レディースファッション/定番アイテムの着こなし・選び方

甘さ4:辛さ6が正解。大人のパステルコーデテク

この春のトレンドカラーは断然パステル。顔映りがよく、明るい印象に仕上げてくれるので、大人にこそ取り入れて欲しいカラーなんです! 膨張したり、野暮ったくなるのは避けたい……という方に、今回はオシャレに垢抜けた印象に仕上げるコーデ法などについてお伝えします。

横瀬 真知子

執筆者:横瀬 真知子

レディースファッションガイド

顔映りが良いパステルカラーは大人女子の強い味方

顔周りを優しく明るく見せてくれる効果が◎

明るく華やかなパステル系カラーは、顔周りを優しく明るく見せてくれます。

【Contents/もくじ】
「アイテム選び」は、ニット・小物で手軽に!
大人モテコーデには「甘さ4:辛さ6」の配分が重要
野暮ったさ防止のために注意したい具体的なポイント

今年の2016年のトレンドカラーはパステルブルー&パステルピンク(パントン社発表ではローズクオーツ&セレニティ)と発表したこともあり、パステルカラーが一大トレンドとなっています。顔映りを明るく華やかにしてくれるパワーがあるので、着るとそのハイライト効果に驚くはず。

しかし、一部の大人の女性からは、「入学したての大学生みたいで若作り? 薄い色って太って見えそう? オシャレに着るのは難しい?」……という消極的な声も聞かれますがそれは大間違い。

実は、いくつかのコツを抑えれば簡単にオシャレに着こなせる上、春の出会いのシーズンにぴったりの“好印象”カラーなんです。今回はその着こなし方についてお伝えします。


「アイテム選び」は、ニット・小物で手軽に!

1.素材からも柔らかい印象になるパステルカラーニット
薄手のタートルは春でも活躍間違いなし

薄手のタートルは春でも活躍間違いなし


まず、取り入れるのに一番簡単なのはニット系のトップス。柔らかな素材とカラーのミックス具合が可愛いニットは、パステルの良いところを十分に楽しめるので、まずトライしてみて欲しいアイテムです。

ガウンやロングカーデなど、面積の大きい羽織りもので取り入れるのはとっても今っぽい着方。インナーをモノトーンで合わせたところにラフに羽織るだけで決まります。

2.パステルカラーのストールなどの顔周りの小物
いつものコーデに巻くだけで一気に春らしく今風に

いつものコーデに巻くだけで一気に春らしく今風に


リーズナブルながら効果抜群なのはふんわりした素材のストール。手持ちのアイテムに巻くだけで簡単にイメージが変えられて便利です。春~秋のすこし肌寒い時期でしたら、流行にかかわらず持っていて損はなし。

3.ピンポイントで使える、パステルカラーのヒールやバッグ
コーデに悩まず雰囲気を春らしく変えられるのは小物の良いところ

コーデに悩まず雰囲気を春らしく変えられるのは小物の良いところ

いきなり服で取り入れるのは勇気がいる、という方は靴やバッグで取り入れましょう。いつものコーデに足すだけで良いので通勤などにも取り入れられますし、洋服より登場回数が多くても目立ちにくいので、着まわしやコスパの面でも◎。

パステルカラーは選び方よりも、取り入れるバランスが一番重要。次の項目で詳しくご紹介していきます。


大人モテコーデには「甘さ4:辛さ6」の配分が重要

パステルカラーは野暮ったい、と思われがちななのは、取り入れる分量が多すぎると全体が甘くなり、ぼんやりした印象になるため。

そうならないためには“甘さ4:辛さ6”の配分がキーポイントになります。

つまり、パステルカラーの分量が4割なら、辛めのカラーを6割ぐらい足す。または、甘い感じのデザインが4割なら6割はクール系のデザインのアイテムにする……など、全体のバランスを見るとまとまりやすいんです。

1.締め色のブラックを合わせてみる
パステルカラーのアイテムを買うならまずニットから、が使いやすくてオススメ

パステルカラーのアイテムを買うならまずニットから、が使いやすくてオススメ。

辛口の締め色の代表といえば黒! 甘くなりがちなパステルコーデを即座に辛めに仕上げてくれるので、初めてパステルを着るならまずブラック合わせからスタートするのがオススメ。

デザインも、スリムなパンツやタイトなペンシルスカートなど、Iラインのアイテムはちょっとモードっぽさもプラスされて相性抜群です。

2.カーキと合わせてみる
優しいミントカラーにポップな柄を合わせてカーキで締めて

優しいミントカラーにポップな柄を合わせてカーキで締めて


今っぽいカジュアルなコーデにしたいなら、断然カーキがオススメ。黒よりもナチュラルなカラーなので、グラデーションで見てもつながりやすく、ほどよくにカジュアルダウンしてくれます。

写真では、ミントカラーのスカートにポップなプリントTシャツを合わせてバランスを取りつつ、辛口な印象のミリタリージャケットを羽織って分量を増やしています。

アウターならMA-1ブルゾンなどでもいいですし、もしくはカーキのワイドパンツやガウチョなどのボトムで取り入れてもOK。カーキは、アイテム数も豊富です。

3.ボーダーと合わせてみる
ホワイト×ネイビーのボーダーはどのパステルにも合うオールラウンダー

ホワイト×ネイビーのボーダーはどのパステルにも合うオールラウンダー

どんな人でもクローゼットに必ず一枚は持っているボーダーは、どんなコーデにも合う上、親しみやすい印象に仕上がります。はっきりした柄の印象が、パステルカラーを引き締めてくれるので、バランスが取りやすくなる上、好感度もUPする爽やかな組み合わせです。

写真のコーディネートは、ピンクのフレアスカートに、ボーダーTを合わせました。こんな風に、今年トレンドのスカーフを小さめに巻いてアクセントをつけても可愛い!

 

野暮ったさ防止のために注意したい具体的なポイント

1.もたつきがちなニットは白のフレーム効果を狙って
首元から少しのぞかせるだけで印象が違います

首元から少しのぞかせるだけで印象が違います

ニットをこなれさせるには、インナーとして白Tシャツなどを仕込むのが断然オススメ。首元は詰まり気味の方が今年らしいので、こうすることで適度にカジュアルな印象に仕上がります。

裾から覗いたホワイトがパステルの縁取りをしてくれます

裾から覗いたホワイトがパステルの縁取りをしてくれます

そして裾もチラ見せすることでボトムとの間に境界線が出来、さりげないフレーム効果になり、膨張して見えるのを防いでくれます。これだけでこなれて見えるので、是非取り入れてみてほしい簡単テクニックです。

2.アクセサリーはとにかく「甘さの引き算」を
可愛い<シャープな、モード寄りなデザインがオシャレに仕上げるコツ

可愛い<シャープな、モード寄りなデザインがオシャレに仕上げるコツ

まず、ミセス感が出てしまうパールはNG。揺れるデザインなどフェミニンな印象のものより、シャープな印象のアクセのほうがオシャレに見えます。

たとえば、写真中央下のフープタイプも、写真左の三角形、写真中央上のクロスなどのシャープかつシンプルなデザインなら持っている人も多いのでは? さらに、右のイヤーカフなど、今年っぽいアクセサリーを足すのも垢抜けた印象になります。

3.アイテム自体のデザインが可愛すぎるものは避けて

カラー自体が可愛らしいので甘いデザインはトゥーマッチになりやすいので若作りっぽくなる可能性も大! たとえば、フリルつきニットやティアードスカート、キュートなプリントものなどは避けたほうが無難です。大人が着るならシンプルでスッキリしたデザインのアイテムの方が間違いなく使えます。

毎春定番のパステルカラーも、いくつかのポイントを抑えるだけで一気に今年らしいコーデを楽しめます。この春は是非フレッシュな印象に仕上がるパステルカラーを取り入れてみて下さいね!


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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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