快適な肌着というと、コットン素材が主流ですが、実は消臭・抗菌性、通気性などの面で頼もしい素材に「和紙」があります。コットンと比べると、1.3倍の通気性があるそう。筆者は展示会で和紙繊維の機能性を知り、とても驚きました。
そんな和紙の繊維を使ったアンダーウエア・ルームウエアの新ブランドが「UNDERSON UNDERSON(アンダーソン アンダーソン)」。和のテクノロジーを肌着に生かした新発想に魅力があります。
室内外の気温差カバー、秋冬の汗対策に効果
快適な理由のひとつに、和紙ならではのシャリッとした肌触りがあります。肌の接触面積が減る分、生地が肌に張り付きにくいのも爽快な着心地の理由。和紙にはハリのあるイメージがありますが、「UNDERSON UNDERSON」のアイテムは心地良い肌触り。その秘密は、ポリエステルの芯に和紙を巻き付けた特許取得の糸を使用していること。伝統的な日本の素材に新テクノロジーをマッチング。だから、肌に触れる部分はほとんどが和紙素材でありながら、伸縮性も実現しているのです。
機能面でも長所がいっぱい。たとえば、オーガニックコットンと比べても、汗をかいたときに乾くスピードが早く、肌にべたつきにくくなっています。一方、合繊は汗をかいて乾きも早いですが、消臭面で不安があります。和紙繊維は早く乾いて消臭面も安心という「いいとこ取り」です。
水抜けにも優れているので、旅先で洗濯したときも、短時間でサラッと乾きます。長時間の移動中に着ていても蒸れにくいから、快適に過ごせるうえ、いちいちホテルで着替えなくても、そのまま仕事や会食にも向かえそうです。
日本古来の素材が魅力的にアップデートして世界へ
発売したマッシュスタイルラボは人気ブランドをいくつも抱える有力アパレル企業です。「UNDERSON UNDERSON」のルームウェアやラウンジウェアなどは、ミニマルなデザインにも、クールさが漂います。それらに使われている和紙繊維「WASHIFABRIC(ワシファブリック)」は特許を取っている独自技術。体感の軽さも驚くほどのレベルで、肌への刺激が少ないのも和紙素材の良さでしょう。管理された木材を利用しているから、環境にも配慮されています。
日本古来の素材は、デニムをはじめ、世界でも品質が認められています。和紙ウェアも今後、評価が高まっていきそうで、誇らしい気持ちに。日本の文化に根差した素材が世界に広まっていくのを応援したい気持ちに誘われます。
DATA
マッシュスタイルラボ┃UNDERSON UNDERSON
ラインナップ:トップス、ボトムス、アンダーウェア、ベビー、ホームなど