石垣島でのカヤック体験

亜熱帯の島、石垣島。ここでは年中カヤックが楽しめます。石垣島は新空港ができ、国内各所からのアクセスが飛躍的に良くなりました。カヤックを国内から持っていくことは大変ですが、石垣島にはツアー会社もたくさんあるので現地でカヤックを借りることができ、お手軽に体験ができます。今回はマングローブカヤックをご紹介いたします。
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石垣島 宮良川(メーラカーラ)にかかる宮良橋からマングローブを眺める


マングローブカヤックとは?

マングローブはご存知ですか? マングローブとは、亜熱帯地域において海と川が繋がる汽水域の湿地に生える森林・植物のことを総称した名前です。実はマングローブという名前の植物は無いのです。マングローブの代表的な種類はヒルギ類で、石垣島ではヤエヤマヒルギ・メヒルギ・オヒルギの3種類を見ることができます。

マングローブカヤックでは、川を遡上する形でうっそうと茂ったこれらの森の中をカヤックで進みます。河口に近い場所で行うため、激しい流れの中を進むわけではありません。そのため、女性・お子様でも簡単に参加できます。またマングローブ林の中を進むので、様々な動植物を身近に観察することができるのです。マングローブカヤックの魅力は、そんなところにあります。
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うっそうと茂ったヒルギ林


 

使用するカヤック

ツアー会社にもよりますが、マングローブカヤックではシットオントップと言われる樹脂製の素材でできたカヤックを使う事が多いようです。このカヤックは乗り降りが比較的簡単で、安定性があります。万が一、転覆しても艇上に簡単に戻ることができます。マングローブカヤックではそんなに急なところはありませんが、やはり安心です。
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今回使用したシットオントップカヤック


マングローブカヤックを体験

今回ガイドは宮良川でのマングローブカヤックを行いました。宮良川のヒルギ林は国の天然記念物に指定されています。うっそうと茂ったヒルギ林にシットオントップカヤックで突入です! ヒルギによって迷路のようになっている水路を右に左に進みながらのカヤックする気分は、まさにジャングル探検隊。

カヤックゆえに本当に触れるほど間近に、ヒルギを見ることができます。支柱根や呼吸根といった見慣れない特徴があるヒルギの根。これらの変わった形は、干潟という不安定な場所で生育するため、また土中の酸素が少ないので酸欠防止の為ということで進化した結果との事でした。

植物だけではなく、様々な動物にも会えました。
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支柱根が良く見えます


様々な動物

ガイドが出会った動物は、まずトビハゼでした。カヤックから水面を観察していると、川に面した洞窟で目が光る生き物を見つけました。近付くと、ピョンピョンと飛び跳ねてたくさんの魚が逃げていきます。ミナミトビハゼというハゼの仲間です。

また樹の上で音がしましたが、そこで見つけたのはヤエヤマオオコウモリ! 最初はサルかと思いましたが、れっきとしたコウモリです。サルに見間違えるほど非常に大きく、羽を広げると60センチくらいになるそうです。そのほかにもシオマネキ(カニ)やサンゴの化石など様々な生き物を観察できました。簡単には見つからないかもしれませんが、見たこともない動物を見つけるのはとても興奮します。
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何かをムシャムシャ食べていたヤエヤマオオコウモリ。目が光っています。


最後に注意点!

日焼けをあまりしたくない方は、帽子・日焼け止めが確実です。石垣島は日差しが強いので、曇りでも紫外線は強烈です。また持ち物として、蚊よけスプレーとサングラスは必須です。2~3月でもヤブ蚊がいますので、お忘れ無きように。またサングラスは照り返しを防いでくれます。日が出ていると、水面からの照り返しもあるのでカヤックの上は結構眩しいですよ。
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ガイドです。サングラスは必須ですよ!


マングローブカヤック、一味違った石垣島・フィールドを感じることができます。この宮良川のツアーは流れもないので、体力に自信のない方や初めてカヌーを体験される方にもおすすめです。ぜひトライしてみてください!
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ヒルギの種から芽が出ていました。命は繋がり、廻っています。


協力:フィールドネイチャー石垣島 http://www.fieldnature.com/

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