外付けHDD
外付けHDDもかなり古くからあるバックアップメディアの一種だが、USB2.0の登場でパソコンへの接続が簡単になったことで、急速に普及した。WindowsもMacOSも、自動バックアップ機能を搭載するようになっているが、この機能に最適なメディアは外付けHDDである。3.5インチサイズのHDDを使用した製品は、おおむね1TB~3TBの大容量で、高速なUSB3.0に対応した製品も普及し始めた。持ち運びには、2.5インチサイズの小型HDDを搭載したポータブルタイプが便利だ。こちらはやや容量が小さく、500GB~1TBが標準的。カラーリングや機体デザインにすぐれた製品もあり、持ち運んでも楽しめる。
USBメモリと同様、ケーブルを抜く際は「ハードウェアの取り外し」を行うことを忘れずに。
ここが○
- 高速で大容量
- 自動バックアップに最適
- 落下などで破損する可能性が高い
- 持ち運ぶにはやや大きい
大容量、高速転送にメリットのあるHDD
外付けSSD
形状はポータブルタイプの外付けHDDとほぼ同じだが、HDDの代わりにSSD(フラッシュメモリ)を搭載している。実質上は「サイズの大きなUSBメモリ」だが、コントローラの性能が高いため、データ読み書きの性能はUSBメモリより上で、64~256GBの製品がある。外付けHDDと異なり、衝撃に強いというメリットがある。
逆に、容量に比して価格が高いのが難点だ。128GBの外付けSSDは1万円以上するが、ポータブル外付けHDDなら1TBの製品を買ってもおつりが来る。
ここが○
- 非常に高速
- 衝撃に強い
- 容量あたりのコストが高い