モアパワーを手に入れた新時代のダイナ

エンジンがパワーアップしたダイナファミリー & ローライダーS!

エンジンがパワーアップしたダイナファミリー & ローライダーS!


スポーツスターのワンランク上に位置するツインカムファミリー、ダイナ。ローライダー、ワイドグライドといった人気モデルが並ぶこのファミリー、この2017年モデルで大きくパワーアップすることとなりました。これまでツインカム96(排気量1,584cc)だったのが、ソフテイルと同じツインカム103(排気量1,690cc)へとパワーアップしたのです!

排気量1,690ccのツインカム103エンジン

排気量1,690ccのツインカム103エンジン


乗り慣れている人でなければ持て余してしまうハイパワーエンジンですが、ロングツーリングになればそのパワーの恩恵を最大限に受けられること間違いなし。またソフテイルと同じエンジンになったことで、キャラクターの違いがより顕著になった印象さえあります。

ダイナファミリーの特徴

他メーカーのバイクにはないダイナミックなスポーツライドが楽しめるところがダイナ最大の魅力だ

他メーカーのバイクにはないダイナミックなスポーツライドが楽しめるところがダイナ最大の魅力だ


ハーレーを大きく分けると、「ビッグツイン」(ツインカムとミルウォーキーエイト)と「エヴォリューション」(スポーツスター)のふたつになります。1970年代初頭までは「ツアラー」か「スポーツスター」のいずれかしかなかったのですが、当時若手デザイナーだったウィリーG(ウィリアム G ダビッドソン/創業者の孫)が「ビッグツインにスポーツスターの走行能力を組み合わせたモデルを」と、当時は奇抜とも言える発想から生まれたのが、”スポーツライドができるツインカム”FXスーパーグライド。ダイナファミリーのご先祖様です。

左がツインショック構造のダイナフレーム、右がリジッド型構造のソフテイルフレーム

左がツインショック構造のダイナフレーム、右がリジッド型構造のソフテイルフレーム


ダイナとソフテイルが同じツインカム103エンジンを持つわけですが、両者の違いは「フレーム」です。ビンテージハーレーのスタイルを再現したリジッド型フレーム「ソフテイルフレーム」に対して、ダイナはスポーツスターと同じ「ツインショック型フレーム」。バイクのフットワークを支えるサスペンションを2つ兼ね備えることで、より高いライディングを楽しめるようになっているわけです。

そしてエンジンが、スポーツスターよりもハイパワーなツインカムというのがダイナモデルの特徴になります。排気量1,690ccになったことで、さらにパワフルになったことは間違いありませんね。


FXDB ストリートボブ

ハーレーダビッドソン FXDB ストリートボブ(2017年モデル)

ハーレーダビッドソン FXDB ストリートボブ(2017年モデル)


ダイナファミリーのなかでもっともお求めやすく、チョッパー&ダークでありながらシンプルなフォルムにまとめられたストリートボブ。ワイドグライドやファットボブほどキャラクターが立っているわけではありませんが、だからこそどんなカスタムスタイルでも許容してくれる懐の深さがこのモデルの魅力だと思います。

ハーレーダビッドソン FXDB ストリートボブ(2017年モデル)

ハーレーダビッドソン FXDB ストリートボブ(2017年モデル)


うずたかく持ち上げられたエイプ型ハンドルバー「エイプハンガー」(猿が木からぶら下がっているようなスタイルから)が標準装備なので、カスタムも自ずとチョッパースタイルへと向かうことでしょう。ホイールも近代風のキャストではなくスポーク仕様なので、クラシカルな佇まいを求める人にはうってつけ。タンクからフェンダー、その他細かなディテールもブラックで統一されているので、ピンストライプやスピニングを施すだけでグラフィックが一層際立ちます。ハーレーカスタムの面白さを存分に教えてくれるモデル、それがストリートボブです。

・キャラクター:★★
・乗りやすさ:★★
・カスタムしやすさ:★★★

[メーカー希望小売価格](消費税込)
・ビビッドブラック:1,888,000円
・モノトーン:1,930,000円
・ツートーン:1,968,000円
・ハードキャンディー:1,971,000円

[スペック]
全長2,360mm/車重303kg/シート高680mm/ホイールベース1,625mm/排気量1,690cc/エンジン:ツインカム103/タンク容量17.8リットル/タイヤサイズ(F)100/90 B19 M/C 57H(R)160/70 B17 M/C 73V


FXDL ローライダー

ハーレーダビッドソン FXDL ローライダー(2017年モデル)

ハーレーダビッドソン FXDL ローライダー(2017年モデル)


1977年のデビュー以来、ベストセラーモデルとして君臨するローライダー。ダイナファミリーの長と言っても過言ではない人気のバイクです。一見するとシンプルなクルーザーに見えますが、他のダイナモデルにはない特別なギミックが備わっています。

ハーレーダビッドソン FXDL ローライダー(2017年モデル)

ハーレーダビッドソン FXDL ローライダー(2017年モデル)


2段階でポジションを変えられる専用ダブルシート、可変型のプルバックハンドルバー、ダブルディスク仕様のフロントブレーキングシステム、前過ぎず後ろ過ぎないニュートラルなステップと、他のダイナモデルとは比べものにならないほどの快適仕様になっています。さらに、最盛期とも言える1970年代ローライダーを再現したグラフィックが施されるなど、ハーレーの歴史そのものを表現したバイクとも言えるのです。カスタムするのが惜しくなるほどの完成度を誇るローライダー、試乗すれば虜になること間違いなし。

・キャラクター:★★★
・乗りやすさ:★★★
・カスタムしやすさ:★★

[メーカー希望小売価格](消費税込)
・ビビッドブラック:2,128,000円
・モノトーン:2,170,000円
・ツートーン:2,208,000円
・カスタムカラー:2,211,600円

[スペック]
全長2,345mm/車重311kg/シート高700mm/ホイールベース1,630mm/排気量1,690cc/エンジン:ツインカム103/タンク容量17.8リットル/タイヤサイズ(F)100/90 B19 M/C 57H(R)160/70 B17 M/C 73V


FXDLS ローライダーS(Sシリーズ)

ハーレーダビッドソン FXDLS ローライダーS(2017年モデル)

ハーレーダビッドソン FXDLS ローライダーS(2017年モデル)


スタンダードなスタイルのローライダーを「クラブスタイル」としてバージョンアップさせたのが、「Sシリーズ」にカテゴライズされるソリッドなモデル、ローライダーSです。クラブスタイルとはアメリカで人気のマッドなハーレーカスタムスタイルで、ビキニカウル、ドラッグバー&ストレートライザー、ガンファイターシート、ハイエンドなサスペンション&走行性能という要素から構成されています。

ハーレーダビッドソン FXDLS ローライダーS(2017年モデル)

ハーレーダビッドソン FXDLS ローライダーS(2017年モデル)


このSシリーズ ローライダーS最大の特徴はエンジン。ダイナファミリーの心臓であるツインカム103(排気量1,690cc)をはるかに上回る、スクリーミンイーグル・ツインカム110(排気量1,801cc)、通称「ONE-TEN」(ワンテン)を搭載していること。フルチューンが施されたローライダーSに試乗しましたが、その暴れ馬っぷりはこれまでに体感したことがないレベルでした。それもそのはず、本来このONE-TENは400kgオーバーの重量級モデルに搭載するために開発されたもので、無駄な装備を持たないローライダーだとエンジンのパワーをダイレクトに味わう仕様となります。それでいて走行性能やフットワークは一級品なので、峠を走ってもそのパワーを味わわせつつ軽やかにコーナーをクリアしてくれるのです。もはや反則級のバイクと言っていいでしょう。

・キャラクター:★★★
・乗りやすさ:★★★
・カスタムしやすさ:★

[メーカー希望小売価格](消費税込)
・ビビッドブラック:2,343,000円

[スペック]
全長2,390mm/車重305kg/シート高685mm/ホイールベース1,630mm/排気量1,801cc/エンジン:スクリーミンイーグル・ツインカム110/タンク容量17.8リットル/タイヤサイズ(F)100/90 B19 M/C 57H(R)160/70 B17 M/C 73V


FXDWG ワイドグライド

ハーレーダビッドソン FXDWG ワイドグライド(2017年モデル)

ハーレーダビッドソン FXDWG ワイドグライド(2017年モデル)


ハーレーカスタムの基本と言われるのが、「ロー&ロング」スタイル。つまりは「長く、低く」こそあるべき姿と言うわけですが、ダイナのみならず、ハーレー全モデルにおいてもっともホイールベースが長いワイドグライドは、「ザ・チョッパー」を名乗っていいバイクだといえるでしょう。

ハーレーダビッドソン FXDWG ワイドグライド(2017年モデル)

ハーレーダビッドソン FXDWG ワイドグライド(2017年モデル)


1980年、「チョッパーライクなダイナを」と生み出されたご先祖ワイドグライド。現行ワイドグライドもそのスピリッツを受け継いでおり、そのキャラクターの尖りっぷりもハーレー随一と言えます。実際にまたがってみると分かりますが、身長174cmの私でも両足が伸びきるほどのフォワードコントロールステップに、タイトなハンドルバー、その上ロングホイールベースという組み合わせから、操りやすさは皆無。「身長180cmクラスじゃないと乗れないんじゃないの?」と言いたくなるポジションは、ある意味アメリカ、ハーレーらしいとも言えます。乗りやすいバイクなら、ハーレーでなくてもいいわけです。「なぜハーレーに乗るのか」、その問いに対する答えを持っているのがこのワイドグライドだといえるでしょう。

・キャラクター:★★★
・乗りやすさ:★
・カスタムしやすさ:★★★

[メーカー希望小売価格](消費税込)
・ビビッドブラック:2,028,000円
・モノトーン:2,108,000円

[スペック]
全長2,425mm/車重307kg/シート高680mm/ホイールベース1,730mm/排気量1,690cc/エンジン:ツインカム103/タンク容量17.8リットル/タイヤサイズ(F)80/90-21 M/C 54H(R)180/60 B17 M/C 75V

FXDF ファットボブ

ハーレーダビッドソン FXDF ファットボブ(2017年モデル)

ハーレーダビッドソン FXDF ファットボブ(2017年モデル)


見るからに他のダイナモデルとは一線を画した風体のモデル、ファットボブ。ツインショックフレーム & ビッグツインエンジン、大きなフロントホイール、シングルヘッドライトのクラシカルな佇まいがダイナの伝統スタイルなのですが、前後16インチディッシュホイール & ファットタイヤ、デュアルヘッドライト(二灯)、一文字のドラッグバーと、同じくキャラクターが強いワイドグライドとはまた違った次元に向けたマシンとなっています。

ハーレーダビッドソン FXDF ファットボブ(2017年モデル)

ハーレーダビッドソン FXDF ファットボブ(2017年モデル)


特徴は、暴力的なまでのハイウェイライド。スポークやキャストよりも重量のあるお皿のようなディッシュホイールとファットタイヤによって、接地面の大きさ & 直進安定性の高さから、高速道路でのストレートライドは他モデルでは味わえないほど力強く、ウェットな雨天時の走行でもまるで不安を感じさせない安定感で支えてくれます。ドラッグバーも見た目以上に幅広なので、実際はかなり操作しやすいです。ビジュアルはハーレーらしくないように思えますが、この特異なスタイルもまたハーレーならでは。人とは違うテイストを求める人にうってつけのモデルですね。

・キャラクター:★★★
・乗りやすさ:★★★
・カスタムしやすさ:★

[メーカー希望小売価格](消費税込)
・ビビッドブラック:2,128,000円
・モノトーン:2,170,000円
・カスタムカラー:2,211,000円

[スペック]
全長2,386mm/車重321kg/シート高690mm/ホイールベース1,690mm/排気量1,690cc/エンジン:ツインカム103/タンク容量18.9リットル/タイヤサイズ(F)130/90 B16 M/C 67H(R)180/70 B16 M/C 77H


ツインカム103エンジンが搭載されて、さらに力強くなった新ダイナファミリー。どんなスポーツライドが味わえるのか、今から楽しみです。気になる方は、最寄りのハーレーダビッドソン正規ディーラーまたは試乗会イベントまで!

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