喜ばれたいのに喜ばれない。もらってがっかりカジュアルギフト
ハートをモチーフにした新しいカードデザインは贈り手の「気持ち」も届くようにとの願いが込められている
アメリカン・エキスプレス・インターナショナル Inc. が2015年1月に行った「カジュアルギフト」(※)に関する調査では、もらって困ったそんなエピソードが寄せられています。
※調査方法:インターネット調査/対象者:東京都もしくは大阪府在住の有識者でカジュアルギフトに関心のある20代~40代の男女/有効回答数:400/実施期間2015年1月16日(金)~2015年1月18日(日)
・「誕生日に同僚からバスソープをもらいましたが、変な匂いで嫌だった」(男性30代)
・「彼氏からクリスマスにメダカを2匹もらった。飼育するのが大変だった」(女性20代)
・「長ーいロウソク。何でこのような物を私に贈ったのか意味が分からない」(女性40代)
贈る側もこんなリアクションを想定してはいなかったでしょう。
カジュアルギフトの成功のカギは?
では、相手を失望させないためには、どういったものを選べばいいのでしょうか?同アンケートの結果を元に探ってみると、贈る側と贈られる側との間に生じるギャップを読み取ることができます。カジュアルギフトを贈る側は、「食べ物・飲み物」(72.5%)、「花」(53.0%)、「雑貨・インテリア関連の商品」(48.4%)など、相手の好みを重視して贈っているのに対し、相手がもらいたいものは、「食べ物・飲み物」(52.7%)「ギフト券」(49.9%)「ギフトカード」(33.9%)と便利で実用的なものとなっています。このことから、自分が贈りたいものより相手が欲しいものを意識して選ぶことが大切と言えそうです。
カジュアルギフトとして贈ったことがあるもの
1 食べ物・飲み物 72.5%
2 花 53.0%
3 雑貨・インテリア関連の商品 48.4%
2015年にもらいたいカジュアルギフト
1 食べ物・飲み物 52.7%
2 ギフト券 49.9%
3 ギフトカード 33.9%
今後成長が期待される「ギフトカード」
そんな時におすすめできるのがどんな商品にも交換できる「金券」、つまり、ギフト券やギフトカードです。特に「もらいたいカジュアルギフト」で3位にランキングした「ギフトカード」に注目してみましょう。ギフトカードとは、用途がはっきりとした贈答用のプリペイドカードのこと。ギフト券に比べてプラスチック製ですから頑丈でクレジットカードと一緒に財布の中に入れて運べる利点があります。アメリカでは、クリスマスや誕生日には欠かせない商品で、10兆円を超すほどの巨大市場を築いています。このところ日本でも、コンビニや総合スーパーなどでギフトカードをぶら下げた“ギフトモール”を目にする機会が増えています。日本では音楽やゲーム、アプリケーションのダウンロード、コンテンツの購入、ネットショッピングなど、ネットで利用できるサービスを中心に展開されていますが、今後はアメリカのように普通のお店で買い物できて、クリスマスや誕生日用の贈答品になるものも増えていくと期待されています。
「アメリカン・エキスプレス×40,000店」。拡大する販売チャネル
そんな中、2015年2月に販売を拡大したのがアメリカン・エキスプレス発行の「百貨店ギフトカード」です。今まで百貨店に出向かなければ購入できなかった「百貨店ギフトカード」の販路を拡大し、全国約4万店あるセブン-イレブン、ローソン、ファミリーマートで販売が開始されました。取扱い券種はカジュアルギフトにぴったりの、1000 円、3000円、5000円、1万円。贈る側は忙しい時でも近所のコンビニで手軽に購入でき、贈られた側は幅広い百貨店の商品から選ぶ楽しみを味わうことができます。
記念日のプレゼント
恩師や知人への心づけ
お餞別
従業員への報償品
イベントの際の贈り物
など、カジュアルギフトを贈るシーンはいろいろ。選択肢の一つにギフトカードを加えれば、贈ることがもっと楽しくなりそうです。