社会的地位を得ているノンママの婚活事情
女性の人生において結婚や出産はとても大きなイベントですが、一方で結婚しない、子どもを持たないという選択肢もあります。それを選んだ女性は「ノンママ」と呼ばれ、仕事一筋で会社にとっては大きな戦力となっていることが多々あります。
政府が「2020年までに女性の管理職を全体の30%まで引き上げる」という方針を打ち出し ていることからも、今後はノンママが増えていく可能性は高いと思います。今後も、さまざまな面でノンママが仕事をしやすい環境が整っていくのではないでしょうか。
一方で、結婚相談所を経営している私からすると、「婚活」は独身女性にとっては優先度が高いことだとも思うのです。
なぜなら、いつ結婚をしたいと思うようになるかわかりません。
30~40代まで仕事一筋で突っ走ってきたもののワ―ママとして活躍する同期の姿を見て、急に結婚や出産を考えることがあるかもしれません。でも、出産には年齢的な限度もあるのは事実。間に合ううちに結婚してほしいと私は思うのです。
では、ずっと仕事一筋できていたノンママが婚活するときに、大切にしたいこととは何でしょうか。5つのポイントを挙げていきたいと思います。
1.「結婚する」と覚悟を決める
いい人がいたら結婚……ではなく、結婚するんだと覚悟して
まず、「私は結婚するんだ」と覚悟を決めるのです。
そうすれば、妙な高望みもしなくなり、出会った相手を見すぎて、「ここが嫌だ」「あれが嫌だ」と言うこともなくなり、100%完璧な人はいないとわかると思います。
自分が「結婚をするんだ」と思うことで、優先順位が自然に決まってきます。本当に結婚をしたいならば、婚活は最優先。これだけに打ち込みます。
仕事の調整をし、友人との付き合いや習い事、趣味を後回しにする。そのくらいの覚悟を持つことが婚活成功のためには必要です。
2.傷つくことをコワイと思いすぎない
ノンママのなかでも、恋愛から遠ざっている女性に多いのがこの傾向です。出会った瞬間に「振られたらどうしよう」と不安になっていませんか?交際もスタートしていない段階で、先回りをして悪い方に考えてしまい、自分から断るのは絶対にダメです。交際がうまくいくかどうかは、誰にもわかりません。先が見えないことについて最初からあきらめてしまったら、そもそもミラクルは絶対に起きないのです。
もしかしたら、とても相性が良くてゴールインするかもしれないのだから、傷つくことを恐れないで欲しいと思います。
3.人のせいにしない
結婚をすると人間力があがり成長するもの。
結婚をすると人間力があがり成長するもの。もちろん、独身だからノンママだから人間力が成長しない、というわけではありませんが、婚活だけでなく、結婚生活をはぐくむうえでも重要なポイントになります。
うまくいかないときに誰かのせいにすると、自分の気持ちが楽になり、怒りや悲しみが収まるかもしれません。でも、物事がうまくいかない原因は、自分の中にあることが多いのです。
それは婚活でも同じこと。自分の中の原因に気づくことができれば、次は同じ間違いは犯しません。悩んでいるときには辛いでしょうけれど、それを乗り切ることで問題は自分にあると考えることができ、自分を成長させてくれるのです。
4.いつまでも昔の理想にとらわれない
ノンママに限らず、誰でも若いときがあって、その時の自分を憶えているものです。きっと今よりもスタイルが良くて、肌もキレイだったでしょう。そのときの自分を引きずっていると、「私ならもっと素敵な人と交際できるはず」と思いがちですが、それは昔の自分だったら……という仮定のもとにのみ成り立つ話です。
厳しい言い方ですが、年を重ねた今の自分をしっかり見つめましょう。
5.落ち着きや品位の高さを身につける
若い人にはない、大人の女性ならではの美しさとは
それが、女子力ならぬ、「大人としての女度」です。
年齢は変えることができませんが、落ち着き、品位など大人の女性としての魅力は高めることができます。むしろ、これこそ若い人が欲しいと思っても手に入れることができない物なのだから、さらに磨きをかけましょう。
このようにノンママが結婚をするためには、5つの掟があります。
少なくとも、この5つを意識することで結婚に近づくことができると私は考えています。仕事一筋の人生から家族を持つ人生に変えるためにも婚活に励んでほしいと思います。
▼ノンママが結婚を考えるタイミングとは
子どもを持たない「ノンママ」が結婚を考えた理由