レディースゆるニットとメンズ大きめサイズの違い
ここ数年人気のビッグサイズトップス。今季もゆるっとしたシルエットのニットを着る女性を多く見かけます。一方で女性がメンズアイテムを取り入れることも増えてきていますが、レディースのゆるニットとメンズの大きめサイズ、どこが違うのでしょうか? そして、どう合わせるのがいいのでしょう?今回はレディースのゆるニットとメンズの大きめサイズニットを比較。その結果からコーデのポイントをお伝えします。
こちらのオレンジ色のニットはレディースのものです。Mサイズでこのゆるっとシルエット。
- 袖の付け根にあたる肩の位置がかなり下がっていて、袖部分が短い
- 身幅が広い割に丈はそれほど長くない
- 前身ごろより後ろ身ごろの丈の方が長い
一方でメンズニットの大きめサイズはというと? 比較したのはメンズニットのXLサイズのものです。
レディースのゆるニットに比べ、サイズが大きくなればなるほど袖や着丈は長くなり身幅も広がります。ベーシックなニットの比率をそのままに大きくなるという風に捉えていいかと思います。
ですので、XLサイズだと肩から袖口にかけ、かなり長さがあります。しかし、レディースのゆるニットに比べたら身幅はそこまで広がりはありません。着丈も前後の長さは同じです。
数年前にボーイフレンドデニムが流行りましたが、それと同じようにボーイフレンドから借りたニットと捉えてもいいかもしれませんね。
レディースのゆるニット・メンズの大きめサイズはどう合わせればいいの?
コーディネートをするとき、それぞれの特徴を理解して合わせることでニットの良さを引き出すことができます。レディースのゆるニットは前身ごろが短い仕様になっていることが多いので、ウエスト位置を高く見せることができます。ということは足長効果が高いということ! 左のコーデはゆるニットをそのままざっくりと着用していますが、前身ごろの丈が短いのでスカートの花柄を多く見せることができ、気になるお尻は隠れるというベストバランスです。
また、前身ごろの着丈が短いので、右のコーデのようにフロントタックインもしやすいです。そして、肩の位置が下がっていることから上半身が丸みを帯びて見えるので女性らしい印象に映ります。身幅も広いのでゆるっと感がかなり出ますね。体型カバーや女性らしいシルエットなど女性らしさにこだわるならレディースのゆるニットがオススメです。
一方でメンズの大きめサイズニットはもともとベーシックなシルエットがそのまま大きくなったものなので、女性に特化した特徴はありません。では、どんな時に選ぶといいのか? ガイドなら思いっきりボーイッシュにキメたい時や敢えて甘いアイテムと合わせて甘辛ミックスを楽しみたい時に活用します。
左はデニムに武骨な革靴を合わせたボーイズスタイルそのもののコーデ。大きめサイズがボーイフレンドから借りたようなゆるめのシルエットでヌケ感があります。
右はミニスカートという女性ならではの甘いアイテムに、辛さをミックスするためメンズの大きめサイズニットを合わせました。メンズニットを合わせることでミニスカートのいやらしさも相殺されカジュアルな印象になります。
いかがだったでしょうか?「レディース」「メンズ」と特徴を知ることでコーディネートもより上手にできるようになります。着こなしに合わせてレディースゆるニット、メンズ大きめサイズニットを使い分けてくださいね。