ワインセラー

ワインセラー・ワインクーラーの選び方(2ページ目)

赤ワインの適温は常温と言われるのはヨーロッパでのこと。四季があり温度や湿度が変化する日本では、白ワインだけでなく赤ワインにとっても、一定の温度と湿度を維持できるワインセラー・ワインクーラーはあると便利な家電のひとつです。その選び方について整理してみましょう。

執筆者:戸井田 園子

チェックポイント

■容量
1本用から200本以上入る大型まで、サイズはいろいろ。本体サイズは、ボトルを横にして置くため、本数に関わらず奥行きは600mm前後が大半。あとは、本数が多くなるほど、幅と高さが大きくなっていくというイメージです。設置スペースとの関係もありますが、同時に保存したい本数がどれくらいかを決め、それより少し多めのものを買うのが安心でしょう。

※参考製品
 ・小型タイプ:オークセール +Lounge(6本)
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 ・大型タイプ:フォルスター DUAL (160本)

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■仕組み
ワインセラーには温度・湿度を一定に保つことと、振動が少ないことが求められます。その仕組みは大きく分けて以下の3つがあります。静音性重視、冷却能力重視など、何を優先したいかで選ぶと良いでしょう。

  • ペルチェ式
    半導体「ペルチェ素子」に電流を流すことで熱を調整するタイプ。振動や音がないので、ワインを静かな環境で保存できるのが最大の長所。冷却能力はコンプレッサーより低いため、小型の家庭用に多く採用されています。
 ※参考製品:deviceSTYLE 
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  • アンモニア方式(アプソープションシステム)
    アンモニアが気化するときに周囲の熱を奪う原理を利用し、庫内を冷却しているタイプ。振動や音がないのもメリット。ペルチェ方式より冷却能力は高いが消費電力は高くなります。
 ※参考製品:Dometic Silent Cave
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  • コンプレッサー式
    冷蔵庫と同じ仕組みで、冷却能力が高いため大型のワインセラー向き。庫内温度を一定に保ちやすいので、開閉の多い飲食店などでも大丈夫。ただし、モーター駆動のため振動や音がするのが弱点。
※参考製品:forster japan
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■庫内温度
  • 1温度帯タイプ
    温度帯がひとつのタイプ。赤も白も保存の温度帯は一緒で14~16度が適していますので、保存はひとつの温度帯で問題ありません。少し低い温度で飲む白ワインなどは、氷を入れたワインクーラーで冷やしてから飲むようにすれば良いでしょう。
※参考製品:deviceSTYLE
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  • 2温度帯タイプ
    貯蔵用と冷却用の2温度帯に分かれているタイプ。赤と白それぞれ、飲むのに適した温度で保存したい場合などにも便利です。
※参考製品: Dometic
Dometic|ドメティック ワインセラー(17本)「マ・カーブ D15」 D15【標準設置無料】

 

  • 多温度帯タイプ
    幾つかの温度帯が設定できるタイプ。赤・白・シャンパンなど、複数のワインをそれぞれ適した温度で保存したいならこのタイプですが、家庭用としてはここまでのスペックは必要ないでしょう。
※参考製品:三ツ星貿易 エクセレンス
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  • ヒーター付き
    ワインは冷えすぎると熟成が遅れるとのこと。室内の温度が10度以下になるような寒冷地の場合、ヒーター付きのタイプを検討してください。
※参考製品:deviceSTYLE 
WA-6-S【税込】 デバイスタイル ワインセラー(6本収納) 【右開き】 シルバー Angelshare エンジェルシェア [WA6S]【返品種別A】【送料無料】【RCP】


■扉仕様
扉にガラスがないレギュラータイプは冷却力への影響がないのがメリット。省エネで光の影響も心配ありません。ガラス扉やガラスの窓がある場合は、中が見えるのがメリット。しかし、紫外線カットの2重ガラスが標準ですが、冷却力への影響は多少出てきます。どこに置くのかなど含め、選択しましょう。

■設置スペース
本体を置くスペースの確保はもちろん、背面・左右と上方に放熱スペースの確保が必要になります。設置する場所は、コンロなど熱を発生する場所の側や、直射日光が当たる場所などは避け、風通しの良い場所が最適です。購入の際は、必要な設置スペースをしっかり確認しておきましょう。

■お手入れ
冷蔵庫と違い開閉も少ないですし、ボトル以外を入れるものではないので、汚れもそんなにつかないものです。何ヶ月かに一度、庫内の棚やドアパッキン・フィルター・加湿トレイなど、取扱説明書に従ってお手入れしてください。もっとも心配されるのは、庫内の湿度が高いため、カビが繁殖しやすいこと。ボトルのラベルやコルクにカビ菌が付着していると繁殖してしまうかもしれません。庫内に入れる前に、拭き取るなど対策をすると良いでしょう。

■その他
配送料・搬入・設置の費用がかかるか否かなど、購入時に確認しておきましょう。小型のものであれば自分で設置できますが、大型の場合は設置を依頼するなど、製品により必要性を見極めてください。また、メーカー保証の内容やアフターメンテナンスの体制なども大事です。特に海外メーカーの場合、故障した時の依頼先が国内にあるかなど、確認しておきましょう。

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