ひとつでも当てはまると全体のコーディネートが台無しに
防寒×オシャレは永遠のテーマ
暖かい季節に比べ、インナー、ニットからアウター、マフラーまで着用するアイテムの数もぐっと増える冬。ついつい一着ずつのメンテナンスを怠っていませんか? 自分では何気なく着ているあなたの冬服、実は人から「えっ?」と幻滅されている……かもしれません。
ファッションというのは残酷なもので、どんなにステキな服を着ていても、ひとつでもイマイチなポイントがあると、すべてが台無しになってしまう……ことはよくある話。今回は、つい見落としてしまいがちな、冬ファッション恐怖のNGポイントについて解説していきます。
1.コートの後ろ姿がしわくちゃ
面積が大きいため意外に目立つコートの背面にも気を配って
人から見て幻滅されやすく、自分では気づかない度ナンバー1は、ずばり後姿です。帰宅してコートを脱ぐとき、適当にバサッと置いていませんか? 面積の大きいアウターは顔よりも目立つと言っても過言ではありません。光や人の目線にさらされやすいコートの後ろ姿に大きくシワが入っていたりすると、何を着ていてもそこだけが目についてしまうほど全体が台無しに!だらしない印象しか残りません。
形を整えてハンガーにかけ、ホコリを払えば完璧
そんなシワを避けるためには、基本ですが毎晩かならずアウター用の厚いハンガーにかけて形を整えておくこと。できれば軽くホコリを払っておくだけでも全然違います。
洋服の状態というのはショップで売られている時が最盛期! 人に着られることで少しずつ生地もへたっていきますし、着ていない洋服でも時間が経つだけで劣化していきます。例えプチプラでも「なるべく傷ませないように」「長くきれいに着よう」と心がけることが大切です。
2. 自信を持ってブーツを脱げる? レッグウェアは要チェック
パッと見て大丈夫、と思っても足先は傷んでいる場合も
ブーツで隠れているし、通勤だけだからいいや、とタイツやソックスを適当に履いていませんか? 黒だから目立たないと思っていても、太陽光や室内灯の光を受けて悪目立ちしていることもあるんです! 「穴さえ開いていなければいい」なんて大間違い! 色褪せや表面の毛羽立ち、指先の生地が薄くなっていないかなど、気にして欲しいポイントは思っているよりも多いんです。レッグウェアは肌にじかに触れるものなので、汗で蒸れたり動きによる摩擦を受けたり、目で見るよりもダメージを受けています。残念ながら生活感が漂ってしまうポイントなのです。
さらに!コーディネートに関しては、スカートや半端丈パンツにレギンス×ソックスの重ね履きは野暮ったいのでNG。山ガールを目指している場合は別ですが、確実に短足に見え、10歳は老けて見えます。ソックスのラインが見えていることが問題なので、どうしても重ね着したいのであれば、フルレングスパンツの下で見えないように重ねましょう。
3. 擦ったようなダウンの黒ずみ、見られています!
擦ったような黒ずみが付きやすい袖口、実は見られています!
丈夫なイメージがあり、あまり気を遣わずに着られるダウンジャケット。ですが、汚れないわけでは当然無く、目立っていないだけの場合も多々あります。特に袖口やボトムのウェストが当たる部分は、摩擦で黒ずんだような汚れが付きやすい場所。バッグを持ったり、つり革につかまったりする時に目立つので恥ずかしい思いをする場所でもあるんです……。濡れた柔らかい布でこすったり、洗剤を少しだけつけて洗うだけでキレイになる場合も多いので、一度手持ちのダウンの点検をオススメします。
4. タートル×ワンピorチュニックなどの重ね着は老けて見えやすい
タートルネックに重ねて良いワンピースは紐の細いデザインだけ!
「首元を温めつつ体型カバーをしたい」という気持ちはよく分かりますが、アラサー以上の女性には、その気持ちが全面に出たタートル×ワンピまたはチュニックのレイヤードは危険。首から肩にかけてのシルエットがもたつき、老けて見えること間違いなし。トレンドのキャミワンピなど、紐が細くシャープなイメージのものはまだ良いですが、ふんわりしたAラインのチュニックなどは一気におばさんっぽくなるので、避けた方が無難です。
5. 自分では気づきにくい、定番黒ニットの色褪せ
黒ニットの色褪せは意外に目立ちます
何にでも合わせやすく、毎冬ついつい着てしまう黒ニットですが、よく見ると色褪せていませんか? マイ定番として愛用している自分の目から気づくことは難しいですが、うっすら白っぽくなった黒ニットは、決して魅力的とは言えません。隣に新しい黒ニットを着た人が並んだ日には、その差は歴然! そうなったら買い替え時!と諦め新しい黒ニットにアップデートしていきましょう。
以上、一見当たり前ですが、意外と見落としがちな冬ファッションのNGポイントを5つご紹介しました。ドキっとした方、春服を買いに行く前に、まずは手持ちの服を見直してくださいね。