富士山をひとり占めできる絶景スポット8選!
日本を代表する絶景といえば富士山。日本人のみならず、外国からの観光客も壮麗な姿に魅了されています。今回は静岡のオススメ富士見スポットを8ヶ所ご紹介! 見る方角によって表情が異なるのも興味深いところ。メジャースポットからニューオープン、穴場スポットまでさまざま。絶景にただただ浸ったり写真に収めるなら、ひとり旅で巡ってみるのもオススメです。
<目次>
韮山反射炉を見学した後は、裏の茶畑の上に設けられる展望スポットに登ってみましょう。すると晴れて空気の澄んだ日には、韮山反射炉と富士山の贅沢なコラボショットが望めます。 また2019年4月1日~8日の毎日と、5月18日~6月16日の土日の17:00~20:30には、ライトアップ&初の夜間開館を実施予定(5月18日~6月16日の平日はライトアップのみ実施)。漆黒の夜空に浮かび上がる明治の産業遺産は、工場夜景を思わせる普段とは異なる表情で見る者を魅了することでしょう。
- 昨秋ニューオープン! 景勝地・日本平の富士ビュースポット
- 江戸時代、浮世絵にも描かれた日本古来から愛される富士ビュー
- 三保の松原が丸わかり! 最旬・富士ビュースポット
- 逆さ富士を思わせる建築が水盤に映える
- 富士山の噴火を鎮めた浅間神社の総本宮
- 展望テラスからは反射炉×富士山のコラボビューが!
- 富士ビューに感動! 進化が止まらない日本最長の大吊橋
- 船上から富士山を望む、絶景ショートクルーズ
昨秋ニューオープン! 景勝地・日本平の富士ビュースポット
2018年11月、国の名勝で日本夜景遺産にも選ばれた景勝地・日本平山頂に、スタイリッシュな展望スポット「日本平夢テラス」がオープンしました。標高300mにあるこの辺りは、駿河湾越しの富士山や伊豆半島、遠く南アルプス、眼下に清水港が広がる景勝地として知られていましたが、見晴らしの良い高台から360度のパノラマビューが楽しめるにようになりました。3階建ての建物は、県産の杉板が張られた八角形。デザインは東京五輪のメイン会場・新国立競技場の設計でも話題を集める、世界的建築家・隈研吾氏率いる「株式会社 隈研吾建築都市設計事務所」によるもので、富士山が最高の方位に見える向きに設計されたのだとか。周囲の自然と調和する造りになっています。
施設内では、1階で日本平の歴史や文化を展示で学んだ上で、2階のラウンジスペース(有料で軽食を提供)や3階の展望フロアから絶景を堪能できます。何といっても圧巻なのが、3階に広がる展望回廊からの風景。デジタル塔を囲むように1周約200mあり、心地良い風を感じながら360度の大パノラマを満喫! 展望回廊は終日入場できるので、ロマンティックな夜景を楽しむデートにもオススメです!
「日本平夢テラス」
・住所:静岡県静岡市清水区草薙600-1
・TEL:054-340-1172
・開館時間:9:00~17:00(土曜は~21:00)※展望回廊は終日入場可能
・定休日:第2火曜
・入館料:無料
・交通アクセス:JR東海道本線東静岡駅より日本平線日本平ロープウェイ行きバスで約25分(JR静岡駅より日本平線日本平ロープウェイ行きバスで約40分)、日本平石碑前下車徒歩5分
江戸時代、浮世絵にも描かれた日本古来から愛される富士ビュー
三保半島に広がる「三保松原」は、約7kmに渡る海岸に約3万本の松が生い茂り、富士山と白砂青松の風景が浮世絵や絵画、和歌などに表現されてきました。
2013年6月には「富士山-信仰の対象と芸術の源泉-」としてユネスコの世界文化遺産構成資産に登録され、世界的にその名を知られるようになりました。
三保松原へは御穂神社から続く参道・神の道を歩いて向かいます。約500mの木道の両脇には松並木が続き、進むごとに神聖な気持ちが高まるのが分かるでしょう。夜はライトアップされ、幻想的な雰囲気に。
神の道を歩き終えて浜辺に出る手前では、樹齢200年ほどと言われる「羽衣の松」が出迎えてくれます。天女が舞い降りて羽衣をかけたという「羽衣伝説」で知られ、現在の松は3代目のものとなります。
「三保松原」
・住所:静岡県静岡市清水区三保
・TEL:054-221-1019(静岡市観光交流文化局文化財課)
・入場時間・定休日:常時開放
・入場時間・定休日:常時開放
・見学料:無料
・交通アクセス:JR東海道本線清水駅より三保山の手線バスで約25分、三保松原入口下車徒歩20分
三保松原が丸わかり! 最旬・富士ビュースポット
三保松原のすぐ手前に2019年3月30日、ガイダンス施設がオープンしました。これまでは風景を眺めるだけでしたが、こちらの施設で知識を得てから訪れることで、より感動が深まるはずです。
2フロアある館内では、まず映像シアターで三保の風景と文化・伝統を紹介する映像を鑑賞。
常設展示や企画展示を通して、富士山信仰や羽衣伝説から三保松原が描かれた芸術作品まで、幅広い知識を得ることができます。
展示を鑑賞後は、1階のミュージアムショップで三保松原にちなんだ商品やオリジナルグッズをお土産に。そして建物の外に設けられた足湯に浸かり、松の香りに癒されつつ疲れた足を休めるのもいいでしょう。
・住所:静岡市清水区三保1338-45
・TEL:054-340-2100
・開館時間:9:00~16:30
・定休日:無休
・入館料:無料
・交通アクセス:JR東海道本線清水駅より三保山の手線バスで約25分、三保松原入口下車徒歩15分
逆さ富士を思わせる建築が水盤に映える
富士南麓、富士山を保有する富士浅間大社の鳥居のすぐそばに、2017年12月にオープンしたのが「静岡県富士山世界遺産センター」です。まず驚かされるのが外観デザイン。逆さ富士をイメージしたという中央の展示棟は、地元の富士ヒノキを用いた木格子で覆われた逆円錐形のフォルムが印象的。富士山の湧き水を張った水盤に映り込むと、正富士に見えます。
その内側は螺旋スロープになり、壁面に投影される富士山の風景を楽しみながら、富士登山を疑似体験できるというユニークな趣向となっています。
そして螺旋スロープを登り切った展望ホールでは、まるで絵画のように美しい富士の雄姿が目の前に広がり、思わず息を飲みます! 富士山がすっぽりと収まるサイズの開口部からは左右の裾野に至るまで、美しいラインをしっかりと目に焼き付けましょう。帰りは1階のミュージアムショップで富士山グッズをお土産に。
・住所:静岡県富士宮市宮町5-12
・TEL:0544-21-3776
・開館時間:9:00~17:00(7・8月 9:00~18:00)※最終入館は閉館の30分前
・定休日:第3火曜、施設点検日(2019年は6/10,~14、12/3~6)
・入館料:大人300円 ※企画展は企画展ごとに異なる
・交通アクセス:JR身延線富士宮駅から徒歩8分
富士山の噴火を鎮めた浅間神社の総本宮
「静岡県富士山世界遺産センター」のすぐそばには、「富士山-信仰の対象と芸術の源泉-」の構成資産のひとつとして、ユネスコの世界文化遺産に登録された「富士山本宮浅間大社」があります。
こちらは富士山の噴火を鎮めたご神徳により信仰が広まり、全国に祀られる1300もの浅間神社の総本宮。かつては富士登山前に浄めをする場所でもありました。約17000坪の境内には、本殿、拝殿、幣殿、楼門が立ち並び、いずれも慶長9年(1604)、徳川家康により造営されたもので現存しています。
境内奥には富士山の雪解け水が湧く、特別天然記念物に指定された湧玉池もあり、ご霊水は容器に入れて持ち帰ることもできます。
・住所:静岡県富士宮市宮町1-1
・TEL:0544-27-2002
・開館時間:5:00~20:00(10・3月は5:30~19:30、11~2月は6:00~19:00)
・定休日:無休
・入館料:無料
・交通アクセス:JR身延線富士宮駅から徒歩10分
・開館時間:5:00~20:00(10・3月は5:30~19:30、11~2月は6:00~19:00)
・定休日:無休
・入館料:無料
・交通アクセス:JR身延線富士宮駅から徒歩10分
展望テラスからは反射炉×富士山のコラボビューが!
一方、2015年7月に「明治日本の産業革命遺産」の構成資産のひとつとして世界文化遺産に登録されたのが「韮山反射炉」です。幕末期の代官・江川太郎左衛門英龍が手がけ、子の英敏が受け継ぎ、安政4年(1857)に完成させた、金属を溶かし大砲などを鋳造するための溶解炉。実際に稼動した反射炉として国内で唯一現存する点で、大変貴重な歴史遺産です。 2017年12月には敷地内にガイダンスセンターも開業しました。映像や展示を通して、韮山反射炉の歴史や価値などについて理解を深めてから現地を訪れると、より鮮明に当時の様子を思い描くことができるでしょう。 個人で見学するだけでなく、無料のガイドサービス(9:00~16:00<土日、祝日は9:00~11:30及び13:00~16:00>)受付。約20分間。事前予約可)を活用すると、より理解を深められるはず。韮山反射炉を見学した後は、裏の茶畑の上に設けられる展望スポットに登ってみましょう。すると晴れて空気の澄んだ日には、韮山反射炉と富士山の贅沢なコラボショットが望めます。 また2019年4月1日~8日の毎日と、5月18日~6月16日の土日の17:00~20:30には、ライトアップ&初の夜間開館を実施予定(5月18日~6月16日の平日はライトアップのみ実施)。漆黒の夜空に浮かび上がる明治の産業遺産は、工場夜景を思わせる普段とは異なる表情で見る者を魅了することでしょう。
「韮山反射炉」
・住所:静岡県伊豆の国市中字鳴滝入268
・住所:静岡県伊豆の国市中字鳴滝入268
・TEL:055-949-3450(韮山反射炉ガイダンスセンター)
・開館時間:9:00~17:00(10~3月は~16:30)
・定休日:第3水曜(祝日の場合は翌日)
・入館料:一般500円
・交通アクセス:伊豆箱根鉄道伊豆長岡駅から徒歩30分(土日、祝日と特定日は韮山反射炉循環バスで約10分)
・開館時間:9:00~17:00(10~3月は~16:30)
・定休日:第3水曜(祝日の場合は翌日)
・入館料:一般500円
・交通アクセス:伊豆箱根鉄道伊豆長岡駅から徒歩30分(土日、祝日と特定日は韮山反射炉循環バスで約10分)
富士ビューに感動! 進化が止まらない日本最長の大吊橋
2015年12月の開業以来、三島の人気絶景スポットとしてすっかり定着した「三島スカイウォーク」。全長400mの日本一長い大吊橋から、日本一高い富士山と日本一深い駿河湾を望める、“3つの日本一を兼ね備えたスポット”として国内外から注目を浴びています。
実際に渡ってみるとそれほど揺れは気にならず、何よりここでしか出会えない壮大なスケールの絶景に圧倒されます。真っ青な青空に雪を抱いた富士山と、その奥にきらめく駿河湾が望めたなら、ラッキーです!
広大な敷地内には年を追うごとに新たな施設が登場! 橋を渡り切った北エリアには、散策路「Kicoroの森」や170種1万株のあじさいが咲く「あじさい小道」のほか、樹上アスレチックの「アドベンチャーコース」や、大吊橋の脇をすり抜ける「ロングジップスライド」などのアクティビティが充実。年代を問わず楽しめるアイテムが揃っています。
一方、南エリアでは一年中花に囲まれた「スカイガーデン」でのお土産探しや、レストランやカフェでのんびり休憩。たとえ富士山が顔を出さなくても、楽しむ方法は色々です。
潮風が心地良いデッキからは、天気が良ければ雄大な富士山を一望。デッキには可愛らしい県道223号の標識が。これは2013年、運行ルートが県道223(ふじさん)号に認定されたことから設置されました。
デッキでは県道223号の標識をモチーフにした、「ふじ見(ふじみ)焼き」という大判焼きも販売。焼きたてアツアツの生地の中には粒あん、または粒あん+クルミが入っています。
船内には特別室(+500円)もあり、上質な空間でのんびり過ごしたいならこちらへ。ホットコーヒーが1杯無料サービスになるので、快適で優雅なクルージングが楽しめます。
・住所:清水港乗り場:静岡県静岡市清水区日の出町10-80 土肥港乗り場:静岡県伊豆市土肥2920
・TEL:054-353-2221(問い合わせ9:00~17:00)
・開館時間:清水港発7:55~16:30、土肥港発9:20~17:45(1日各4便)
・定休日:2019年 4/16~18・7/2~4・9/3~5・12/17~19は第4便運休。
・入館料:大人2100円(2019年4/27~5/6、8/3~25、年末年始は2260円)※2019年10月以降は変更する場合もあり
・定休日:2019年 4/16~18・7/2~4・9/3~5・12/17~19は第4便運休。
・入館料:大人2100円(2019年4/27~5/6、8/3~25、年末年始は2260円)※2019年10月以降は変更する場合もあり
・交通アクセス:清水港乗り場:JR東海道本線清水駅東口より無料シャトルバスで約10分 土肥港乗り場:伊豆箱根鉄道修善寺駅から東海バス松崎または堂ヶ島行きで約53分、土肥港バス停下車徒歩2分(土肥港フェリーターミナル経由のバスも1日4便あり。所要時間約55分)
いかがでしたか? 2019年4~6月には「静岡デスティネーションキャンペーン」を実施中。県内各地で期間限定の特別企画が予定されるほか、観光列車が運行。また旅行商品を購入するか、または東海道・山陽新幹線のネット予約サービス「エクスプレス予約」及び「スマートEX」で静岡県外の駅(発駅:東京~小田原、豊橋~博多)から県内の駅まで利用すると、「ふじのくに家康公きっぷ」がセットに。
県内の東部、中部、西部の各エリアに設定されたフリー区間内で交通機関(JR、私鉄、バス)の普通車自由席、一般席が2日間乗り放題になるオトクなきっぷなので、賢く利用したいですね!