●目次
懸賞ハガキの応募マークやバーコードがフロアにたくさん落ちてしまっている?
ポイント1 応募シールは「しっかり補強して貼る」
ポイント2 目印になるチェックやアンダーラインを引く
ポイント3 レシートの印字はテープで消える
ポイント4 金券の印字はそのままで大丈夫
ポイント5 値引きされた対象商品でもOK!
ポイント6 一筆入れ、ハガキの裏に貼る
郵便局のアルバイトをする方いわく、懸賞ハガキの応募マークやバーコードがフロアにたくさん落ちてしまっている?
応募したハガキは主催者に届いていると思ったら、実は途中でレシートやマークが破けたり剥がれたりして、ボツになっていたなんて信じたくないですよね。ケーマーさんの中には、ハガキがどのように扱われているか確かめたくて?郵便局のアルバイトをする方もいます。そんな方たちからの貴重な現場情報では、応募マークやバーコードがフロアにたくさん落ちてしまっているとのこと。また、デコハガキ(デコレーションハガキ=装飾を施したハガキ)を作成中、マスキングテープを貼ったりはがしたりしたために、テープの粘着のりが他の郵便物にくっつき、全く違う応募先に誤って配達されたというケースも実は多いのです。完成したデコハガキは投函前に再度チェックが必要ですね。
ポイント1 応募シールは「しっかり補強して貼る」
もっとも多く剥がれ落ちているのがシール状の応募シールです。ドリンクやビールなどに多い応募シールを貼って応募する懸賞は、シールをはがしてもそのままハガキに貼れるため、大丈夫だと安心してしまうのかもしれません。応募シールを貼り終わったら、補強のために透明テープでシールを覆うように貼ります。ですが、郵便物はポストの中や、配送の途中、郵便局の高速仕分け機にかけられるなど過酷な状況にさらされるため、盤石な状態で発送することをお勧めします。
ポイント2 目印になるチェックやアンダーラインを引く
必要条件の「日付」「店舗」「対象商品」「合計金額」等をすぐに主催者が確認できるように。特に「対象商品」や「合計金額」にカラーペンでチェックを入れたり、アンダーラインを引きます。特に長いレシートは「対象商品」を探すだけでも時間がかかりますので、作業の手間を省いてあげる思いやりも必要です。ただし、レシート上の印字を蛍光ペンで引くと、字が消える蛍光ペンもありますのでご注意ください。昨今はスマホでレシートを撮影してQRコードから簡単に応募できるクローズド懸賞もあります。この応募の場合は読み取りのシステム上「ライン等を引くことを禁止する」懸賞もありますので、撮影して応募する際はご注意ください。ハガキは対「人間」、QRコードは対「IT」とお考えください。
ポイント3 レシートの印字はテープで消える
レシートはのりまたは周囲をテープでしっかり貼ります。のりは「みずのり」で貼るとレシートがよれたりして、印象が悪くなりやすいため、できれば固形のりでしっかり貼ることをお勧めします。テープで貼る場合は、印字部分にテープがかからないように貼ります。テープの粘着のりによって、感熱紙の印字が消えることがあります。手間はかかりますが、レシートを透明のOPP袋に入れて、その上からテープで押さえれば印字も消えず、さらに丁寧な印象になります。いずれにしろ、しっかり貼るということが基本です。※応募ハガキには間違った貼り方の例を紹介していることがありますのでご注意ください。この写真の貼り方ではレシートは破れて、あるいは無くなって届く可能性があります。
ポイント4 金券の印字はそのままで大丈夫
当選の金券類で買い物をした場合、レシートの支払い方法に「商品券」etcと記載されます。もちろん抽選には問題はなく、私が取材した懸賞達人さんたちは「そのままでも当選している」という声も多いです。ですが「印象が悪くなったらボツになるかも……」と心配される方は「商品券」の記載箇所を折り曲げ、のりで貼るという方法もあります。ポイント5 値引きされた対象商品でもOK!
「対象商品を含む〇〇円以上のレシートで応募」の場合、値引きされた対象商品でも応募条件を充たしていますのでセーフです。ですが「印象が悪くなってボツになったら……」と心配な方は、「金券支払い」の時と同じように、値引き金額箇所を折り曲げ、のりで貼ってから応募してもよいでしょう。ポイント6 一筆入れ、ハガキの裏に貼る
長くなったレシートは必要箇所が確認できるように折り曲げて、ハガキに貼ります。応募ハガキによっては「レシート貼付箇所」を指定していることもありますが、スペースが狭すぎて貼れないような応募ハガキが意外と多いものです。そんな時は、貼付指定箇所に「レシートは裏に貼りました」と一筆書いて、ハガキの裏に堂々と貼っても全く問題ありません。ではなぜこのようなことになるのかといえば、専用応募ハガキはメーカーの広告でもあります。おそらく、キャンペーンを請け負った会社がスポンサーであるメーカーに「広告が見えなくなるようなレシートの貼り方は……」と忖度してのことだと考えます。また、大量のハガキをチェックする際、片面だけの確認であればタイムロスをなくせるという考えかもしれませんが、基本は応募規定に則した買い物をしているかどうかです。応募する側としては、狭いスペースで四苦八苦するより“一言書いて裏に貼る“ほうがストレスフリーではないでしょうか。
★ガバちゃんの連載は次回に続きます
★懸賞達人・長場典子さんこと「ガバちゃん」の懸賞の当て方!
執筆/懸賞ライター 長場典子(愛称:ガバちゃん)
懸賞歴30年のカリスマ懸賞達人。現在は懸賞主催者や懸賞達人への取材で全国を飛び回る、日本で唯一の懸賞ライターとして、月刊『懸賞なび』『クロスワードランド』の連載をはじめ、テレビや雑誌で幅広く活躍中。著書『ガバちゃんの懸賞入門』1400円+税好評発売中