Ruby/Rubyの基礎知識

minitestを使ったコードのテスト方法とTDD(テスト駆動開発)(2ページ目)

前回のRSpecに続き、minitestを使ったコードのテスト方法を解説します。また、TDD(テスト駆動開発)という開発手法を簡単に紹介します。

橋本 拓也

執筆者:橋本 拓也

Rubyガイド

assertとrefute

前のページで使用したassert_equal以外にさまざまなメソッドが用意されています。以下に一部を列挙します。

assert系メソッドは「予期した結果になる」テストケースを作成するものでしたが、逆に「◯◯にならないこと」をテスト成功条件とする、refute系メソッドもあります。似たようなrefute例を書いてみましょう。

spec記法

minitestは、RSpec(のような)記法もサポートしています。

Class: MiniTest::Spec (Ruby 2.0.0)

どこかで見たことのある書式です。テスト対象オブジェクトをレシーバにmust_equalメソッドを実行していますが、実は中ではassert_equalを呼んでいるだけで、最後の例のようにspec記法で書きつつマッチャーだけassertを使うことも出来ます。

Module: MiniTest::Expectations (Ruby 2.0.0)

上のドキュメントを眺めると、assert_系はmust_に、refute_系はwont_に対応していることがわかります。好みの記法を使い分けられるのも、minitestの良い所です。

それでは、次のページでminitestを使ったTDDの流れについて簡単に説明します。

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