マネーtips!お金持ちになるための365日/強運コンサルタント・横山信治さんの金運アップの法則

強運体質流!顔も見たくない苦手な人と付き合うコツ

職場でも学校でも、悩みの多くは人間関係がうまくいかないということ。気分がめいるような関係や、顔も見たくない相手でも、考え方と行動で驚くほど変化する。成功する人が無意識でやっているコミュニケーションのポイントは?

あるじゃん 編集部

執筆者:あるじゃん 編集部

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良い関係をなんとしても作りたいという気持ちが相手を変える

──お金と成功は、ピンチの時のちょっとした対応の違いでもたらされる!なぜか不景気にも関わらず仕事が順調でお金回りの良い人。逆に一生懸命働いても、なかなか仕事もお金もままならない人……。それは逆境やピンチの時の考え方や行動の仕方に違いがあった!仕事の失敗から人間関係のゴタゴタまで、日常の困難を乗り切ることで仕事とお金の運を引きこむ方法とは?強運コンサルタントの横山信治さんがお教えします!(第1回インタビュー『お金が寄ってくる人の「失敗した時の考え方と対処法」』から続きます)
 
会社の苦手な人とどう付き合う?

会社の苦手な人とどう付き合う?



人間関係で悩んでいる時に、まず最初に確認するべきなのが、自分はその関係で何をしようとしているのか? 目的をはっきりさせること。それによってずっと付き合っていかなければいけない相手なのか、場合によったら思い切って断ち切った方が良い相手なのかが明らかになります。

これが曖昧なまま悩んでいる人が多いのですね。かりに相手が職場の上司なら、好き嫌いに関わらず付き合っていかなければいけない相手です。これが友人であるならどうでしょう? 傷をなめ合ったり愚痴を言い合うだけのマイナスの関係なら、思い切って関係を断ってしまう選択もアリだと思います。

人間関係は何でもかんでも修復して元通りにするべきものばかりではないということをまず念頭に置いて下さい。ところが多くの人は逆の選択をしがちなのです。友人を切るのはなんだか気持が引けて、何とかしようと悩む。その反面、会社の上司との関係は、それこそ切ることが出来ないものにもかかわらず、面倒だからと放っておいてこじらせていく。

私が落語家を目指していた若かりし頃、弟子入りしていた師匠は絶対的な存在でした。どんなにわがままで横暴な師匠であろうと、嫌だと言って関係を悪くしていたら稽古も付けてもらえないし、相手にもされない。それでは落語家になることなど不可能です。何とか気に入ってもらおうと、あの手この手で関係を良くしようとしました。

また、会社の役員の時の話です。役職がら部下を降格させたり減給しなければいけない時があります。当然相手は私に対して激しい憎悪と怒りを向けてきます。「おはよう」とこちらから声を掛けても無視されたり、あからさまに反抗的な態度を取られたり。そんな部下が2人いました。

その時私がやったことが、朝起きて鏡に向かって「私は○○君が大好きです」と声を出して唱えること。言葉にはエネルギーがあります。言葉を発しながら鏡に向かって自分の行動を確認することで、私は負に陥りがちな気持ちを抑えることができたのかもしれません。

結果から言うと、最終的にはその二人とは関係を取り戻すどころか、最も信頼し合う関係になることができました。私が退職するときには二人が言葉を贈ってくれたり、大きな花束を贈ってくれました。

「この人と何とか関係を築きたい」「この人と良い関係になりたい」という気持ちや波動は相手に伝わるんですね。私が諦めずに「何とかしたい」と相手に向かったことで、局面が大きく変わったのです。

大切なのはそれまでのやり方を変えること。明るく挨拶をする。苦手な相手は避けがちですが、逆に話をする機会を増やす。相手が上司なら、いろいろ仕事の質問をしてみて下さい。教えて下さいと謙虚に聞きに行けば、嫌な気がする人はいないでしょう。

そして「ありがとうございます」としっかりとお礼を言うことが大事です。いずれにせよ、相手に興味を持っていること、関心があること、よい関係を築きたいというメッセージをひたすら送り続けるのです。
 

習慣をちょっと変えるだけで自分も相手も変わる!

面白い研究報告に、朝ジョギングの習慣をつけたら上司や同僚との人間関係が改善したというものがあります。ジョギングと人間関係、一見まったく関連がありませんね。なぜでしょう? 
 
日常のちょっとした習慣を変えるだけで強運が身につく

日常のちょっとした習慣を変えるだけで強運が身につく



例えばジョギングをすることで朝気分が爽快に積極的になるでしょう。それによって苦手な上司にも明るくふるまうことができ、関係が良くなる。あるいはジョギングの趣味ができることで日常の会話の幅が広がり、良い関係の取っ掛かりができる……。理由はいろいろ考えられます。

こじれた人間関係を変えるのは難しいと考えます。でも、私がこれまで体験したこと、身の回りで起きてきたことを見ると、じつはちょっとしたことで大きく変わるのです。それまでの習慣を少し変えること。先ほどの鏡の前で言葉を発することもそうですし、ジョギングもそう。早起きや体操でもいいんです。

私はバランスが変わることだと話しています。釣り合っている天秤はわずかな重りの違いでも大きく振れますね。それと同じでちょっとした日常習慣を変えることで、あなたの心のバランスが変わるのです。

それは人間関係のバランスにも影響します。あなたが変わることで両者のバランスが変わる。すると相手もおのずと変わっていく……。無理に相手を変えようとするのではなく、自分を少しだけ変える。それも日常のちょっとした習慣を変えるのです。

成功する人は意識するしないにかかわらず、この人間関係のバランスを変えていくことが上手なのです。ぜひ意識してみて下さい。

★次回は「やる気がでないとき」の対策を横山さんにインタビュー!
 

教えてくれたのは…

横山信治さん
 
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1982年 日本信販(株)(三菱UFJニコス)入社。 営業成績全国最下位のダメ営業マンから、全国No.1営業へ。2001年2月 ソフトバンクファイナンスに転職し、日本初のモーゲージバンク(証券化を資金調達手段とした住宅ローン貸出専門の金融機関)SBIモーゲージ(株)設立。当初4人でスタートした会社を、従業員250名、店舗数191店舗の上場会社へ成長させる。東証1部上場の金融グループにて、役員、社長を経て、2014年4月独立。株式会社オフィス・フォー・ユー代表取締役社長。

小学生の頃、落語家の笑福亭松鶴に入門し、最年少プロ落語家としてテレビ、ラジオ、劇場に多数出演。芸名は笑福亭手遊(おもちゃ)、笑福亭鶴瓶氏の元兄弟子。これまで2万人以上のビジネスパーソンと接し、3000人以上の採用面接に立ち会い、のべ1万人以上の部下を指導する中で得た経験を活かし、ビジネスパーソンが成功するコツを伝えるため、講演、執筆活動を行う。また人生の浮き沈みの中で「運」に興味を持ち独自に勉強して開運の理論と方法を確立し、「運」が良くなるコツとポイントを伝える活動も行う。現在、東京・大阪で毎月1回「横山塾」を開催中おもな著書に『入社1年目から使える「評価される」技術』(かんき出版)、『40歳からは、小さなことにくよくよするな』(PHP研究所)、『「運が良くなる人」と「運が悪くなる人」の習慣』(明日香出版)他多数

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取材・文/ビルドゥングス

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