近ごろ、服の出番を固定しない柔軟な着こなし、「居場所フリー」がおしゃれの定番になりつつあります。その代表的なアイテムがスイムウエア(水着)。海やプール用に限定しない、普段のコーディネートにも組み込めるタウンユース可能なタイプが人気です。
私のおすすめは、「LANDS' END(ランズエンド)」の「タンキニ・トップ」。「タンクトップ・ビキニ」が省略されてできた造語である「タンキニ」は、通常のタンクトップにも見えるデザインが特徴。
1963年に米国シカゴで生まれた「ランズエンド」が提案するタンキニは、日常になじむアメリカンカジュアル感が絶妙です。
大人のスイムウエアは体型カバーだけじゃない
巣ごもり、ステイホームを強いられたことで、部屋着やワンマイルウエア(ご近所服)などの区別があいまいになり、幅広いシーンで着られる服が支持されるようになりました。
そんな中、蒸し暑い夏本番でも、もともと速乾性の高い水着なら、普段着として着てもさわやかに過ごせておすすめ。水着ならではのスポーティー感もまとえます。
水着のシルエットではこのところ、「タンキニ・トップ」の人気が続いています。形がタンクトップ風で、水着っぽく見えないので、マルチに使い回しやすいのが魅力。水着に少々抵抗感が出てきた大人の女性からも、いかにも水着感がない点が支持されています。
服の隙間からチラッとのぞいてもだらしなく見えない
水着としてだけではなく、普段着としても使いやすく、出番を増やせるのもタンキニのいいところ。たとえば、このような首が詰まったネックラインは、ルーズに見えにくいのがメリットです。ブラカップ付きなので1枚で着られます。ガイドは、下着代わりとして水着を海外出張に持って行くこともありました。下着より乾くのが早いので、旅先での洗濯が楽です。
夏は薄着になるため、下着がのぞいたりはみ出したりしがちですが、それでは大人の女性としてだらしなく見えてしまいます。その点、水着はかわいいデザインが多いので、服からのぞいてもおしゃれに見えます。
また、雨に濡れたり汗をかいたりしても、すぐに乾くので、「水陸両用」の水着はアウトドアでも頼れる存在。
着方も自分好みでアレンジできる便利な「タンキニ・トップ」。急な豪雨など、変わりやすい天候にも対応でき、もはや夏だけのものではなく、年間を通して使える頼もしいツールと言えそうです。
DATA
LANDS' END┃レディス・タンキニ・トップ