オークション終了時間が5分延長!
ネットオークションの中には、自動延長というシステムを取り入れているサイトがあります。これはオークション終了5分前に入札があって価格が上がった場合、自動的に終了時間が5分延長される仕組みです。これを取り入れているのはヤフオク!や楽天オークション。以前「オークションが終わらない?自動延長で白熱しない方法」でも書いたのですが、落札する側からするとけっこう厄介な仕組みといえるかもしれません。一方で、出品者からすれば、なかなか役立つ仕組みなので、今回は出品者の立場から自動延長を見ていきましょう。設定するのは出品者
自動延長が設定されているかどうかは、オークションページで確認できる
設定されているかどうかどこでわかるのかというと、オークションページです。画像のようにしっかりと表記されているんですね。
自動延長はユーザーの「未練」をうまく利用している仕組み
自動延長が出品者にとって最も役立つのはオークション終了間際にユーザー同士が競うときです。一般的に、入札件数が一気に増えて価格が上がっていくことが多いのが終了間際。しかもラストスパートということでかなり熱くなることもあります。そんなときに自動延長が働くと、自分より高値で入札されてしまった方は、「落札できるチャンスかも」と思うわけですね。実は私も経験があるのですが、高値更新されて「ああ、落札できなかった」と思うのですが、やっぱり未練があるわけです。でも、オークションページを見るとなんだか時間が延長されている…。これは落札のチャンスと思って、ついつい入札をしてしまいました。
あくまで出品者側から考えれば、ユーザー同士が競ってくれるのはとてもありがたいことです。思わぬ価格で落札される導線をつくるという意味でも自動延長のシステムはオススメです。
自動延長の効力があるのは競っている場合だけ
出品者にとって自動延長はとても便利なシステムですが、役立つのはユーザー同士が競っているときだけです。なので、そもそも需要が非常に少ない商品とか、やけにスタート価格が高い商品で入札件数が1件で終わるような場合には、自動延長ははたらきません。なので、もし自動延長の強みを活かすのであれば、需要がある商品をスタート価格を抑えて出品するのがベストといえそうです。もちろん、オークション終了までに価格が相場まで上がってしまうと、それ以上入札がないこともあります。ということは、それまでにあまり入札がなく、終了間際にドタバタと入札があるパターンが一番効力を発揮するわけですね。
これを見ぬくポイントとしてはウォッチリストに登録している人の数があります。どのくらいの数なのかというと、商品によっても違うので難しいところ。とはいえ、ウォッチリストに登録している人の数が多いわりには入札件数が少ない、そんな場合にはオークション終了に盛り上がる可能性があるといえそうです。
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