これからの時期に欠かせないニットのお手入れ術
【CONTENTS】
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【基本のお手入れ方法】ブラッシングで塵と毛玉を予防
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【基本のお手入れ方法】スチームアイロンでニオイも虫も撃退
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【保管の仕方】通気性を保つ為、クリーニングのビニールは外す
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【保管の仕方】ギュウギュウ詰めはせず、防虫剤は一番上にのせる
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【ニットの修理】起きてしまったトラブルは、ニットの修理専門店に相談
肌寒くなってきたこの時期は、ニットが重宝します。ドイツで行われた「Talbot Runhof」のショップパーティにて。(C)Gisela Schober
秋も本格的になってきて、ニットの恋しい季節になりました。これからの時期に欠かせないアイテムですが、同時にお手入れ方法に悩む方も多いはず。今回は、ニットの専門家である「
修理専科ニットの穴」の皆藤さんに聞いた! 知っておきたいニットのお手入れ方法をご紹介します。基本のお手入れ方法はもちろん、保管の方法や、諦めていたニットの修理まで、痒いところに手が届く情報をお届けします!
【基本のお手入れ方法】ブラッシングで塵と毛玉を予防
プロに聞いた! 知っておきたいニットのお手入れ方法
お気に入りのニットはついつい毎日着たくなってしまいがち。ですが、連続して着用することは、ニットを綺麗に長持ちさせるという観点からみると、NGです。毛玉は摩擦で起毛した繊維同士が絡まって起こるものなので、1回着用したら数日休ませるのがベストです。着用後は、豚毛や馬毛の洋服ブラシでブラッシングしてください。そうすることで、ニットに付着した細かいゴミやホコリを取り除け、また絡まった繊維がほぐされて毛玉を防ぐことができます。
【基本のお手入れ方法】スチームアイロンでニオイも虫も撃退
プロに聞いた! 知っておきたいニットのお手入れ方法
何度も何度も洗濯を繰り返すことは、先に説明した毛玉のできる原因と同じ理由でベストではありません。しかし、洗濯を控えると、ニットに付いた汗や食べ物、タバコ等のニオイが気になってくるもの。なんとか洗濯をせずにニオイを軽減させたいのなら、アイロンのスチームを活用してください。蒸気(水)が繊維の中を通って、ニオイを吸着し外に飛ばしてくれます。また、熱が虫の卵も撃退してくれて、一石二鳥です。
次のページでは、ニットの保管方法と修理に関しての情報をお届けします。