秋まで着倒せる! リネンシャツの選び方とは
表向きは春夏アイテムのリネンシャツですが、着こなし次第で秋まで着ることもできます! 購入時にチェックしたいポイントを、素材、デザイン、色味の3点で解説していきます。リネンは春夏向けの素材なので、一枚で気持ちよく着られるか、が重要
まず素材はチクチクせず、軽くて肌に馴染むものがマスト。素肌で試着してみるとすぐに分かりますので、試着が苦手……という方も、特によく動かす二の腕部分など、気になる点がないか試してみて下さい。
■デザイン
デザインは少し大きめが今年っぽいので、こちらも試着が重要です。肩周りがパツパツだったり、胴周りがフィットしているデザインだと、シャープな印象にはなりますが、アレンジするのが難しくなります。お仕事用のみ、ではなく、キレイめにもカジュアルにもいろいろな着こなしをしたいのであれば、ワンサイズ大きめぐらいがちょうど良いです。
七分袖のシャツも多く出ていますが、紫外線や冷房対策にも使えるのでやっぱり長袖が便利。室内ではデスクワークの邪魔にならないよう袖はロールアップしてコンパクトに。そして紫外線が気になる屋外ではさっと伸ばしてランチ外出時の日焼け防止に、など幅広い使い方ができます。
■色
羽織りに使うことも考えてカラー物よりベーシックな色を選ぶのがオススメ。冷房対策にも一枚長袖があると重宝するはず。黒やネイビーなどの濃い色だとどうしても季節的に似合わず、コーデからも浮きがちなので、白、ベージュ、ライトグレーなどベーシックで淡い色がベスト。限りなく白に近いニュアンスカラーなどでもOKです。
やりすぎない襟抜きでこなれ感をプラス
前述のとおり、サイズ感は少し大きめがベスト。ワンサイズ上げることで全体的に少しゆとりが生まれるので、トレンドの襟抜きやロールアップなどでこなれ感も自然に盛り込めます。とっても簡単な方法を具体的にご紹介します。ベーシックなシャツを普通に着ると、やっぱり普通な印象に
少しだけ後ろに引っ張るだけ。襟のラインが上がり過ぎないように気を付けて。
ここに少しだけ襟抜きを取り入れると、首元が締まって見え、雰囲気が変わります。やり方は全体的に少し後ろに引っ張るだけ。目安は首元の襟の上がり方です。着物のようなイメージで首の後ろに隙間を持たせてぐっと下げる、というやり方もありますが、今回は特にリネンシャツなのでやり過ぎても不自然。鏡を見ながら襟の位置が少し上がる程度に後ろに引っ張ればOKです。
せっかく襟抜きをしても動いているうちに戻ってしまう柔らかい素材の場合は、そのままボトムスにインしてシルエットを固定しておくと崩れにくくてオススメです。
せっかく襟抜きをしても動いているうちに戻ってしまう柔らかい素材の場合は、そのままボトムスにインしてシルエットを固定しておくと崩れにくくてオススメです。
落ちてこないロールアップは2重折りがポイント
左(右腕)がここで紹介する2重のロールアップ、右(左腕)が普通に巻いただけのロールアップ
シャツのロールアップというと、ボタンを外し、ただクルクルと上に折りたたんでいく、というイメージですよね。上の写真の右(左腕)側がそれに当たるのですが、この方法だとゆるいことが多く、動いているうちに下がってきてしまいます。でも実はこの写真の左(右腕)側のように、ずり落ちにくいロールアップがあるんです。
つるつるしすぎないリネン素材&ワンサイズ大きめで袖ぐりに余裕があることがポイント
こちらもやり方はいたって簡単! まずはまっすぐ袖を伸ばします。袖口のボタンは外しておいたほうがやりやすいです。
袖の半分ぐらいの所でざっくりラフに折る
袖の長さの中間ぐらいの場所、ひじの下ぐらいでざっくり折ります。シワ感のあるリネンシャツなので、折り目などはそこまで気にしなくてOK。
折った袖部分をさらに半分に折る。この折り目がストッパーになります。
そして、折った部分をさらに上に向かって半分に折ります。このように2重に重ねて折ると全体的に収まりが良く、また最後に折りたたんだ部分がストッパーのような役割を果たしてくれるのでずり落ちにくくなります。
少しの襟抜きと両袖のロールアップでリネンシャツが夏仕様に
あとは折りたたんだあたりを整えて、完成! 普通に着たときと同じリネンシャツには見えないぐらい、シャープなニュアンスが加わってシルエットにもメリハリがうまれます。リネン素材自体が涼し気なので、夏でもロールアップした部分が暑い、と感じることもありません。
少しの着こなしでぐっとあか抜けて見えるので、こんな小技も意識しながらリネンシャツを着てみてくださいね!