥の王道ともいえる「ねぎ間串」です。冷凍で販売されています。ねぎ間の箱だけちょっとサイズが大きいので、冷凍庫や冷蔵庫にギリギリ入るサイズかもしれません。
ねぎ間串の値段、容量は?
ねぎ間串も50本入りですが、他よりもちょっと値段が高くて1,280円(税抜)です。1本あたり約26円です。こちらもタレはついていません。全部で1100g入っています。
ねぎ間串の原産国や原材料、栄養成分、カロリーは?
原産国は中国。原材料は下記の通りです。
原材料配合割合としてねぎが44.4%となっています。(仕込み時)鶏もも肉、ねぎ、タピオカでん粉/リン酸塩(Na)
100g当たりの栄養成分は、エネルギーが117kcak、たんぱく質8.6%、脂質6.9g、炭水化物4.6%、食塩相当量0.2gです。(目安)
4:焼き鳥「ぼんじり串」
ぼんじりというのは、お尻の骨周りの肉です。実は筆者の姪がぼんじり好きで、姪から「ぼんじりってさ~」と言われて初めて存在を知りました。
業務スーパーのぼんじり串は加熱はしてありますが、食べるときに焼く必要があります。
値段、容量は?
ぼんじり串は10本入りで328円(税抜)です。1本当たり33円。重さにすると250g入っています。
ぼんじり串の原産国や原材料、栄養成分、カロリーは?
原材料は下記の通りです。鶏肉(ぼんじり)、食塩/加工デンプン、リン酸塩(Na)
1本当たり(25g)の栄養成分は、エネルギー94kcal、たんぱく質2.4g、脂質8.9g、炭水化物1.1g、食塩相当量0.1g(推定値)です。
5:鶏皮串
正直、筆者は皮は苦手ですが、家族は結構好きで食べています。噛めば噛むほど味が出てくるのだそう。
業務スーパーの鶏皮串は冷凍の状態で販売されています。加熱済みですが、解凍した後も焼いて食べることになります。
値段、容量は?
鶏皮串は10本入りで288円(税抜)です。1本あたり約29円。全体の重さとしては270gなので、1本27gです。鶏皮串の原産国や原材料、栄養成分、カロリーは?
原材料は下記の通りです。鶏皮、しょうゆ(小麦・大豆を含む)、タピオカでん粉、砂糖、食塩/ポリリン酸Na、炭酸Na、重曹、調味料
100g当たりの栄養成分は、エネルギー444kcal。たんぱく質5.9g、脂質43.7g、炭水化物2.1g、食塩相当量1gです。1本あたりのカロリーは、およそ120kcalになります。
鶏皮串の解凍方法は?
箱の状態で解凍することもできますが、時間がかかってしまいます。常温での解凍ではなく冷蔵庫でゆっくりと解凍していきましょう。
すぐに食べない分は冷凍保存
すぐに食べない分はフリーザーバッグなどに入れて冷凍しておきましょう。食べる分は冷蔵庫で解凍。時間をかけずに食べたい場合は、ボイルしてしまうのもいいと思います。グリルを使った焼き方がおすすめ
冷凍焼き鳥を解凍したあとで焼く場合は、トースターを使うのもアリだとは思います。でも筆者のおすすめはグリル。焼き鳥の脂が落ちるので、さっぱりした感じになります。 グリルに並べます。冷凍商品の場合は解凍しておきましょう。
10分焼いてみました。串の部分が焦げてしまいます。まだ焼きたりません。
追加で10分中火で焼いてみました。脂が落ちている感じです。調理時間はお使いの器具や環境によるので、様子を見ながら焼くのをおすすめします。
グリル強めで他にも焼いて、たれをつけてみました。
こちらは鶏皮串です。
ぼんじり串です。
ちなみに筆者の経験上、カセットコンロはおすすめできません。魚を焼く網を使い、焼いてみたところ、脂が落ちて煙がすごく出た上、汚れもひどくて、着火しなくなってしまいました。
おすすめの食べ方・アレンジレシピ!
■1:つくね串のトマト煮<材料>
- つくね串:5本
- トマトソース:大さじ1
- コンソメ:小さじ2
- 野菜(じゃがいもや玉ねぎ):適量
- しょうが:1かけ
しょうがも入れます。
トマトソースを入れて煮込みます。
弱火で10分くらい煮込みます。
しょうがを入れているので、肉の臭みはありませんでした。
■2:ねぎたっぷり焼き鳥
<材料>
- つくね:2本
- もも串:2本
- ねぎ:10cm
- 焼き鳥のたれ:大さじ2
- みりん:大さじ3
解凍した焼き鳥を、ねぎと一緒に焼きます。ねぎがしんなりして、焼き鳥にも少し焼き目が入ったところで、みりんと焼き鳥のたれを入れます。具材とさっと絡めて完成です。
ねぎが余っているならば、さらにトッピングしてもOK。ねぎの風味が強くて、食欲をそそります。
■3:つくねの卵焼き
<材料>
- つくね串:2本
- 卵:2個分
- ねぎ:3cm
- ケチャップ:適量
つくねを取り出して、卵焼きを作ります。ある程度固まったら、ねぎを入れます。
焼いたつくねを入れます。
成形します。
半分にカットし、お好みでケチャップやお好み焼きのソース、焼き鳥のたれなどをかけます。
■4:混ぜご飯
<材料>
- もも串:2本
- 人参:2cm
- しめじ:100g
- 油揚げ:2枚
- 白だし:大さじ3
- みりん:大さじ2
- 砂糖:大さじ2
- ご飯:お茶碗2杯分
ご飯に混ぜて完成。白ごまや刻み海苔などをかけても美味しいです。
■5:親子丼(2人分)
<材料>
- もも串:2本
- 卵:2個
- 玉ねぎ:半分
- 水:300ml
- 醤油:大さじ2
- みりん:大さじ1
- 砂糖:大さじ1
とき卵を入れ、弱火で3分くらい煮ます。
もも肉が食べやすい大きさにカットされているので、そのまま使えます。鶏肉を切る作業がないのは楽です。
業務スーパーには焼き鳥のたれも売っている
業務スーパーには焼き鳥のたれも売っています。
内容量は1,199gで、値段は295円(税抜)。ちょっとどろっとしており、お好み焼きのソースに近いです。味は、まさに焼き鳥のたれ!甘めの味わいなのですが、唐辛子が入っていためか、後味でちょっとピリッとします。
たれをつけるときには、背が高いコップや紙コップを使うのがおすすめ。紙コップであれば、使ったあとで串を入れて、そのまま捨てることができます。
業務スーパーの焼き鳥は「材料」として捉えるのもアリ
おすすめ度(五つ星中)- アレンジ度★★★★
- 美味しさ★★★
- コスパ★★★★
業務スーパーの焼き鳥は、コスパを見ると最高にいいと思います。他のスーパーで買うよりも安いです。ただ1箱50本入りのタイプだと、保存に場所をとるのが難点。
本格的な焼き鳥屋さんの味に比べるともちろん劣りますが、アレンジ次第でいろいろな料理に使えるので、材料として捉えるのもアリだと思います。
※衛生面および保存状態に起因して食中毒や体調不良を引き起こす場合があります。必ず清潔な状態で、正しい方法で行い、なるべく早めにお召し上がりください。また、持ち運びの際は保存方法に注意してください。