ムースはパーマヘアと相性抜群!
ムースの一番の特徴といえば水分量。他のスタイリング剤と比べて圧倒的に多いため、パーマヘアに使うのが常套手段となっています。なぜパーマにいいかというと、パーマは水分によってうねりが再生されるからです。ムースをつけると、水分とスタイリング成分によってパーマ本来のうねりやカール感を再生されて、弱風ドライ(または自然乾燥)で乾かすことで、できあがった動きがキープできるのです。それはクセ毛であっても同じことです。ただし、クセ毛はきちんとカットされていないと、きれいなうねりはでませんので注意しましょう。それではムースのつけ方を見てきたいと思います。
ムースの使い方1:ピンポン玉1個分を2回出す
一度に出す分量はピンポン玉1個分。これを手のひらに伸ばしたら、後頭部、えり足、耳後ろなどにつけていきます。その後、もう一度、ピンポン玉1個分を出し、同じように手のひらに伸ばし、今度はトップやフロント部分へとつけていきます。
なぜ2回に分けてつけるかというと、均等にムースをつけていくためです。1回にピンポン玉2個分を出すと、最初に触れた部位にたくさんムースがつくので、そうなるとムラができてしまいます。それを避けるために2回に分けるのです。
ムースの使い方2:つけるときはクシャっと!
まずは後頭部、えり足、耳後ろにムースを。ただつけただけでは、うねりはできません。中間~毛先をメインに、クシャっともみ込むことで再生されるのです。
ムースの使い方3:トップ~フロントにももみ込む
ムースを再び出したら、今度はトップ~フロントにもみ込みながらつけていきます。前髪へのムースづけは、パーマがかかっているかどうかによって分かれるところ。前髪にもパーマがかかっているなら、他と同じように握りこんでいけばOKです。かかっていないのなら、ムースはつけず、ほんの微量なワックスを毛先につけてナチュラルに仕上げましょう。
あとは、弱風ドライ(または自然乾燥)で水分が乾けば完成です。基本的にスタイリングは朝出かける前に行うものなので、時間を考えると、弱風ドライがオススメです(自然乾燥では時間がかかりすぎる)。強風ドライではうねりやカールを吹き飛ばしてしまいますので、避けましょう。
ムースでの仕上がりは、水分の影響もあり、ワックスのときと比べて動きがくっきりと表現されます。触ってみるとパリッとしています。実はここからワックスを全体にバサバサつけていき、くっきりとした動きをラフに崩すというスタイリング法もあります。そうすると、仕上がりがもっと柔らかく見えるので、そういうテクも覚えておくといいですね。
協力/ROVER
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