ハーレーダビッドソン/ハーレーダビッドソンの車種情報

ハイパワー化した2017年版ストリートボブ

2017年モデルよりエンジンが103ci化(排気量1,690cc)したハーレーダビッドソン・ダイナファミリー。今回ダイナチョッパーとして親しまれるFXDBストリートボブに試乗してみました。

田中 宏亮

執筆者:田中 宏亮

バイクガイド

走る楽しさが増した2017年版ストリートボブ

エンジンがハイパワー化した新型ストリートボブ

エンジンがハイパワー化した新型ストリートボブ


エボリューションという専用エンジンを積むスポーツスターファミリーの一段上に存在するファミリー、ダイナ。ビッグツインと形容されるハイパワーマシンにスポーツバイクとしてのフットワークが付与されたダイナファミリーは、ラインナップを飾る面々も曲者揃いとなっています。今回、ダイナのなかでもエントリーモデルとして親しまれるストリートボブをご紹介しましょう。

ストリートボブってどんなハーレー?

ハーレーダビッドソン FXDB ストリートボブ(2017年版) レフトビュー

ハーレーダビッドソン FXDB ストリートボブ(2017年版) レフトビュー


無駄のないシルエット、うず高く持ち上がったエイプハンガー、クラシカルな印象を与えるスポークホイールと、そのディテールはハーレーが得意とするスタイル「チョッパー」そのもの。このチョッパーの語源は「削る」(チョップ)と言われ、1960年代アメリカで盗んだバイクの装備をそぎ落とし、持ち主が見ても分からぬほど変貌させるスタイルがカスタムカルチャーとなった……という諸説があります。

ハーレーダビッドソン FXDB ストリートボブ(2017年版) フロント & リアビュー

ハーレーダビッドソン FXDB ストリートボブ(2017年版) フロント & リアビュー


「エイプハンガー」のエイプはもちろん猿のこと。実際にハンドルを握って走り出すと、猿が木にぶら下がっているようなライディングフォームになることがその由来です。スポーツ性能を謳いつつも、ハーレーらしい無駄のないチョッパースタイルを表現しているのがこのストリートボブなのです。

2017年仕様からエンジンがパワーアップ!

排気量1,690ccを誇る空冷Vツインエンジン「ツインカム103」。

排気量1,690ccを誇る空冷Vツインエンジン「ツインカム103」。


2017年、それまで排気量1,584ccのエンジン「ツインカム96」から、排気量1,690ccの「ツインカム103」へとバージョンアップしました。わずか100ccほどの違いではありますが、本来このエンジンは重量400kgオーバーの超重量級モデル「ツーリングファミリー」を疾走させるための仕様で、これがまるで装備を持たないダイナモデルに搭載されるというのは、今まで以上にとてつもないパワーを発揮するバイクになったということ。

それでは、そのツインカム103エンジンを積んだ2017年版ストリートボブがどんな走りを味わわせてくれるのか、スタートしてみましょう。

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