ヨーロッパではよく食卓にのるオリーブの実
みなさんの考える「ベーシックカラー」は何色ですか? やはり大定番の黒を筆頭に、ベージュや紺、白、グレーなどではないでしょうか。私も以前はそう思っていたのですが、欧州に移住してから、ヨーロピアンたちが好んで身に纏う、とってもおしゃれなベーシックカラーがあることに気付きました。それが「オリーブ色」!
「オリーブ色」は、熟しきる前のオリーブの実の色に見られる、ブラウンがかったグリーンのことで、ヨーロッパでは男女問わず、おしゃれな人がこぞって取り入れています。
ヨーロッパでファッショニスタの鉄板カラー、オリーブ色
ヨーロッパの家庭では常備されているオリーブオイル
オリーブは古代から地中海沿岸で盛んに栽培され、その果汁はホメロスに「液体の黄金」とも謳われたほど重宝されてきました。そんなオリーブの色はヨーロピアンにとっては大変思い入れの深い色。
この色はヨーロピアンのブルネットやブロンドといった髪色にはもちろんよく合いますが、実はダークな髪と瞳の日本人ともすこぶる高相性!
ブラックでは重すぎたり、ベージュだとぼやけた印象になったり、紺では優等生っぽくなったりしてしまう……そんな悩みも一瞬で解決してくれる、万能なベーシックカラーなのです。
ZARAの万能オリーブ色ジャケット
ZARAの「サファリジャケット」。実際の色は写真よりももっと黄味が強い
私自身、オリーブ色でコーディネートした日には、周りから褒められる確率が格段に上がるので毎年何かしら新調しています。最近のイチオシはZARAの「サファリジャケット」。
今年トレンドの「テロテロ素材」かつ「カチッとした型のジャケット」なので、どんなファッションとも組み合わせが可能で、さっと羽織るだけでとてもハイセンスに見えます。軽量でしわにになりにくく持ち歩きやすいのも、子連れの私には大きなポイント。
ちょっとした袖のディテールが体形のアラ隠しに
袖の長さの調節や、ベルトの有無でファッションに変化を付けることができ、お尻をカバーしてくれる絶妙な丈もアラフォー世代には嬉しいところ。色も薄すぎないため、子どもと一緒に遊んでも汚れが目立たず安心です。
お気に入りのコーディネートパターンを紹介
実際にコーディネートしてみた写真をご紹介します。ベルトを締め、ペールイエローと合わせてフレッシュな印象に
コットン素材のマキシ丈ドレスと併せて、フェミニンで夏らしく
オレンジを差し色に同系色で辛口コーデ
同じオリーブ色でもデニムジャケットやカチッと素材のアウターはよく見かけるのですが、今年はテロンとしたジャケットが気分。
実際、私もZARAの店舗に赴くたびに、若い女性や素敵なマダムたちがこの商品を手に取っているのを何度も目にしました。
これから秋までの間、ガンガン使い倒せること間違いなしなので、気になったらぜひ早めにチェックしてみてくださいね!
DATA
ZARA┃サファリジャケット
サイズ:XS~XXL
カラー:カーキ
素材:レーヨン92%、ポリエステル8%