やはりエボリューションの人気は高し!
やはり人気が高いのは、1986年から1998年にかけてのエボリューションエンジン仕様のモデル。ツインカムエンジンにはない鼓動とトルク感はハーレーそのもので、エボリューションの後期型の注目度がもっとも高いそう。なぜならば、後期型になれば初期時代の不具合が解消され、故障の心配が少ないからです。この1998年式モデルなどは、狙い打ちで購入を検討している方にとって絶好の存在。
走行距離が1万キロ前後でエンジン以外はフルメンテされているといった“安心して乗り出せる”内容のモデルだと、相場は200万円に届かない程度。それよりも安いようだと、走行距離が長かったり、諸々のメンテナンス前だと思って調べてみてください。
カスタムベースに最適なモデルであることから、中古市場に出回っているタマはかなりカスタムが進んだものもあります。カスタムの内容によっては好き嫌いが分かれるので、カスタム内容と価格についてはご自身でご判断ください。逆に、フルストックモデルが見つかればかなりラッキーだと言えるでしょう。
快適な旅を求める人向きのツインカム96Bモデル
エボリューションよりもパワフルで、不快な振動を押さえるバランサー機能付きのツインカム96Bエンジンモデルは、長距離航続を快適にしてくれるのでツーリング好きの方向けと言えるでしょう。逆に「その鼓動こそがハーレー!」という人と完全に好みが分かれるので、カスタム内容や走行距離を含めた価格帯は上記のエボリューションに関する情報に基づきつつも、快適性という点を含めて中古市場をチェックしてみてください。
ストックのまま走っていてもそのスタイルは周囲にインパクトを与え、休憩時には「ハーレーですか?」と声をかけられること間違いナシの存在感を放つFXSTCソフテイルカスタム。古き良き時代の薫りを漂わせる数少ない伝統モデルのひとつと言えるでしょう。
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[取材協力]
リグニス東京