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元祖カスタム!スポーツスターXL1200Cカスタム

フォーティーエイトやセブンティーツー、883アイアンといったハーレーダビッドソンの人気モデルの影に隠れるXL1200Cカスタムですが、実際に乗ってみると他モデルを圧倒するほど攻めた走り方ができるモデルなのです。そんなXL1200Cカスタムでの遊び方に迫ります。

田中 宏亮

執筆者:田中 宏亮

バイクガイド

元祖カスタムスポーツスター

ハーレーダビッドソン スポーツスター XL1200C 1200カスタム

ハーレーダビッドソン スポーツスター XL1200C 1200カスタム


現在のハーレーダビッドソン・スポーツスターファミリーには、XL1200X フォーティーエイト、XL1200V セブンティーツー、XL883N 883アイアンといった華やかなファクトリーカスタムモデルが並んでいますが、"カスタム"の名称を持つこのXL1200Cは、これらファクトリーカスタムモデルの先駆けとしてハーレーが取り入れた元祖カスタムバイクなのです。

1996年にリジッドスポーツモデルとしてデビュー。その後、2004年のラバーマウント化に伴うフルモデルチェンジを経て、現在の前後16インチモデルへと進化した

1996年にリジッドスポーツモデルとしてデビュー。その後、2004年のラバーマウント化に伴うフルモデルチェンジを経て、現在の前後16インチモデルへと進化した


XL1200C(XLH1200C)というモデルが世に登場したのは1996年。今のラバーマウント・スポーツスターの一世代前にあたるリジッドスポーツ(エボスポーツとも)のカスタムバージョンとして生み出されました。特徴的だったのは、メッキで覆われたエンジンやボディまわり、21インチスポークホイール、その他専用パーツを配したオリジナル感です。1999年からはステップ位置がフォワードコントロール化するなど、2010年以前のXL1200Cは、どちらかと言えば現在のXL1200V セブンティーツーに近かったモデルでした。

現行のXL1200Cカスタムは、XL1200X フォーティーエイトを土台にマイナーチェンジしたもの。ファットタイヤを履いた前後16インチの足まわりが特徴的だ

現行のXL1200Cカスタムは、XL1200X フォーティーエイトを土台にマイナーチェンジしたもの。ファットタイヤを履いた前後16インチの足まわりが特徴的だ


2011年以降のXL1200Cは、それまでのイメージを一新。一足先にデビューしていたXL1200X フォーティーエイトをベースに前後16インチ化され、専用のヘッドライトバイザーにハンドルライザー、テールランプなどを備えたモデルとなっています。メッキ仕様のスポークホイールもXL1200C専用ですね。

フォーティーエイトの一歩手前

ハーレーダビッドソン スポーツスター XL1200C 1200カスタム レフトビュー

ハーレーダビッドソン スポーツスター XL1200C 1200カスタム レフトビュー


プルバック型ライザーと組み合わさるハンドルバーにミッドコントロールステップ、そしてポジションの良いダブルシートという組み合わせは、非常にニュートラルなライディングフォームを形成してくれます。加えて、排気量1,201ccエボリューションエンジンに容量17リットルというフューエルタンクも備わっているので、装備が揃えばロングツーリングを存分に楽しめるモデルと言えるでしょう。

ハーレーダビッドソン スポーツスター XL1200C 1200カスタム フロントビュー / リアビュー

ハーレーダビッドソン スポーツスター XL1200C 1200カスタム フロントビュー / リアビュー


フォーティーエイトやセブンティーツーと言ったキャラクターの強いモデルに比べると、やや薄味な印象のXL1200C カスタム。言うなれば、フォーティーエイトの一歩手前といったところでしょうか。フォーティーエイトになりきる前の、オーナーの味つけを待っているおとなしめの愛犬といった印象です。

>> 次ページ 意外なほどスポーティに楽しめるXL1200C!

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