「黒」か「ネイビー(紺)」か? 似合う色を見極めるコツ
(写真左)女性らしさが際立つネイビーコーデ。清楚なイメージが素敵 (写真右)個性的なブラックコーデ。黒の分量を増やすとモードな印象に
コーディネートで一番大切だといっても過言ではない、色合わせ。色合わせ次第では、ぼんやりした締まりのないコーディネートになってしまうことも少なくありません。
そんなときににメリハリをつけてくれるのが、「締め色」ともいわれる黒やネイビーのアイテム。ベーシックな合わせやすい色ながらきちんと感もある色なので、大人女性の頼れる定番色といえそうです。
「黒」と「ネイビー」は似て非なるもの!
そんな黒とネイビーですが、実は残念ながらどちらの色も似合うという人はまれ。多くの場合、黒の方が似合うか?ネイビーが似合うか?分かれることが多いんです。
それにもかかわらず、周りを見てみると、「本当はネイビーが欲しかったけれど、希望のサイズがなかったから、同じデザインで在庫のあった黒を代わりに買った」など、黒かネイビーを選ぶときに、そこまでこだわっていない方が多いように思います。黒かネイビーの一方しか色の展開がないアイテムというのも多いので、必然的に決まってしまった……ということもあるでしょう。
その結果として、クローゼットのなかに黒とネイビーのアイテムが混在することになるのですが、黒×ネイビーのコーデは難易度が高く(オシャレ上級者は別として)しっくりこないことも多いんです。ですので、自分の締め色は黒かネイビーのどちらかに決めて、アウターもトップスも同色に統一し揃えることをおすすめします。
ネイビーより黒の方が難易度が高い!?
では、自分はどちらの色が似合うのか。「日本人はネイビーが似合う」とか「40過ぎたら黒よりネイビー」という方もいますが、全ての日本人にネイビーが似合うわけではなく、40過ぎたらネイビーを選べばいいというほど単純な話ではありません。
「きれいめ」といわれる女性らしいコーディネートには、ネイビーの方がしっくりまとまることも多く、どちらかといえば、黒は着る人の個性を際立たせる色であることから、難易度が高いと思われてしまうことも多いのかもしれませんね。
私はこれまでの経験から、黒かネイビーかは「肌の色」と「その人のイメージ」に関係している部分が大きいと考えます。ヘアスタイルや体型などは、ここではあまり関係ないでしょう。
黒が似合う人の特徴
一般的に黒が似合うのはどこかシャープさを持った人。女性らしい甘い雰囲気というよりは、クールなイメージです。
肌の色でいうと、色黒の方がネイビーを着ると肌がくすんで見えがちですので、そんな場合は黒を選んだほうが馴染みやすいでしょう。色白の方なら、ちょっと小悪魔的なモードな雰囲気が素敵です。ネイビーの服を着ると制服っぽく見えてしまうという方も黒を選んでくださいね。
<黒が似合う有名人>
秋元梢さん・黒木メイサさん
ネイビーが似合う人の特徴
凛としたイメージに柔らかな印象も兼ね備えたネイビー。黒では少しきつい印象になってしまう方はぜひネイビーを。透明感のある色白の肌にネイビーを合わせると、女性らしさが際立って素敵です。
黒を着るとなんとなく地味な印象になったり、喪服のように見えてしまう方は、迷わずネイビーを選んでください。華やかさがプラスされ、垢抜けた印象になります。
<ネイビーが似合う有名人>
石田ゆり子さん・石原さとみさん
いかがでしたでしょうか。印象を左右する締め色。自分らしさが際立つ色を選んで、印象美人を目指してくださいね。