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フリンジで躍動感!70年代ルックの上手な取り入れ方(3ページ目)

この春夏のビッグトレンドが「1970年代ファッションの復活」です。デニムやカフタン、ポンチョなどのアイテムに加え、フリンジやビーズなどのディテールに注目。ヒッピールックをモダンにとらえ直してまとうのが、今季らしい'70s(セブンティーズ)の迎え入れ方です。ミラノ発「エトロ」のランウェイルックをお手本に70年代テイストを着こなしにプラスして。

宮田 理江

執筆者:宮田 理江

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フリンジバッグ


ETRO

ETRO 2015年春夏ミラノコレクション


ETRO

ETRO 2015年春夏ミラノコレクション



フリンジを配した服は手強いと感じてしまう人は、フリンジを垂らしたバッグを試してみましょう。体の脇あたりでフリンジが揺れるので、程よく視線を引き込んでくれそう。割とプレーンな装いにフリンジバッグを取り入れるだけで、今年らしい70年代テイストが加わります。今季のフリンジは「どっさり&長め」が新傾向だから、ボリュームにおじけないで大胆にフリンジを跳ね躍らせてみて。

フリンジはトップスの裾やパンツの両サイドなどにあしらうことが多いのですが、'70sリバイバルの今はさらに様々なポジションに生かされています。たとえば、ベルトから垂らしたり、靴で躍らせたり。トップスの肩やブレスレットの端にあしらう例も現れています。肩掛けバッグから垂らせば、縦落ち感がアップ。ストラップを長めに調節すると、さらに効果を強められます。レザーもヒッピーが好んだ素材。フリンジで用いる以外に、ビーズやきらめきマテリアルとミックスしてアクセサリーとして迎えると、リッチ感が備わります。

「エトロ」は創業者のジンモ・エトロ氏が1968年、ミラノで興したテキスタイルメーカーが原点。曲線的な植物モチーフが描かれたカシミール模様(いわゆるペイズリー柄)をよみがえらせ、ペイズリー柄は今もブランドのアイコン的な存在として知られています。19世紀後半に姿を消していたカシミール模様は「エトロ」の手で復活したのです。ミラノコレクションで発表される作品は華やかな色彩やエレガントなテイスト、そして確かなクラフツマンシップで高い評価を得ています。ウィメンズは創業者の末娘ヴェロニカ・エトロ氏がクリエイティブディレクターを務めています。

70年代テイストはヒッピーのイメージが強いせいもあって、トライしにくいと思う人もいそうですが、フリンジは分量やポジションを工夫すれば、割と手軽に取り入れやすいディテール。装いが淡泊になっていく夏場に向けても、着姿にアクティブ感を添えてもらえるから、使いでがあります。「エトロ」のランウェイルックをお手本にこの夏はフリンジを着こなしにプラスしてみてくださいね。

【画像協力】
ETRO
http://www.etro.com/

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