ところで、埼玉の名物というと何が思い浮かびますか? 十万石饅頭? 草加煎餅? いずれも美味しいお菓子ですが、何とも地味なイメージ。そこで私がイチオシしたいのは、最近新しいお菓子を次々に発売している梅林堂の看板商品「やわらか」です。
和洋菓子が揃う熊谷の老舗
梅林堂は埼玉県の熊谷で150年以上続いているお菓子の老舗です。和菓子を中心に、最近では洋菓子も作っており、煎餅やあられなどの米菓子も充実しています。近年はどんどん店舗を増やしており、去年家の近所にオープンして以来、手土産を買うのに重宝しています。梅林堂のお菓子は和の素材を取り入れた洋菓子や、逆に洋の素材を取り入れた和菓子といった、“和洋折衷”菓子が多く、新しい発想の商品がその都度発売されるので、いつもお店に行くのが楽しみです。
きなことホワイトチョコレートを練り込んだサブレ
ここの看板商品と言っていいのが、やわらかい食感が特徴の生サブレ「やわらか」です。サブレ生地にきなことホワイトチョコレートを練り込んでいることから、このやわらかくてしっとりとした、それでいて深みのあるサブレに仕上がっています。おまんじゅうの発想で作られたとのことで、和風ガレットといったところでしょうか。ほかにはない、オリジナリティ溢れるお菓子です。和菓子やクッキー類が苦手な人がたまにいますが、これなら好き嫌いが少なく、安心してお土産として渡しています。実際に「とても美味しかったです」という感想をよくいただきます。ちなみに、2014年にはモンドセレクションを受賞しています。
季節の限定フレーバーも楽しみ
定番のフレーバーは、プレーン、抹茶、レーズン、いちご、みるくの5つ。私のお気に入りは、ラム酒の香りが香ばしいレーズンです。抹茶やいちごも、素材がふんだんに使われていて濃厚な味が楽しめます。また夏のミント味など、季節ごとに限定フレーバーも発売されています。埼玉に来た際には、是非立ち寄ってみてください。
DATA
梅林堂┃やわらか
内容:プレーン味、抹茶味、レーズン味など