最高級キーボード「HHKB」にオプションを追加すればさらに快適にタイピングできる
ライターである筆者は毎日、長時間タイピングし続けています。最初の10年は軽快なタイピング音が癖になるメカニカルキーボードをハードパンチしていたのですが、年を取るにつれて手首に負担がかかって腱鞘炎になることが判明しました。そこで10年前からフルサイズキーピッチなのにコンパクトなボディの「HHKB」というキーボードを利用しています。「HHKB」とは「Happy Hacking Keyboard」の略です。1996年に登場したのですが、筆者が最初に手に入れたの2011年6月に発売された「HHKB Professional Type-S」というモデルです。それ以来9年半にわたり、9500万タイピングして収入を得てきました。
9年間以上、超ヘビーに使い倒しても故障しないので、使い続けています。実は、その間に何度か新製品が登場しています。もちろん、それらも手元にあるのですが、出張時くらいしか使いません。まずは、「HHKB Professional Type-S」を1億タイピングするか、故障するまで使い続けたいと考えています。 そこで今回は、キーボード本体ではなく、オプションを紹介したいと思います。キーボードとはいえ、HHKBには色々なオプションが用意されているのです。
1. タイピング時の振動を抑えてくれる「吸振マット」
まず、使い勝手が向上するのは、吸振マットです。キーボードの裏側に貼り付けて利用します。タイピング時の振動を抑えてくれる他、ハイグリップタイプなのでキーボードが動かなくなります。筆者は強めにタイピングするので、位置がずれないのはありがたいところです。 厚さは3mmで、表面にはエンボス加工が施されています。キーボード底面にあるシリアル番号が見えなくなるので、スマホで撮影するなどして保管しておきましょう。2. 好みの位置に調整できる「パームレスト」
吸振マットを付けたら打ちやすくはなったのですが、少し疲れやすくなってしまいました。原因はおそらく、マットの厚みで3mmほど高くなったためのようです。そこで、パームレストを購入することにしました。 量販店には多数のパームレストが売っていますが、やはりこれもHHKBオプションから選びました。アクリル製と天然木のタイプが用意されており、天然木は2カラーから選べます。今回は、「パームレストウッド(ウォールナット色)」を購入しました。硬質の無垢材でサイズはW290×D80×H13.5mm、重量は250gとどっしりとしています。専用設計なので、当たり前ですがサイズは完璧にフィットします。13.5mm持ち上がっているので十分ですが、滑り止め効果もあるゴム足が付属しています。好みの位置に合わせて低いタイプと高いタイプを選べるのもありがたいところです。 ちなみに、入力は超快適になり、疲れもなくなりました。
>3. キーボードにアクセントを付けられる「カラーキートップセット」