“ここにしかないお菓子”が多数手に入る、便利すぎるスポット
東京中の素敵なものが集まる街・銀座。有名な老舗も多く、帰省の際や東京から帰る前、プチギフトを見つけたい時など「ここだけでしか手に入らない逸品」を求めて訪れる人も多いことでしょう。一軒一軒歩いてお店を巡るのも楽しいのですが、1カ所訪れれば色んな限定品が手に入るスポットは大変便利。そんな銀座の「最強東京土産スポット」を厳選して3カ所ご案内しましょう。おしゃれさや特別感、味、価格、日持ちなど、東京土産にふさわしいバランスの取れた品を、それぞれのスポットから具体的にご紹介します。
GINZA SIX
今年そのオープンが大きな話題をさらった銀座6丁目の大型商業施設『GINZA SIX』。入店しているテナントはどこも「銀座最大級の施設に入るのだから」と気合がみなぎっていますが、地下2階の食品フロアでもやはり各ショップ「ここでしか手に入らない」特別な商品を並べています。
バルセロナ発祥のアートなキャンディショップ『パパブブレ』は、国内10店目にして初の“和”の要素にこだわった店舗。キャンディ、グミ、マシュマロ、キャラメル、ヌガーに抹茶など和の食材が使われ、また一点ずつ職人が手作りしたブリキ缶や桐箱などでスタイリッシュに商品をパッケージしています。
おすすめの限定品は「ゆず抹茶ロッキーロード」(780円/賞味期限2カ月)。愛知県・西尾産の抹茶味のチョコレートの中に、ゆずのピールやサクサクとした食感が楽しい玄米パフ、マシュマロなどが埋まっている和洋折衷な逸品で、ケーキ1ピースに匹敵する濃厚な味わいのスイーツです。
創業70年目を迎えた文京区・湯島のかりんとう屋・ゆしま花月の新ブランドとしてGINZA SIXに登場したのが『ぎんざ鏡花水月』。店頭に並ぶのは、上白糖を飴状になるまで煮詰めた、ゆしま花月の看板商品であるかりんとうを、もち米を加えることで軽い食感に仕上げた「こはく」(50g入り3袋セットで1080円/賞味期限60日)。黒ごまを使った黒色のかりんとう「まゆずみ」(48g入り3袋セットで1188円/賞味期限60日)。上質な国産きな粉を使った「あま」(45g入り3袋セットで1188円/賞味期限45日)の3種類。食べ終わったあと何を入れようか考えるだけで楽しくなる可愛らしい美しさの缶も魅力的です。
『HONMIDO(本実堂)』はあの超有名仙台銘菓・萩の月の会社が発信する新スイーツブランド。コンセプトは「和の素材に洋のエッセンスを加えた、和菓子・洋菓子のジャンルを超えた銀座生まれのスイーツ」ということで、萩の月的要素は全く感じられません。
「和・洋菓子のジャンルを超えている」という謳い文句が本当だと実感した一品が「HONMIDO SAND(本実堂サンド)」(4個入り680円/賞味期限60日)。口の中でホロホロと溶けていく卵白を泡立てた淡雪(メレンゲ)を2枚の薄いラング・ド・シャで挟んだショップの看板スイーツです。きなこと抹茶、2つのフレーバーがありますが、他ではなかなか味わえない“溶け感”がやみつきに! 日本茶にもコーヒーにも合うので、沢山の人のストライクゾーンにはまるのではないでしょうか。
資生堂パーラー 銀座本店
日本を代表するコスメブランド・資生堂。洋風調剤薬局として明治時代初期に銀座で創業しましたが、その薬局内で1902年(明治35年)ソーダ水とアイスクリームの製造・販売が始まりました。これが『資生堂パーラー』の原点です。
資生堂パーラーというと全国各地、海外にも店舗・レストランがあり、ポップなパッケージの商品は今や日本中で手に入りますが、創業の地にそびえる11階建ての資生堂パーラー 銀座本店の1階には、ここでしか手に入らない限定品が目白押し! 銀座に来たらぜひ立ち寄りたい“東京土産スポット”なのです。生菓子から金平糖まで本店にはバラエティ豊かに商品が並んでいますが、中でも特におすすめの3品はこちら。
「ノワ ド パカヌ カラメル ショコラ」(1080円/賞味期限180日)はピーカンナッツにキャラメル味のチョコレートをコーティングしたお菓子。ナッツといっても柔らかく、でもサクサクとした程よい食感があり、子どもからお年寄りまで幅広く楽しめる一品です。手のひらサイズのピンクの可愛いボックスに入っているので、プチギフトにもぴったり。本店ショップのスタッフの間でも人気が高く、プライベートで購入し一瞬で完食してしまう人もいるそう。そんなエピソードも納得の美味しさです。
資生堂パーラーといえばチーズケーキを思い浮かべる人も多いことでしょう。しかし本店には1日15本しか販売されない文字通り特別なチーズケーキ「スペシャルチーズケーキ」(3240円/賞味期限7日)が存在します。デンマーク産のクリームチーズを使い、1本1本丁寧に焼き上げたチーズケーキは「チーズケーキというよりチーズそのもの!」。その濃厚な味わいは忘れがたい魅力です。スイーツ好きにはもちろん、ワイン愛飲者にもおすすめ。
箱を開けた途端、「あ!」という歓声が上がりそうなのが「マキアージュショコラ」(1粒259円/賞味期限10日)。資生堂のシンボルである花椿マークが刻印された美しいチョコレートで、とにかく色が鮮やか!
マキアージュとはフランス語でメイクアップという意味で、ボックスの中に並んだチョコレートは、まるでメイクアップのパレットのようなのです。ビビッドなオレンジ色のマンゴー味や、黄色のバナナ味、緑色のライム味など全10種類。口にふくむとふわっとシャンパンの味が香る珍しいシャンパン味のチョコレートも見逃せません。
歌舞伎座・木挽町広場
歌舞伎座は地下鉄・東銀座駅と劇場の地下2階がつながっていますが、この地下2階にあるのが、チケットが無くても楽しめるフロア『木挽町広場』です。歌舞伎座の鳳凰の座紋が入った巨大な提灯が出迎えてくれるお祭り広場のような空間で、お弁当やお土産物の売店がぎっしり。
実は2013年の歌舞伎座開場時には、広場に屋台が4台出ているだけというやや寂しい空間だったのですが、人が集まり人気がでるにつれ、出店したいというメーカーが続々名乗りを上げて、今や約25店舗が軒を連ねる一大スポットとなりました。
おすすめは「歌舞伎座みやげ 歌舞伎揚」(1050円/賞味期限3ヵ月)。「歌舞伎揚なんてどこでも手に入るよ」という声が聞こえてきそうですが、実はあの歌舞伎揚とは材料や味が違う、歌舞伎座でしか手に入らない「スペシャルな歌舞伎揚」なのです。
普通の歌舞伎揚には使われていないもち米が使用されることで食感が軽くなり、サクサク感がUP。さらに「観劇しながら食べても喉が乾かないように」という配慮から淡口醤油が使われていて、よりあっさりした味わいになっています。誰もが知る商品の限定品だからこそ、お土産として渡す際にも話に花が咲いて盛り上がること間違いなしです。
この他にも、歌舞伎「籠釣瓶花街酔醒(かごつるべさとのえいざめ)」のヒロイン・花魁八ツ橋の重ね草履をイメージして作った、歌舞伎座の座紋入りバウムクーヘン「寿KABUKU~へん」(1080円/賞味期限2週間/東京駅『松竹歌舞伎屋本舗』でも入手可能)など、可愛いだけでない内容の濃い商品も充実しています。
『GINZA SIX』『資生堂パーラー』『歌舞伎座』と、銀座のランドマークには優れものの東京土産がいっぱい! 3つのスポットに足を踏み入れる際は、ぜひ限定品だらけのフロアもお見逃しなく。
※各商品の賞味期限はメーカー表記に準ずる。