江戸後期の古民家移築
旧田中家住宅はもともと板橋区徳丸にあったものを東京都板橋区立の郷土資料館の敷地内に移築したもので、現在、一般公開されています。はっきりした年代は不明なものの江戸時代後期に建築されたと推定されるそうです。以前、建っていた場所は、前谷津川という川を南に見下ろす傾斜地。日当たりがよく、川に近い場所なので、農作業に便利なうえ、住環境としても適した地域でした。現在、前谷津川は緑道になっています。
2010年1月、約3カ月をかけて屋根の茅の葺き替え工事をしたそうです
写真の奥が10畳のザシキ(奥座敷)、手前が12畳半のデイ(表座敷)。見学当日は、端午の節句にちなんで人形が飾ってありました
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