女性のオフィススーツマナーQ&A

オフィスでのレディーススーツの着こなしマナーとは

オフィスでのレディーススーツの着こなしマナーとは 


オフィススタイルのカジュアル化が進んでいるとはいえ、まだまだスーツを着なければいけないシーンは多いもの。オフィシャルなシーンで活躍するスーツは働く女性の勝負服。でもそのマナーを知らない方は意外と多いのでは?

そこで今回は、オーダースーツブランド「HANABISHI」で聞いた、おさえておきたいスーツのマナーQ&Aをお届けします。好感を持たれるビジネススタイルを目指す方は要チェック!


レディーススーツの色や素材のマナー

グレースーツundefined画像提供:HANABISHI

黒と紺に準ずるのは、グレースーツ! 画像提供:HANABISHI


Q.黒や紺はビジネススーツの定番ですが、おすすめのパンツスーツの色柄は?


A.ベーシックなカラーは黒と紺、グレーがキホンですが、最近は、黒がやや下火となり、紺とグレーが優勢です。また、華やかな女性特有の素材のタイプですと、黒、紺、グレーに外にも白、ベージュ、上級者にはキャメルもおすすめです。


Q.スーツの素材選びはどこまでOK?

A.華やかな職種ですと、女性らしい明るいカラーも含む女性特有の素材をオススメしますが、固い職種でしたら、メンズスーツに主に使っている硬い素材のスーツがカッチリと見えます。

いずれにしても、職場環境や職種によりかなり異なるため、仕事やオケージョンについてプロと相談した上で、購入やオーダーをしたほうがよいでしょう。



ジャケットのマナー

ぴちぴちのスーツよりもジャストサイズが今の流れundefined画像提供:HANABISHI

ぴちぴちのスーツよりもジャストサイズが今の流れ 画像提供:HANABISHI


Q.ジャケットの長さやカタチ、肩幅で注意すべきはどこ?

A.まず、ジャケットの長さは、ボトムスとのバランスで決まります。
例えば、ワイドなパンツなら、ジャケットの着丈は短め。細めのパンツなら、ジャケットの着丈は長めが基本のバランスとなります。理由は、両方にボリュームがあるとアンバランスになるためです。

パンツやスカートのヒップの一番高い部分に、ジャケットの裾が来るのが黄金比

パンツやスカートのヒップの一番高い部分に、ジャケットの裾が来るのが黄金比


ただ、一般的には、ヒップラインの一番高い部分までのジャケットをオススメしています。パンツはヒップラインがしっかり出るので、ヒップラインの一番高いところを基準に、すこし長めにする方もいます。スカートの場合、ヒップラインより少し上からフレアになるシルエットもあるので、すこし短めにしてもスッキリ見える場合もあります。オーダーなどで同じジャケットでスカートとパンツを作る場合、パンツに似合う長さをオススメします。

左から、テーラードタイプundefinedundefined画像提供:HANABISHI

左から、ラウンドノーカラータイプ、テーラードタイプ。  画像提供:HANABISHI


Q.ジャケットの形やデザインのマナーは?


A.ジャケットのデザインは、テーラードタイプ、ノーカラータイプ、ラウンドノーカラーの三つが基本です。ビジネススーツらしさが強いテーラードタイプは、ややジャケット襟の切り替え部分が上めについていると、視線が上に上がり、顔周りが引き締まって見える効果があります。ラウンドノーカラーは、いわゆる式典スーツとしてはもちろん、ジャケットながら柔らかい印象になるので、幅広い女性に人気があります。ノーカラーのVネックタイプは近年のトレンドで、ドラマ「家売るオンナ」で北川景子さんが着こなしていたり、海外セレブのファッションにも取り入れられ、オーダーでも人気を博しました。


Q.ジャケットの肩幅やサイズのマナーは?
肩幅に合わせてジャケットを選び、補正するのが吉

肩幅に合わせてジャケットを選び、補正するのが吉


A.まず、ジャケットの肩幅は、近年は狭いのが主流です。肩パットを薄いものにしたり、肩幅狭めで作るケースもあります。ただし、極端に肩幅狭め、肩パットなしなどにすると、二の腕の丸みが出やすくなります。タイトすぎるシルエットも近年の主流ではないので、肩から袖がまっすぐに落ちるくらいのジャストのサイズ感を選べば間違いありません。


Q.レディーススーツの腕まくりはマナー的にOK?


A.OKです。特に袖ボタンがついているジャケットは袖まくりをして裏地が見えてもよいような仕様になっています。ただし、袖まくりをした場合、インナーは見えない方が良いでしょう。

ジャケットの袖は、腕の形状に合わせ先細になっているのが一般的ですが理由は、同じ太さの袖だと、手の近くは余裕がありすぎ、邪魔になったり汚れやすい、腕を上げた際、袖がずり落ちることを防ぐ、また、冬場、袖口が太いと風が吹き込み寒い、エレガントに見えない、などの理由があります。



スーツのボトムスのマナー

パンツは、くるぶしより短めの丈がトレンドundefined画像提供:HANABISHI

パンツは、くるぶしより短めの丈がトレンド 画像提供:HANABISHI


Q.パンツの長さやカタチ、肩幅でこだわるor注意すべきはどこ?

A.パンツの長さは時代により流れがあり、一般的に近年は短めとなっています。
流行のくるぶしから5cmほど短めにするのがオススメです。シルエットもワイドよりテーパードした細身になってきましたが、逆に、ワイドシルエットが復活もしてきています。

ドレスコード堅めの職場やシーンではタイトスカートが安心ですが、フレアスカートでもじゅうぶんビジネス対応できますundefined画像提供:HANABISHI

ドレスコード堅めの職場やシーンではタイトスカートが安心ですが、フレアスカートでもじゅうぶんビジネス対応できます 画像提供:HANABISHI


Q.オフィスで着るスカートの長さ、形のマナーは?

A.スーツに合わせるスカートは、短すぎないタイトスカートが基本です。ただ、最近は、やや広がっているシルエットも優勢です。フレアやAライン、マーメイド、プリーツなども良いでしょう。


レディーススーツに合わせるインナーやコーディネートのマナー

ブラウスのボタンは1~2個あけて、袖まくりしてもOKundefined画像提供:HANABISHI

ブラウスのボタンは1~2個あけて、袖まくりしてもOK 画像提供:HANABISHI


Q.ブラウスのボタンはあけてOK?

A.ネクタイをつけない女性のスーツの着こなしでは、ブラウスのボタンは1~2つあけるのが基本ですが、ファッションの観点では、全部止める着こなしもある、と言えます。職場環境や職種により大きく異なります。

ニットやカットソーを合わせる傾向もundefined画像提供:HANABISHI

ニットやカットソーを合わせる傾向も 画像提供:HANABISHI


Q.スーツのインナーは、実際どこまでカジュアルでもOK?

A.職場環境や職種により大きく異なります。当然、いちばんきちんと見えるのはシャツ、次にブラウスです。次に、ニットやカットソー、環境によってはぐんとくだけて、プリントTまで可能です。

上下異素材でバラバラに着まわすのがトレンドundefined画像提供:HANABISHI

上下異素材でバラバラに着まわすのがトレンド 画像提供:HANABISHI


Q.レディーススーツを上下バラバラに着まわす際のマナーは?

A.上下異素材でコーディネ―トをする場合、ボトムシルエットは、上下同素材のコーディネートよりも、よりトレンドを取り入れたシルエットにした方が、かえってまとめやすいかもしれません。例えば、テーパードパンツ、ワイドパンツ、様々なシルエットのスカートからガウチョタイプもアリです。

上下異素材のジャケットとボトムスのコーディネートは、全身の配色コーディネートが重要です。毎年変わる流行カラーとは別に、数年サイクルの「配色ルール」というものが大きなトレンドとして存在します。その配色ルールを基本にワードローブをそろえておくのが大切です。毎年のトレンドは、スカートかインナーで楽しみましょう。

ビジネスの場で、上下異素材のジャケットとボトムスのコーディネートをする場合、インナーはシンプルにし、ジャケットから少し覗く程度のものが良いでしょう。

ただし、上下同素材の黒いスーツで白シャツをインナーにして、まるでリクルートスーツのように見えてしまうのも、オトナのビジネスマナーとしては避けたいところ。

スーツの色やインナーの色やデザインにひと工夫したり、上下異素材で着まわしたりするのは、着こなしの幅が広がるだけでなく、明るく快活な好印象にもつながります。

肩を出してもいい職場ならばスカートをタイトにして華やかさを抑えたり、汗ジミの目立ちにくい色柄のシャツを選んでみてはundefined画像提供:HANABISHI

汗ジミの目立ちにくい色柄のシャツを選んでみては 画像提供:HANABISHI


Q.女性のクールビズのマナーは?

A. 男性よりも自由度が高いのですが、ビジネスシーンですから、露出を抑えてくだけすぎないようにしましょう。ミニスカートやキャミソールなどはもちろんNGですが、ハイネックのノースリーブトップスなどは職場によってはOKの場合も。その場合は、ハイネックのノースリーブにタイトスカートでシャープなスタイルもおすすめ。

また、もう少しドレスコード堅めの場合、ジャケットなしでシャツやブラウス1枚で出勤する場合もありますね。その際、水色や薄グレー1色のシャツなどは汗ジミが目立ちやすくなります。白、黒や紺のシャツか、もしくは、ストライプなどの柄も夏向きです。



レディーススーツに合わせるバッグや靴、時計など小物のマナー

スカーフ、パンプス、ネックレスなどを合わせてundefined画像提供:HANABISHI

スカーフ、パンプス、ネックレスなどを合わせた例 画像提供:HANABISHI


Q.スーツに合わせるアクセサリー、靴のマナーは?

A.ビジネスシーンですから、アクセサリーは当然シンプルなものとなりますが、
実は非常に大切で、首元に何も無いと間抜けな感じとなりますので、忘れずに。
靴もベーシックなパンプスとなりますが、むしろ、デザインよりも大切なのは靴とインナーとスーツの色バランスです。全体の配色をどうまとめるかが、一番重要かもしれません。


Q.ミュールはOK?

A.NGです。ミュールはビジネス向けではありませんし、スーツとは合わせないでください。


Q.腕時計は?腕時計なしでもOK? アウトドア仕様は?

A.できれば腕時計はあった方が、全体がまとまります。アウトドアタイプの腕時計は、やはり避けた方がよいでしょう。


Q.靴下はOK? ストッキングの色は?

A.基本、女性のスーツにソックスを合わせるのはマナー的にNG。ストッキングにしましょう。ストッキングの色は、肌の色に近い、目立たない色が良いでしょう。
職場環境によっては、秋冬にダークカラーのタイツを合わせるのもアリですが、全身の配色バランスには気を付けましょう。


▼教えてくれたのは……
HANABISHI

HANABISHI

HANABISHI 渋谷店
住所:東京都渋谷区渋谷3丁目7−1 ヒラゼンビル
営業時間:10:30~19:30
水曜定休
TEL:03-3486-8529

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