PC周辺機器/ハードディスクの選び方

今、最適なリムーバブルメディア最前線(2015年)(3ページ目)

データを保存して携帯できる媒体(リムーバブルメディア)で最適なものは何か。データのバックアップや持ち運びなど、メディアの優劣をまとめてみた。

大島 克彦

執筆者:大島 克彦

デスクトップパソコンガイド


外付けHDD

外付けHDDもかなり古くからあるバックアップメディアの一種だが、USB2.0の登場でパソコンへの接続が簡単になったことで、急速に普及した。WindowsもMacOSも、自動バックアップ機能を搭載するようになっているが、この機能に最適なメディアは外付けHDDである。

3.5インチサイズのHDDを使用した製品は、おおむね1TB~3TBの大容量で、高速なUSB3.0に対応した製品も普及し始めた。持ち運びには、2.5インチサイズの小型HDDを搭載したポータブルタイプが便利だ。こちらはやや容量が小さく、500GB~1TBが標準的。カラーリングや機体デザインにすぐれた製品もあり、持ち運んでも楽しめる。

USBメモリと同様、ケーブルを抜く際は「ハードウェアの取り外し」を行うことを忘れずに。

ここが○
  • 高速で大容量
  • 自動バックアップに最適
ここが×
  • 落下などで破損する可能性が高い
  • 持ち運ぶにはやや大きい
外付けHDD

大容量、高速転送にメリットのあるHDD



外付けSSD

形状はポータブルタイプの外付けHDDとほぼ同じだが、HDDの代わりにSSD(フラッシュメモリ)を搭載している。

実質上は「サイズの大きなUSBメモリ」だが、コントローラの性能が高いため、データ読み書きの性能はUSBメモリより上で、64~256GBの製品がある。外付けHDDと異なり、衝撃に強いというメリットがある。

逆に、容量に比して価格が高いのが難点だ。128GBの外付けSSDは1万円以上するが、ポータブル外付けHDDなら1TBの製品を買ってもおつりが来る。

ここが○
  • 非常に高速
  • 衝撃に強い
ここが×
  • 容量あたりのコストが高い
リムーバブルメディアの将来は…

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