ハーレーダビッドソン/ハーレーダビッドソンの車種情報

100万円から始めるハーレーライフ(2ページ目)

今や100万円から新車が購入できるようになったハーレーダビッドソン。各モデルとも個性豊かで、当然価格も大きく違ってきます。価格差の意味をご紹介するとともに、好みに合わせた賢いハーレーライフの始め方もご説明しましょう。

田中 宏亮

執筆者:田中 宏亮

バイクガイド

ファクトリーカスタムモデルだからこそのメリット

2015年ハーレーダビッドソン・スポーツスター ラインナップ表

2015年ハーレーダビッドソン・スポーツスター ラインナップ表

現ラインナップで見れば、XL883R、XL883L、XL883Nまでがベースモデルで、1200C以降はファクトリーカスタムモデルという範疇。表で見れば一目瞭然、そのカスタムメニューに見合った価格設定になっていますね。

スポーツスターのなかでもオーソドックスなXL883Rと見比べると、ピーナッツタンクやテールランプ一体型ウインカー、16インチ径のホイール&ファットタイヤと、フォーティーエイトの個性が際立つ

スポーツスターのなかでもオーソドックスなXL883Rと見比べると、ピーナッツタンクやテールランプ一体型ウインカー、16インチ径のホイール&ファットタイヤと、フォーティーエイトの個性が際立つ

最安値であるXL883RとXL1200X フォーティーエイトを見比べると、ディテールの違いはご覧のとおり。価格に目をやると、103万円のXL883Rに対してフォーティーエイトは142万円からと、その差額は約40万円。中古のヤマハSR400が余裕で買える金額ですが、気になるのは、フォーティーエイトのメニューにそれだけの価値があるのか?というところでしょう。

XL883Rとフォーティーエイトの差額は約40万円で、同じ姿にカスタムしようとしても40万円以内では絶対におさまらない。ファクトリーカスタムモデルのメリットは、量産モデルだからこその低価格という点にある

XL883Rとフォーティーエイトの差額は約40万円で、同じ姿にカスタムしようとしても40万円以内では絶対におさまらない。ファクトリーカスタムモデルのメリットは、量産モデルだからこその低価格という点にある

結論から言えば、XL883Rに40万円を上乗せしても、フォーティーエイトの姿にすることは不可能なのです。まず、883ccと1,201ccという排気量の違いがあり、同じ設定(ボアアップ)にするだけで予算オーバー。また、ボアアップせずとも、メニューのうち3項目に着手しただけで40万円ぐらい余裕で達してしまいます。つまり、フォーティーエイトやセブンティーツーといったメーカー量産型のカスタムモデルは、一台ずつカスタムするよりはるかに格安でフルメニューが組まれているので、そのキャラクターに興味を抱いた人から見れば、これほどリーズナブルなバイクはありません。

一方、量産型モデルなので「個性的」というよりは「出来合いモデル」と捉えられます。オリジナリティという表現を用いるには、出来合いではないオンリーワンカスタムでなければ。ハーレーダビッドソンという特別なブランドを手に入れるわけですから、予算以上の価値を手にしたいですよね。

100万円を軸に、どううまくやりくりするかがオンリーワンバイクを手に入れるためのポイント

100万円を軸に、どううまくやりくりするかがオンリーワンバイクを手に入れるためのポイント

何を買うときでもそうですが、最低限の予算である100万円を軸に、どううまくやりくりするかが特別なハーレーを手に入れるためのポイントになります。フォーティーエイト購入を検討しているならば、上限は142万円と見ることができます。それをそのままフォーティーエイトに注ぎ込むか、それとも違う選択肢を模索するか……。

その悩みを解消する方法論を次ページにてご紹介しましょう。

>> 次ページ やりくりの仕方ひとつでフォーティーエイトを超えられる!

  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます