スポーツライター&キャスター松原渓が語るハーレーダビッドソンの魅力
なでしこジャパンをはじめとする女子サッカーや、視覚障害者5人制サッカーのブラインドサッカーなど、さまざまな日本のスポーツシーンを取材するスポーツライター&キャスターの松原渓(まつばら・けい)さん。現在、女子フットサルチーム「南葛シューターズ」でもプレーし、さらにトレッキングやバイシクルなどにも興じるアクティブなキャラクターで知られる女性です。松原渓(まつばら・けい):スポーツライター。福岡生まれ・東京育ち。18歳のときよりグラビアアイドルとして活動をはじめ、女優業などを経て、現在はスポーツライター&キャスターとしてスポーツの世界で活動中。ハーレーダビッドソン FLSTN ソフテイル・デラックス(2015)を所有。現在女性ハーレー乗りのための情報発信サイト『L's HARLEY』にてコラムを連載中。
そんな彼女、ライダーとしての趣味も持っており、乗りこなすのはハーレーダビッドソンのビッグツインモデル。小柄ながら10年以上もハーレーに乗り続けている松原さんに、バイクに乗る楽しさや魅力について伺ってきました。
ハーレーに乗り続けて10年越え!
―― 買っちゃいましたね、FLSTN ソフテイル・デラックス。ずいぶん前から買い替える心は決まっていたそうですが。
松原:ええ、良縁にめぐまれました(笑)。2015年8月に納車されたんですが、いろいろ忙しくてあまり乗れていないんですよ。
―― 松原さんは、ロングツーリングなど遠出の経験は?
松原:一番遠かったのって、『ブルースカイヘブン』(日本で最大級のハーレーイベント)が開催された富士スピードウェイ(静岡)ですね。夜景が好きなので、時間ができたら夜の東京を走ったりしています。
―― せっかくのビッグツインですから、遠出でぜひその性能を味わいましょう。なんなら日本をぐるっと一周する企画もありますから。
松原:誰かがついていてくれたら大丈夫だと思いますが、ひとりだと集中力が持たない気がします(笑)。走っているといろんなことが気になっちゃって、一時間ぐらいで休憩してますから。
―― サッカーをはじめとするスポーツの取材現場にもハーレーで行ったり?
松原:行ってますよ、もちろん晴れていることが前提ですが(笑)。『キャプテン翼』作者の高橋陽一先生が監督を務める女子フットサルチーム「南葛シューターズ」での試合に乗っていくこともあります。
―― チームメイトのタレントさんやファンの方に驚かれません?
松原:驚かれますね! 小柄な私がハーレーに乗って現れると「え? こんな大きなバイクに乗ってるの?」って。
カブ、オフロード……そしてハーレーへ!
―― バイクには、ずっと以前から乗っていたんですか?松原:いちばん初めは16歳のときに買ったホンダ・カブですね。新聞配達のアルバイトをやっていて……。
―― ちょっと待って(笑)。新聞配達のアルバイト?
松原:ええ、高校生になってアルバイトができるようになったとき、「やっぱりバイトと言えば新聞配達でしょ!」って。朝2時に起きて配達所まで行って、学校に行くまで新聞を配っていました。一年半続けましたよ。
―― 朝2時って……。朝というより夜中ですね(笑)。普通自動二輪免許の取得も早かったんですか?
松原:カブを買って、まもなくでした。キッカケは、学校からの帰り道で見かけた女性ライダーの姿に憧れて。小柄な女性がオフロードバイクに乗って颯爽と走る姿を見て「かっこいい! 自分もあんな風になりたい!」って。
―― おお、オフロードバイクですか。
松原:ええ。それで普通自動二輪免許を取って、ヤマハ・セローを買いました。その後、当時流行っていたビッグスクーターに乗り換えたんですが、ギア操作がないオートマチックだと操作しているって感じがしなくて、結局手放しちゃいました(笑)。ハーレーに出会ったのは、その後しばらくしてからですね。
―― たまたま通りがかったハーレーのディーラーに入ったことがキッカケだったとか。
松原:はい、ハーレーダビッドソン渋谷(今は閉店)です。ちょうど当時は舞台のお仕事をしているときで、お稽古まで少し時間があったので渋谷を歩いていたところ、ショールームが目にとまって。「あ、ハーレーだ」って、何気なく立ち寄ったんです。
―― 「ハーレーに乗りたい!」という気持ちは?
松原:まったくありませんでした。ただ、やっぱりハーレーダビッドソンに憧れる気持ちはありましたね。それで店内を見てまわっているうちにどんどん気持ちが傾いてきちゃって……。
―― で、まさかのハーレー購入。
松原:貯金をかき集めて、買っちゃいましたね。あのときは確か……22歳でした! 今思うと、自分の行動力に驚くばかりです(笑)。
―― 確かに、22歳でハーレーライダーってすごいですね(笑)。選ばれたのが、FXDL ダイナ・ローライダーというモデルですね。
松原:ハーレーに乗るなら、「大きなクルーザーでゆったり走りたい」って思っていたんです。でもソフテイルやツーリングモデルは大きすぎて、「ちょっと自分には操れそうにないな」って。そこにこのローライダーがいたんですが、当時はリアタイヤも細くて操りやすく、実際にまたがってみたらポジションがすごく良かったんです。「これなら私でも乗れる!」って思い、ローライダーで即決しちゃいました。
―― そのとき、大型自動二輪免許は?
松原:まだ持っていなかったので、購入後に免許取得に走りました(笑)。
デラックスにひと目惚れ「このコにずっと乗っていたい!」
―― そんなローライダーとの長い付き合いを経て、もうひとつ上のカテゴリーになる人気モデル FLSTN ソフテイル・デラックス(以下デラックス)にこのたび乗り換えられたんですね。松原:昨年(2014年)、関東某所で開催されたハーレーダビッドソンのメディア向け発表会にお招きいただいて、そこでハーレーの最新モデルを片っ端から乗らせていただいたんです。滅多にない機会で楽しみながら乗っていたんですが、そこではまだ乗り換える気はまったくありませんでした。でも、そのなかにあったデラックスに乗ったところ、ポジションやフィーリングがぴったり自分の体にはまったような感覚になって、「このコにずっと乗っていたい!」って想いがとまらなくなっちゃって(笑)。
―― ローライダーを購入されたときと同じ感じですね(笑)。でも、ローライダーのときと違って結構悩まれたとか。
松原:かなり時間をかけて吟味しました。そこは成長した部分でしょうか(笑)。お付き合いのあるハーレーダビッドソン陸友(東京・大田)に下取り価格やデラックスの中古車情報をいただきながら、自分に合った一台に巡り会えるのを待っていました。
―― じっくり待った甲斐がありましたね。
松原:本当に良縁だと思います。今もいろいろとお世話してくださっているハーレーダビッドソン陸友には本当に感謝しています。
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