「おしゃれは我慢」は過去の話です。今は、楽ちんで自然体のおしゃれが広く支持されるような時代。スニーカーに代表される、肩の力を抜いた雰囲気の「エフォートレス」がロングトレンドになっています。そうした気負わないマインドがランジェリーにも波及するのは当然のことと言えます。
せっかく楽ちんな服を着ているのに、服の下のランジェリーが窮屈では意味がありません。さらに、性別にとらわれない「ジェンダーレス」のトレンドになじむ服に対して、昔のように「寄せて上げて」で頑張る感じのブラはいまいちしっくりしないところもあります。
その点、ワイヤーを使わない「ブラレット」はリラックス志向のシンボル的なアイテムと言えるでしょう。なかでも、イチオシしたいのはイタリア発のブランド「Intimissimi(インティミッシミ)」です。
楽ちんで気持ちまで上がる「いいとこ取り」が可能
「ブラレット」とは、伸縮性のある生地で仕立てた三角ブラの総称のこと。ワイヤーがないおかげで、ナチュラルなバストラインに仕上がります。しかも、ワイヤー特有のきつい「当たり」がない分、やさしい着け心地。気持ちまで伸びやかにしてくれます。
すでに持っているわという方にもイチオシしたいのが、女心をくすぐるおしゃれブラレット。イタリア発の「インティミッシミ」はファッション性もあり、甘すぎない魅力を放っています。
ファッショントレンドにも敏感
イタリアに行くと、日本のコンビニのようにあちこちにお店があるほど、有名なブランドです。ガイドは現地で初めて「インティミッシミ」のランジェリーを購入しましたが、欧米ブランドでは珍しくパットが入ったブラも多く、うれしかったのを覚えています。
今は日本でもショップが続々とオープンし、手に入りやすくなりました。機能性と楽ちんブラにありがちな素っ気ないタイプとも別物です。おしゃれ心をちょうどよく刺激してくれる、あでやかすぎず、無愛想すぎないという、絶妙のさじ加減。
レオパード(ヒョウ柄)やフラワー柄など、トレンド感のあるデザインが多いのも、おしゃれの選択肢を広げてくれそうですね。
インナーとしてだけでなく、着こなしのアクセントにもなる
ブラをファッションとして着こなすアレンジの広がりにも注目しています。肩紐をのぞかせたり、背中側の見え具合を意識したり。Tシャツの上から重ねるアレンジも見かけるようになりました。従来のワイヤー入りブラはボリュームや飾りがセクシーすぎて、見せる着こなしに組み込むのは気おくれしてしまうところがありました。
その点、ブラレットはデザイン面でも幅が広いから、着こなしのアクセントにも迎えやすくなっています。薄着になる春夏の装いに取り入れれば、着心地の面からもポジティブなコーデを応援してもらえそうです。
DATA
Intimissimi 表参道店
住所:東京都渋谷区神宮前6丁目3−9
営業:11:00-21:00
電話:03-6632-0539